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10年後の仕事をつくる #研究報告書

◆実験の目的と背景


【目的】
10年後の仕事をつくる

【背景】
 社会や顧客に対して、真に価値あるサービスを提供するためには、相応の時間が必要だと感じています。過去の実績や費やした時間がすべてではないが、それでも満足のいく価値提供にはスキル習得や提供していく中で得られる経験、知見が必要のはずです。そこで、10年後の新しい仕事をつくるための実験の場が必要だと感じていましたが、現実は忙しさにかまけて、なかなか手がつけられていませんでした。
 そこで、この実験機会を使って、長期的目線(10年後)で、仕事をゼロベースで考えたいと考えたからです。

◆検証したいと思っていたこと


現在興味ある分野(以下1~6)について、テーマに分けて活動することで、10年後の仕事をつくる方向性が見つかるか?

  1 マーケティング(リサーチ、著作物ワークなど)
  2 仕事、働くこと、チーム
  3 クリエイティブ(動画、写真、文章、デザインシンキングなど)
  4 海外マーケット
  5 アート(生き方、アートシンキング含む)
  6 AI、知性、感情、進化

◆研究活動の概要


【個人活動】

・自分との対話
 主に平日午前中、30分~1時間程度の時間をつくり毎日「10年後を見据えた仕事」について自分自身と向き合いました。頭の中だけで空想したり、紙とぺんで実際に思いつくことを書き記したり、何か結果を得ることよりも、まずは自分自身と向き合うことを習慣化するために行いました。

【コラボレーション活動】

・他者との対話
自分自身の対話に加えて、他者と話しをすることは、大きな「気づき」につながります。 新しい働き方LABのメンバーを含めて、10名以上の方と「海外マーケット事情」「仕事、生き方」「AI時代」等を中心に対話しました。

・新しい働き方LABのメンバーとのコラボ 「オンラインセミナー登壇」

「仕事とマーケティング」 8/22(日)りりからさん主催のオンラインセミナー「夢チャレンジっ子」お仕事体験vol.5に登壇しました。

https://note.com/lilycolor06/n/n59760ec87f27

小学生とその保護者に対して、「仕事とは?」「なぜ大人は働くのか?」「マーケターの仕事を実際に体験」などについて、クイズやワークショップも交えて双方向の場でファシリテーションしました。 このセミナー登壇をきっかけに、あらためてボク自身も「なぜ働くのか?」「マーケティングの本質は?」などを、考えることができました。

・新しい働き方LABのメンバー向け 「マーケティング勉強会実施」

 マーケティングに興味がある方に対して、少人数(10名以下)の方向けに、以下のようなオンライン勉強会を実施しました。参加された方からは継続実施のご要望があったので、12月、そして来年以降も継続実施する予定です。

タイトル:マーケティング実践 「顧客の課題解決アプローチ」
日時:2021年10月21日(木)20:00~21:00 
目的: 顧客の課題を見つけ、どのように解決策を提案するかをマーケティングを使って考えられるようになる
アジェンダ
・なぜ、顧客の課題解決が必要なのか?
・実践 課題解決アプローチとは
・ケーススタディ「新規営業先へ第一回目の訪問」
対象:以下のような方からのご参加をお待ちしています
・マーケティングを活用して顧客課題を理解したいと考えている方
・ご自身のマーケティング上の課題や参加者の課題についてご意見を交わしたい方
・マーケティングを継続的にまなびたいと考えている方

・新しい仕事へのトライ

「10年後の仕事をつくる」ためには、自分が気になることをトライし続け、失敗もしながら探すことが大切だと考えています。そこで、これまであまりやっていなかったことを含めて、以下のような仕事(案件)へトライしました。

・マーケティングリサーチ案件
・中小企業へのDX支援(ランサーズ主催「DX支援ディレクター」公募)
・BtoC向け新製品プロジェクト など

◆結論と根拠・気づき


【結論】
10年後の仕事をつくる”方向性”は見つかった

【根拠】
10年後の仕事をつくるため、今後具体的に何をすれば良いかクリアになったから

具体的にすることは、以下のとおり

→ 毎日、10年後の将来を見据えて考える時間をつくる
→ 自分で気になったり、興味をもったり、何か感じたことは即実施(試してみる)
→ アイディアは他者と可能な限り共有する。そしてアップデートし続ける

【気づき】
「10年後の仕事をつくる」ことを見据えて活動続けたら、2,3年後の仕事がつくれた
→ DXコンサルティング(DX支援ディレクター)の仕事
 DXはこれまでも興味があったが、何を具体的にしたら良いかわからなかった。ただ、ランサーズのDX支援ディレクター公募を見た瞬間、「これだ!」とひらめき即応募。縁あって、来年以降、DX支援ディレクターとして本格立上げし、個人としても活動していくことに決めた。そのため、2~3年スパンでマネタイズできそうな仕事がつくれた。

◆研究に関する考察・これから

本研究の最終目的である「10年後の仕事をつくる」は、当初より自主継続する予定でした。そもそも、10年後(長期的目線)で仕事をつくるという実験は、終わりのないテーマです。そのため、個人活動でもおこなった、「日々、長期的目線で常に仕事を考える」は習慣化したいと感じ、現状ではある程度習慣になってきました。そのため、本研究は継続実施し、働き方LABで出会った方々とは、今後も継続的にフィードバックいただいたり、一緒にコラボレーションしていく予定です。

◆全体振り返り

 誰も10年後がどんな世の中になるのか、わかりません。自分個人もどうなっているかわからないかもしれません。この実験前は、先が見えない(=不透明)ということはネガティブ要因としてとらえていました。しかし、この実験を通じて、不透明ということは、そこまで悲観的にならなくても良いと思えるようになりました。まず、どんな天才、偉人でも未来を見通すことはできない、という人間のバイアスを受け入れ、そのなかで、未来を想像し、そして自分はどうしたいのか?を考えることで、現在何をしたいか、するべきかがクリアになりました。そして、気になったことをすぐに実行し、失敗したら、次に切り替える。こうしたことを繰り返すことで、未来は自分自身の手で創造(クリエーター)できると感じるようになったことが、一番の財産です。

◆その他詳細

 いま気になっているが、なかなか具体案が浮かばないテーマもいくつかあります。例えば、「AIと人間知性が併存するなかでのビジネスの在り方」や「国内マーケットに依存しないビジネス創出」など。ただ、これらも焦らず、5年、10年スパンで日々活動すれば、失敗を重ねながら、いつかはクリアになっていくと考えています。
 本実験で一緒に実験した仲間、プロジェクト推進・運営されたスタッフの皆様、そして本実験を通じて知り合ったすべての方々に御礼申し上げます!!ありがとうございました。
 ぜひ一緒に、素晴らしい世界を創るためにこれからも活動していきましょう^^

テツ

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