ドクショノススメ
秋の夜長、如何お過ごしでしょうか。
私は書籍の整理をしております。
ふと思い立ち、絵画を鑑賞するに際し、また語学を学ぶに際し、
読んでおいた方が良い書籍を思い出せる限り書き連ね、
ご紹介でもしていこうかと。
絵画は(絵)、語学は(語)位いれておきましょうかね。
書評は入れるに及ばない…というか、
入れなくてもわかるっしょ?ってものが多いので結構割愛するかも。
興味があればコメ欄で聞いてください。
気が向けば答えますw
いや、ググった方が早いと思うのでねw
どこが面白いか?なんて質問はしないでねw
面白いかどうかは自分で決めて下さいな。
さて、始まり始まり…
①旧約/新約聖書(絵)(語)
言わずもがなですな。
ハッキリ言ってこれを読んでないと
絵をみても全く意味が解らないモノが多々あると思います。
ガチそのものを読まなくても、ダイジェストで良いと思います。
旧約なんぞ、創世記だけでもいいと思いますw
西欧世界の基盤と言っても過言ではないのでは?
教養として大人ならある程度のレベルは知っておきたいところ。
語学を学ぶにあたっては、聖書からの引用した表現がある場合もあり、
知っておいて決して損ではない。
個人的にはヨハネ福音書の冒頭部分「始めに言葉ありき」は
まさに表音文字の真髄だと思ってますので。
ロゴスの世界だね。
新約は四福音書の読み比べや、黙示録なんぞは読み物として面白い。
最低でも四福音書と黙示録だけでも読むことをお勧めしますわ。
②ギリシャ・ローマ神話(絵)(語)
これも、まぁ、外せないですよね。
数多の神話が画家たちにインスピレーションを与え、
傑作を生み出しておりますので。
語学を学ぶ際にも、神様の名前からとった単語や表現があるので楽しいです。
このあたりも、最低限は大人の教養として知っておきたい。
ブルフィンチの本がおすすめ。
③北欧神話(絵)(語)
北欧神話は若干限定的ではありますが、
絵画にも描かれておりますので、知っておいても良いと思います。
英語の曜日は火曜日、水曜日、木曜日、金曜日は
全て北欧神話の神様の名前からきてます。
個人的にはフェンリルの捕縛の話が大好きです。
グレイプニルの材料に、北欧の特異性をみました。
また神々が一度滅びる(ラグナロク)という
面白い形態を持つ神話でもあります。
これはこの神話資料を保管してたのがキリスト教修道会で
そこで改竄された…という説があったような。
④ケルト神話/周辺の物語(絵)(語)
ラファエル前派あたりの作品を楽しむためには読んでおきたいです。
周辺の話とは、円卓の騎士とかフィオナ騎士団とかアルスター伝説ね。
あーディルムッド…
クーホリンの話はカッコよくてすごく好きではあるが、
どうしてもあの「ゲシュ」ってのが理不尽でならん。
⑤叙事詩全般(語)
詳細はYahooでググってくれ。
これはまぁ、教養としてって部分が大きいかもだが、
取り分け自分が学ぼうとしている言語の国の
叙事詩位は読んでおいて欲しいと思います。
一定レベルの人間と話をするとき、かなり話が弾むでしょう。
私の経験ではイリヤ・ムウロメツを知っていたことで
ロシア大使夫人に大層覚えが良かったです。
カレワラを知ってたのでフィンランド人に仲良くしてもらいましたw
外国人が古事記のいろんな話を知ってたら興奮しませんか?
それと似たようなもんかと。
⑥ルネサンス文学と呼ばれる諸々(絵)
1.ダンテ「神曲」
2.ボッカチオ「デカメロン」
3.チョーサー「カンタベリー物語」
4.エラスムス「痴愚神礼賛」
5.アリオスト「狂えるオルランド」
6.モア「ユートピア」
7.フィチーノ「恋の形而上学」
8.ピコ「人間の尊厳について」
ざっと思い出せたものを。
結構カオスな内容なものが多いwwww
「狂えるオルランド」とかw
個人的にはエラスムスとダンテとボッカチオを推したい。
その中でもエラスムスの「痴愚神礼賛」はしびれます。
このあたりを読んでると、海外に行ったとき恥をかかないどころか、
大いに尊敬の眼で見られると思うよw
⑦パノフスキー「イコノロジー研究」(絵)
まぁ、西洋美術史とかを勉強してて知らん人はおらんでしょ?
ってくらいの名著。
この一冊読むだけで一気に5倍くらい絵を楽しむことができる…かも?w
⑧ヴァザーリ「ルネッサンス画人伝」(絵)
本人もマニエリスト。
ミケランジェロラブ過ぎて若干バイアスがかかり過ぎてるが、
書物としては非常によく仕上がってる。
ルネッサンの画家に愛着を持てるようになるかと。
⑨ホイジンガ「中世の秋」(絵)
中世の再発見。
とにかく読め!としか言いようがない名著。
⑩ブルクハルト「イタリア・ルネッサンスの文化」(絵)
イタリアルネッサンの人文学、芸術、思想を辿る名著。
読まな損。
ホイジンガと双璧だな。
⑪ミルトン「失楽園」(絵)
あー最近お亡くなりになられたあの方とは何も関係ないです。
原罪前夜の話w
予定調和と自由意思の問題に絡んだ部分は読みごたえがあります。
またミルトン自身の宗教的立場を匂わせる部分もあり
とても興味深い内容になっちょりますな。
つらつらと書いてみたが、内容が全く分からんなw
いや、読んだのが彼方昔で詳細が思い出せないのだが、ま、いっか。
他にもなんかあったような気が、ま、いっか。
でもこれ完全に西洋版だね。
東洋版はまたの機会にw
皆さまにも自分の得意分野のお奨め書籍を紹介してもらえると楽しいかも。
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