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見慣れた景色?

12月29日 金曜日

もうすぐ大晦日ですね。

去年の大晦日を思い出せないほどの暖かさで、
年末感のない年末。
寒いのは苦手なので、私にとっては過ごしやすくて嬉しい☺️

久しぶりに地元の友達と遊んだこの日。

1つ年下の、お洒落でキュートな女の子。
1月に成人式を迎えるので、ささやかなプレゼントに花を贈ることにしました。

花を買うために向かったのは
富山市西四十物町にある「ANORM」

まちの中の、ビルの一角にあるお花屋さん。
緑の葉に覆われて、絵本のなかから出てきたかのような佇まい。

その世界観に、思わず引き込まれるようにお店のドアを開けました。

お店に入ると、お花の香りがふわりと。

むき出しの空間にオレンジの照明が灯る店内で、花たちは、しなやかに、華やかに存在感を放っていました。

きっと、店主さんの丁寧な気持ちと愛情をぞんぶんに受けているんだろうなあ〜と、お店のすみずみから感じました。

看板わんこちゃんも人懐っこくてかわいかった、、🥺

初めて訪れたお店だったけれど、一瞬でだいすきになった。
いつか自分用のお花も買いに行きたいな。

お店を出たあと、買った花を片手に、待ち合わせ場所の富山駅まで歩くことに。

待ち合わせの時間までちょっと余裕があったので、知らない細路を通ってみたりもしました☺︎
(知らないお店、知らなかったまちの風景を発掘できるからだいすき)

わくわくしながら歩くこと約10分。
見慣れた景色の城址公園辺りまで来たところで、私はふと持っていた花をまじまじと見てみました。

花束って、たいてい、花の部分が気になるのだろうけど、わたしは、ちょっと湾曲した茎がどうしても愛おしく感じました。
いつもは見過ごしていた茎の部分が、2輪のささやかな花束の主役のように思えて。

きっと、お花屋さんのお店の佇まいや、お店のすみずみから感じた店主さんの花への愛情が、わたしにそう感じさせてくれたのだろうけど、

ここでわたしは、はっとしました。

見慣れた日常の景色も、いつもとちょっと違う角度で焦点を当ててみたり、その景色のなかにある人たちを想像して、その景色が出来るまでのことに想いを馳せてみたりすると、
きっと誰にとっても素敵な景色になるに違いないのだと。

そう気づいてから、私はすぐにカメラを構えて、1枚、2枚、3枚と写真を撮りました。

私にとって、本当になんでもなかった、見慣れた景色です。

だけど、あそこに建っているビルだって、誰かが造ったからそこにあって、

昔からあるに違いない川は、変わりゆくまちの景色を水面に映し続けている。

今見ている景色は、まちを歩く人々も、その瞬間だけのもの。

そう気づくと、見慣れた景色が、ごく普通だと思っていた景色が、とても特別に思えました。


あとはやっぱり、富山がだいすきな私にとって

富山にしかない景色っていうことに気づけたのがうれしかった(今さらだけど、大事なことだった)


“small good things”

友達と一緒に行ったカフェのコンセプトの一部分。

この日、2輪の花束が気づかせてくれた見慣れた景色のときめきは、まさに“small good things”でした。

日常の景色に紛れる「小さな良いこと」をたくさん見つけられる人になりたいな。

そしたら、私にとって富山がもっとときめくまちになるかも。

幸せな発見だったな!☺︎


よいお年を〜〜!

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