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なんだかんだ言っても夏の野外フェスっていいよねって話(TIF2024)

というわけでタイトルの通りTOKYO IDOL FESTIVAL 2024 (TIF2024) 行ってきました。
TIFに初めて参加したのが2019年で、その後はコロナ禍もあり無観客開催やキツめの人数制限なんかが続いて、さらにここ最近の酷暑もあって大規模な夏の野外フェスからはちょっと足が遠のいていたんですよね。

てなわけでTIFは2020、2021、2022、2023と配信で見るのが続き、ステージ移動が光速でできるのがいいよなーとか配信の利点も感じてはいたんですけども、今年は何だかんだいいつつも現地行きたいよなーって思って、カラフルスクリームが土日出演で決まったのを見てチケットを取ったのでした。

チケット取った時の予想ほど楽曲派界隈が今年は呼ばれずに、裏にも魅力的なイベント(横浜1000CLUBとか)が立ったのが誤算ではありましたが、やっぱりTIFは現地に来ないと味わえないものがあるよなぁって感じたのでした。

土曜日のSMILE GARDEN、炎天下でカラフルスクリームの「ジェラシック・ワールド」を本気で踊ったらTシャツが汗でびっしょりになったし、めっちゃ息が上がったし、体力の低下を感じたけども、ああ、こういうのも楽しいな!って忘れていた感覚をふと思い出したのでした。

熱中症の危険は常に隣り合わせだし、それこそ体力はゴリッゴリに削られるし、正直言うと死ぬかと思った瞬間はなくはなかったけども、この茹だるような夏の暑さと真っ青な空と芝生の匂いの中でステージを楽しむのはやっぱり現地に来てこそなんですよ。やはりSMILE GARDENとSKY STAGEは唯一無二。

自分の中のTIF現地の思い出がコロナ前の2019年で止まってて、2019年のTIFでタイテに組み込んでいたグループのほとんどは今は活動してないグループなんで、自分がその時の思い出を正しく過去にして前に進むためにも2024年のTIFに現地参加した意味はあったと思っています。

そして2日間無事に乗り切って、まだまだ老け込むには早いぜ!って自分を鼓舞するためにもよい経験だったなと思ったのでした。

そういえばTIFの会場に向かう道すがら、東京テレポート駅のエスカレーターに@JAMとかDDDとかアイドル甲子園とかNATSUZOMEとかの他のアイドルフェスの名義でTIFを応援する広告が出てたんですよね。それ見てて、アイドルフェスって本当に数増えたよなーって思うと同時に、業界をみんなで盛り上げていきましょうよ、みたいな動きもちゃんとあるんだな、と。

これだけたくさんアイドルフェスがあって、毎月のようにフェスとサーキットが開かれてると、そりゃTIFの位置づけだって変わってくるわけで。TIFがアイドルシーンの全てを包含しきれているわけではないってのは元からそうだったんだろうけども、今年は、去年出ていたグループが意外と出てないってのを本当によく見たな、と。

「推し活」って言葉がメディアで取り沙汰されることが増えてきて、古くからオタクやってる人からするとモヤることもあるけども、それだけアイドルが一般的な娯楽になってる以上は、やはりTIFってのは「フジテレビがバックについてる最大規模のアイドルフェス」としてその地位を確立すべきだし、そうなるとよりテレビ的、メジャーなグループの割合が増えるのは当然なんですよね。昔の、「天空から地下まで1日で全部見られるアイドルの見本市」みたいなTIFはもしかすると今後しばらくは戻ってこないのかもしれないけど、変わっていくのは時代の流れでそこに良し悪しはないと思うし僕はこの選択に後悔はないです。個人の意見を発信するのは自由だと思うけど、こうなった以上は自分に合った選択をしたほうがいいんじゃね?ってことを言いたいだけです。

僕みたいな「いわゆる地下(あまりこの言葉好きじゃないけど伝わりやすいので今回はあえて使います)」のグループが好きなオタクとしては、今年のTIFに対して肯定的に見られなかった部分もあるけども、こうやってアイドル業界の多様化に合わせてフェスがそれぞれのカラーを出していくのはある意味健全だと思うし、一つお目当てを定めて参加したからにはイベントのカラーに合わせた楽しみ方を意識してタイテを組んだつもりです。

推しがメジャーコンテンツばかりの場に食い込んでいって爪痕を残す姿を見届けるなり、出場が叶わず一緒に悔しい思いをしたり、みたいな楽しみ方もありなんだろうな、と、グランドフィナーレで豆粒みたいな推しグループのメンバーを遠くから見守りながら、そしてその妹分のグループの推しメンがTIFに出られなかったのを本気で悔しがってたツイート(ポスト)を見て思ったのでした。

来年はTIF15周年ということで何かいろいろあるみたいですが、僕としては行きたいところに行くだけなので、どうするのかは来年の自分に任せたいと思います。

でも今年のTIFはいい思い出になったな、ってマジで思ってます。

言いたかったことまとめ

  • TIFはなんだかんだ言いながらも楽しいし、お台場をフルに使ったロケーションは唯一無二

  • 我々オタクも推しがTIFに出ることを当たり前だと思ってはいけないのかもしれない

  • 結局のところ、推しの「TIFに出たい」という夢を叶えたいのならば、オタクが推しにTIFに出てほしいと思うのならば、TIFの偉い人のお眼鏡にかなうように、活動を応援することくらいしかオタクにできることはないのかもしれない

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