最大完了時間を最小化するジョブショップスケジューリング問題のベンチマーク
最大完了時間を最小化するジョブショップスケジューリング問題についてです.
ベンチマーク問題がないか探したところ,次のサイトにあるにはあったが,15×15問題や20×20問題と比較的大きな問題を対象としている.
10×10問題などを探すと,GitHubに次のサイトを見つけた.
instancesのフォルダー中身のabz5を見ると,
となっている.
のベンチマークと考えられる.5行目の"10 10"は,10×10問題の意味.6行目
は,Job1に関して,(機械,処理時間)のデータセットが10機械分ならんでいる.つまり,Job1における機械0~機械9までの処理順は,
4→8→6→5→1→2→9→7→0→3
で,先頭の"4 88"は,機械4での処理時間は88という意味である.以下,同じように,Job10まで続く.
一方,最初に紹介したサイトのベンチマークでは,機械の番号は1から振られていた.
確認のため,最初に紹介したサイトのベンチマークにおける15×15問題とGitHubの15×15問題「ta01」を比較すると,同じ内容であることがわかる.ただし,前者は機械の番号付けが1から,後者は0から,という違いがある.
また,ある論文には,GitHubのサイトが次のように引用されている.
GitHubのトップページには,instances.jsonのファイルがあり,中身をみると,次のようになっている.
[
{
"name" : "abz5",
"jobs" : 10,
"machines" : 10,
"optimum" : 1234,
"path" : "instances/abz5"
},
{
"name" : "abz6",
"jobs" : 10,
"machines" : 10,
"optimum" : 943,
"path" : "instances/abz6"
},
instaces.jsonのファイルの中身を見て,どのベンチマークにするかを選べばよい.
2022年度の4回生が以下のようにまとめてくれました.
mは製品数,nが機械数です.
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