Twitter小話2

今日の小石川は『星拾い屋』です。髪は浅葱色。瞳は夕焼け色。にこやかな性格で、独楽を使用します。仲がいいのは『妖書屋』、悪いのは『奪い屋』。追加要素は『翼』です。
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星が落ちたという噂の山に別け入り、キソは独楽を取り出した。星拾いはそれぞれに導具を使う。キソが革紐から放った独楽は星が埋まっている場所まで導いてくれるのだ。時折は紐で打ちながら人の都合など気にしない独楽を追うのは大変だが、星が手に入れば儲かる。空から落ちた星には地上では珍しい金属等が含まれていて錬金術師に高く売れる。「もう?」独楽が回転はしても移動しなくなりキソは鑪を踏んだ。日が暮れるまで追うこともあるのに今日は幸運だ。しかも幾らも掘らないうちに星が見えた。しかし持ち上げてその重さにキソが首を傾げると星が割れた。首を伸ばし翼を広げたそれは竜だった。

*続きません


小石川はゆりかごで眠り己を呪う
#意味わからんお題から作品作れったー #shindanmaker
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魔王は柔らかな白い布に包まれて揺籃の中で歯噛みする思いだったが、口からはあぶあぶと情けない音しか出ない。人間に転生してみると赤子はあまりにも無力であと何年待てば良いのか苛立たしい。それで泣くと揺籃が揺らされる。食欲と眠気が交互にやってきて、優しい手がそれを満たすと、来るべき時のために隠してある魔力が削られる気がする。人間には確かに不思議な力がある。だからこそ人間だけが神を倒せるのだろう。この秘密を聞いた時には疑う気持ちもあったが時を待つのだ。しかし腹が減る。泣く。甘やかな液体が口中を、腹を、心を満たす。神を倒す。人間に。誰に聞いた?仄白く思考が霞む。


今日の小石川さんには『名前、なんていうの?』という10字のお題を使って漫画または小説を描いて/書いてほしいです。
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「うわぁ、化物!」動けない私にそれが近づく。そして…「化物とか雑だなー。ちゃんと名前で呼んでよ」軽い調子につい「名前、なんていうの?」と聞くと「当ててみて」と返り苛つく。「タコラフレシア」「見た目じゃん。安直」「鬼六」「鬼違うし」「意外とジェーン」「真面目にやれ」夜が明けそうだ。


小石川さんには『天使に愛された人間は』という10字のお題を使って漫画または小説を描いて/書いてほしいです。
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天使に愛された人間は羽が生えてくる。とはいうものの天使は愛が生き物の形になったような存在である。その愛から逃れるのは難しい。どこにいても愛される。お陰で人間は誰でも体のどこかに羽が生えている。私など尾てい骨の辺りから羽が生えて、まるで尻尾だ。


今日の三つのお題
・役者
・双子座
・パラレルワールド
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「双子座」と看板のかかったテントに入るとすぐに劇が始まった。左と右で同じ顔の人が同じ様な行動をして、けれど時々異なる展開をする。名前通りに双子が演じているのか、役者がメイクと演技で似て見せるのか、どちらにしろ面白い。幕が下りて、さてと立つ。私の隣の席の人が同じ動きで立ち上がった。