本「1分で話せ」/伊藤 羊一/人に説明するのが苦手な人向け

本の内容のメモです。

伝えるための基本

聞き手を”どういう状態にもっていきたいか”を考えること
それを実行するために、何を伝えればいいか”逆算”で考える

ロジックを作る

主張-根拠①、根拠②、根拠③
※”根拠”だから、”主張”である

・結論を出す方法
 ※結論は、相手に動いてほしい方向を表したもの
 自らに問う。「だから何?」「本当か?」
 例)これは売れます。だからやりましょう!
   企画を通す場合は、「こういう企画です」が結論ではない。
   「これは売れます」が結論
・根拠は3つ
・いらない言葉を削る

相手を迷子にさせない

・図を使う
・中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない

1分間でその気になってもらう

・聞き手にイメージを描いてもらう。
 ⇒ビジュアルをみせる、具体例を示す(例えば、想像してください)

・3段のピラミッド
 結論-根拠①~③-事実①~⑥
 ※事実(具体例)は、根拠1つに対して、1か2つ。

 例)
 吉野家が好きです。
 まず、早い。座ったかどうかのタイミングで牛丼が出てくる。
 次に安い。いまどきどこでたべてもたいてい500円はかかる。
 最後にうまい。想像してみてください。お腹がすいたときに、
 牛丼をかきこんだことを。
 だから、ぼくは、吉野家が好きです。

1分で動いてもらう

①視線 :聞き手を見る
②手振り:動きをつける
③声  :相手に対話するように話しかける
④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く間をとる
⑤俯瞰で見ながら話す(自分を外から見て相手に伝わるように話しているか)
⑥根回し、アフターフォロー

伝え方のパターン

・SDS(summaryまとめ⇒detail詳細⇒summaryまとめ)
・PREP(Point主張⇒Reason根拠⇒Example例示⇒Point主張)
・PCFS(Problem問題⇒Change変化⇒Solution解決策⇒Future未来)
※人に動いてもらうには、ロジックだけでなく思いが必要。
※時間を惜しまず準備する。

--------実践編--------

会議

結論(ポジション)を決めて、それを補完するピラミッド作る
※理由3つ、具体例1つ

プレゼン

・声を大きく(一番奥の人に声を届ける意識)
・自分の思いを言葉に乗せる
・練習する(練習でしか、伝える力は上達しない)
 誰かに聞いてもらうor録音して聞くor聞き手の立場で伝わるか検証

上司への提案

自分のピラミッドを作って話す、上司の意見を聞きながら、
上司の意見のピラミッドを頭の中で作る。
そして、お互いのピラミッドをすり合わせて、第三の案を作る。

取引先との商談

営業の仕事は自分の会社のサービスを売り込むことではない。
相手の課題を解決することが本当の仕事。
①取引先の役に立つことだけを追求する。
 ※自分たちの商売にならない話もどんどんやる
②信頼が得られる
③結果として、取引が拡大

★仕事が会社にとどまらなくなったので、
 信頼を得ることは自社の仕事以外にもつながりそう。

ファシリテーション

・発散⇒収束を意識する。
・主張と根拠のピラミッドを参加者の発言によって
 つくりあげる作業をリードする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?