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日記のような

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つぶやき日記
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2019年3月の記事一覧

趣味で着物を着るわけですが、田舎の人はひとをジロジロ見るのが下手くそですね。都会の雑踏は、軽やかで無頓着で、時々他人の目を盗んで他人を盗み見る。都会に住みたい。

春だ春だと生命が騒ぐ。皮膚に、髪に、風やら日光を浴びて、原始的な生命が。
そうして単純な肉体を冷めた目で精神が見ている。私は嫌な奴だと自認する。
私の本質は精神にあるようだ。

悪気も罪悪感もないにしても、言葉のナイフは確かに切っ先があり宛がえば血が出て心は痛む。それをわざわざ言われないと、否言われたとしてもひとは安直に、悪気も罪悪感もなくひとを傷付けていく。

口ずさむおまじないでもあれば、生きる過程における心の波形はもう少し穏やかになっていたのでしょうか。山と谷と谷を繰り返して、絶対に疲弊している。

春の朝、冬のように寒い中、秋色の装い。
ごめんよ夏、ここまできて君をハブにしてしまったね。
でも夏よ、君は四季ではあるが君は君なわけですから、どうか傷つかないで。

都会で迷子になりました。
馴れ馴れしく光るネオンと隙間なく立ち並ぶ無愛想なビル。誰も、田舎者の私など気にもとめない。
ただ木蓮だけが上を向いて、白く美しく咲いていました。