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声優の宣材写真って?

皆さま"宣材写真"って言葉をご存知ですか?

"宣材写真"とは宣伝材料写真の略称です。養成所の募集でも本人写真を提出するかと思うんですが、プロになってからはプロモーションの際にも使うのでとっても大事なんですよね。

声優だから声だけじゃダメなの?なんて思う方もいるかもしれませんが、今や声優業界もイベントに出たりテレビのトーク番組に出たりと姿形が表に出ることが増えてきているため、宣材写真の重要度は昔より高まっていると考えたほうがよいかと思います!

では声優にとってベストな宣材写真ってなんだ?ということなんですが、狙っている方向性にもよるので色々と吟味が必要なんですよね。

ただ、昔教えてもらった宣材写真の考え方で誰にでも当てはまることがありまして。これは宣材写真に悩んでいる方々に共有したい!!

それは「本人の方がいい」写真は要再検討ということ。

本人とかけ離れている盛り盛りのフォトショ加工入れまくりなんていう写真は勿論イカンですが、あくまでも"宣伝材料"なので本物に会いたいと思ってもらう為に魅力が伝わりやすい写真がいいんですね。

会ってもらうところまでいくのも一苦労の業界。なので「写真は控えめに」とか言ってる場合じゃないんです!!写真はやはり魅力全開で作って頂きたい。ようやく直接対面まで漕ぎつけたけれど「本人の方が素敵だね」なんて感想を言われたら、宣材写真においては残念ながら作戦失敗と受け止めたほうがいいかもしれません。

では自分がどうすれば魅力的に写るか。これにはやはり研究が必要です。

コツとしては、色々な事務所のHPを見ること。先輩たちの宣材写真で素敵だなと思うものを見つけて下さい。その際自分の理想の姿をピックアップするのではなく、自分に雰囲気が似てる方で素敵な写真を探してみることをお勧めします。理想を追い求めると今の自分とかけ離れた姿になってしまい、結局「本人の方が素敵」な写真の罠にハマってしまいます。

こんな感じかな?と案が固まってきたら、一度試し撮りとしてセルフフォトスタジオで撮影してみてもいいかもしれません。友達と一緒に行って意見を言い合いながら撮影なんてのもアリですね。モノクロのセルフフォトスタジオが多いようですが、流石にそれだとリハーサルにはならないのでカラーで撮影出来るところをお勧めします。

自分で具体的に写真のイメージが湧いてきたら、あとはプロのカメラマンの元へレッツゴー。「どんな感じにしますか?」と聞かれた時に答えられない自分はサヨナラ〜です。

ちなみに私の話をすると、この宣材写真を撮影する際に伝えたことは「笑顔でなくてもいい」「可愛さは求めてない」「強さやかっこよさを感じさせたい」等々。←クセツヨで参考にはならないかもw

スタジオ撮影と屋外撮影をしまして、奇跡の一枚なんて言葉をよく聞きますが有り難いことに素敵な写真を撮って頂きました。

とはいえこの写真も6年前くらいだし、最近の自分はこの頃と変わってきたかなぁなんて思い始めてますので、そのうちこの宣材写真も変えるかも。今からまた作戦を色々練ろうっと。

世間的なカッコいいとか可愛いとかじゃなくて、今のアナタの魅力が最大級に感じられる素敵な宣材写真を撮影出来るように、自分のいいところ探しを普段からやっておくのもいいかもしれません!

素敵な写真が撮れますように、願いを込めて。

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