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声優の業界用語って?その1

短いスパンでの更新が厳しくなってきた今日この頃。。。やっとかけそうな話題を思いつきつつも、声優業界って縛ると殆どない気がしないでもないんですが、、、えー思いついたものをこちらでご紹介してみようかと思います!!

今回は業界用語についてだぁぁあああ

●映りの仕事
姿形をカメラ前に晒す仕事をこう言ったりしますね。

●顔出し
これも上と同様です。なんせ我々の現場といえば声のお仕事が主なので、こんな風に区別して言ったりすることがあります。

●リハV
アニメと吹き替えは必ず映像があります。それを事前に貰ってリハーサルするんですが、その時の映像はリハVと呼んでいます。リハーサルVTR。あ、ナレーションでもリハVあるやつはあるか!

●通し見
逆にリハVを貰えない現場では"通し見"といって、収録当日皆んなで映像を最初から見て、その場で映像を確認してから収録します。通し見を何回かして、テストからの本番。
プロって凄いでしょ?ここまでの鍛錬の積み重ねがあるから、こんなとんでもないことが出来ちゃうんです。当たり前に出来るわけでも簡単に出来るわけでもないんです。

●朝10
コロナ禍で分散収録が主となり収録時間がバラバラになったので、もしかしたら最近デビューした方は知らないかもしれませんが。。。
アニメ・吹き替えの収録は基本的に1日を2分割していました。その区切りが10時〜15時、16時〜21時。そのため10時〜のものを朝10と言っていたんですね。読み方は"アサジュウ"!
収録ジャンル問わず10時開始だったら朝10っていうけど、アニメとかの収録を例に出したほうが分かりやすいかなっていう親心だったけど分かりにくい?え、そんなことない??

●外画
吹き替え作品を外画と言います。

●ボイスオーバー
原音が後ろにうっすらと聞こえている状態で、上に日本語を被せる作品。

●動画
アニメのことなんですが、私にも馴染みがない。。。未熟者でございますッッ

●耳
我々の現場では原音や先に録った人の声、またはナレーションのVTRを流しながら収録したりすることがあるんです。その際レシーバーからそれらの音を聴きながらやることがあるんですね。
なので現場で「耳のチェックお願いします」と言われたら、それらの音がちゃんと聞こえるかの確認をするわけです。
「耳来てますか」とか、「耳が急に来なくなって」などブースの中と外で確認し合って収録しております。

●スケジュール問い合わせ
これは芸能界全体だったりするのかなぁ。
事務所所属者は基本的に自分のスケジュールを全部事務所に預けている形になってます。なので、別の用事がありそうな日にはあらかじめスケジュールを事務所に確認して、まだ何も入っていなければ"問い合わせ"を入れておきます。もしそこに仕事が入りそうになったら事務所から「○日の✖️時から☆という仕事の相談が入りましたが、どうしましょうか?」と連絡を貰えるんですね。
"問い合わせ"を入れてなければキープが入るという仕組み。

●スケジュールNG
これもスケジュール関連。"問い合わせ"を入れたら事務所から確認の連絡が入りますが、"NG"を入れたところはスケジュールが埋まっているので「お仕事出来ません」という宣言になります。
新人の頃はスケジュールを全開放しているほうが仕事のチャンスを逃しにくいかなとは思いますが、今の時代は自分の判断で申告してもいいのかなとも思います。んーどうだろ?どうですかね??

●キープ
お仕事のスケジュールをクライアントが「一旦確保させてくださいね」という状況。なのでキープがいつの間にか入っていたり、はたまた突然無くなっちゃうことがあるんです。予定は未定ってやつですね。「あれ、ここキープ入ってたのに。。。」という思いは全声優がしょっちゅう抱えているのですよ。悲しみ……

●バラし
というわけで、上のようにスケジュールが白紙になってしまうことを"バラし"と言います。書き方の正解は分からないですが、由来はなんなんだろうか……『舞台のセットを片付けて真っさらな状態に戻してしまう様子から』とか?今勝手に私が作った物語だけど、あながち間違ってない気がしますね。

まずはこんな感じ!!!声優業界だけじゃない気がしないでもないが、業界の様子がこの用語からも何となく見えたんじゃないでしょうか。


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