Twitter小話5

小石川さんは傘を貰いました。
#物もらったー #shindanmaker
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「うわ、雨降ってる」「じゃあ、この新作をあげる」渡された傘を開いて歩きだすと、すぐに内側のどこからか飴玉が降ってきた。どこが新作だと手を伸ばすと、受け止めようとした飴玉にこれもどこからか出てきた小鬼が飛びつき私のポケットへと運ぶ。「ね?改良版」私はまた実験台か。


小石川は夢を具現化し世界を知る
#意味わからんお題から作品作れったー #shindanmaker
https://t.co/ScAXvqOFTx

目覚めると私はすぐに目を閉じ見ていた夢をなぞった。大丈夫、覚えている。少し広いバス通り、電柱、マンホール、それぞれを思い浮かべる。集中する。目を開く。私の掌に夢で見た景色が浮かんでいる。それをゆっくりと寝台の下へ降ろす。以前の夢の欠片とカチリと繋がる。拡がる見知らぬ懐かしい世界。


小石川は「ドラゴン」・「柔らかな日差し」を使って創作をしろッッッ!!!
#書けッッッ #shindanmaker
https://t.co/jeurWjONGG

この国はドラゴンに抱かれていると言われている。様々な害なすものから守ってくれていて、中でも苛烈な陽光をその羽で遮り柔らかくしてくれている。それを信じ日々感謝の祈りを捧げる人がほとんどだが、巨大な姿は見えないも同じで信じない者もいる。ともかく、稀に国から出て行く者は戻ってこない。
私は空を見上げる。記憶にある限り変わらぬ空はドラゴンの羽なのか確かめようがない。雨の降るのは不思議だが、ドラゴンの羽と家の屋根を同じに考えることはできない。ただ人の身を傷つけるという苛烈な陽光を直接に受けているドラゴンは苦しくはないのか。疑問を口に出すと空が「生意気な」と笑った。


今日の小石川は「異世界ファンタジー」・「星の見える夜」を使って創作をしろッッッ!!!
#書けッッッ #shindanmaker
https://t.co/jeurWjONGG

「うわ、こんなに星が」夜の田圃道に連れ出した甥っ子は空を仰ぎ体を震わせた。「こんな景色なら、狐が化けても当たり前って感じするね」「どこだって当たり前だよ。私達はファンタジーじゃない」「うん」少し自信を取り戻した都会っ狐に私は目を細めた。都会に出た私が自信を失くす前の話だ。

今日の小石川のお題は『間抜けな顔』です。
#1ページお題ったー #shindanmaker
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自動人形を自分そっくりに造ったのは面倒な会合に出席させたりと目論見があったからなのだが、私の才能故に出来が良過ぎた。「お前が人形だ」「人形はお前だ」同じ顔で向き合い同じ話をしている。仕方ない、動力を止めよう。胸を開いてポンプを止める。動きを止めた顔は間抜けに青い。胸は赤い。