レーシック手術を受けました

実は2019年にレーシック手術を受けました。
その体験談をここに残しておきます。主に、検診の内容や術後の経過などを簡単に書いてます。
あとから続く人の参考になればと思います。
なお、これは一個人の経験談であり、内容には個人差があることをご留意ください。


■初回訪問まで
自分が行ったのは有○町にある某クリニックです。
なぜかというと、姉がここで1年前にレーシックをしていたからです。
ここのクリニックでは、すでにレーシックをしていた方からの紹介を受けると割引がききます。最大5万円かな?(手術当時)

実際に伺う前に電話予約。時間はリーズナブルに選べます。
土日も予約できますが、めちゃめちゃ混んでるので平日のほうがおすすめ。
初回は検査も含めて3時間ぐらい時間を要します。
また、初回訪問の時点で二つの選択肢を選べます。
 ・その日のうちに、レーシック手術まで実施する
 ・その日は検査で終わり、後日レーシック手術実施
前者の場合、費用がさらに1万円引き、しかし合計で10時間ぐらい拘束されます。
後者の場合、手術実施日は大体1時間半ぐらいの拘束です。
自分は後者でした。


■初回検査
視力検査や角膜に関する検査など諸々実施。
ここら辺は普通の眼科で受けるものとあまり変わらないと思います。
ちなみに、ここで視力が悪すぎるとレーシックを受けれない、という診断結果も出てきます。
自分はレーシックを受けれない、というレベル直前の目の悪さでした。

また、遺伝子検査を実施します。
遺伝子上の理由で、レーシック実施後に「角膜が白濁する」という症状が出てくることがあるそうで、それに該当しないかどうかを検査するそうです。(白内障とはまた別。白内障は水晶体の話)
この遺伝子検査には1万円かかります。

検査が諸々終わると、実際に手術を受けるかどうか、そして受けるとするとどのプランにするかを、看護師の方、医師の方とそれぞれ話します。
どちらもコストや効果を加味したうえで親身に相談に乗ってくれてる気がしました。
ちなみに、プランについて、下は約10万、上は約70万ぐらいの振れ幅があります。
当然、金額が高いほど正確かつ術後のリスク(主に合併症)が少ない、というものです。
金にものを言わせるのであれば当然一番高額なプランにすべきですが、しかし一概のサラリーマンではそうもいかないので、ここはお財布と相談しました。

初回検査が終わった時に、以下の書類を渡されます。
 ・説明書(手術までの過ごし方、術後の過ごし方、手術の内容など)
 ・同意書
 ・目薬(手術前日から3時間ごとに使用する)
これらの内容を熟読し、前日は目薬をさして当日に臨みます。

■手術当日
簡単な検査ののち、本番の手術です。
手術自体は15分程度で終わります。ですが、術中はさすがに長く感じました。
瞬きしないようにするのがほんと大変でした。まぁ麻酔してるんでそこまで感覚はないんですが。

なお、術中は眼球をいろいろといじられるんですが、これはすべて目で見えています。なんで、目に何かされるの見えてるけど感覚がない状態が15分ぐらい続きます。
これが結構緊張感あふれる体験だったなぁと今になって感じます。

術後、30分ほどの休憩。この時、目を閉じて休憩するよう指示。
30分ほど、瞑想するかの如く目を閉じ、安静な状態で過ごします。
頭の中はいろいろな妄想を巡らせることができますし、この時間だけですが都会の喧騒から離れた静かな心の状態を取り戻すことができるでしょう。
 ※あまり意味がないけど。

30分の休憩が終わると、目の最終チェック。
問題が無ければ目薬使用の説明動画を見て、その日は終了となります。

なお、術後は翌日検診、1週間後検診、3か月検診と3回の定期検診があります。これは絶対に外せないらしいので、ここも見据えた予定をたてましょう。

術後の帰りに、いくつかの指示があります。(説明書に書いてありますが。)

・防護メガネを渡され、帰宅時と翌日検診の移動中は防護メガネを着用するよう指示があります。
 術後1週間は防護メガネをかけたまま寝るよう指示があります。
 ここら辺は忠実に実施したほうがよいと考えます。自分もそうしました。
 翌日検診の後も、1週間検診までは外出時に何かしらの眼鏡をかけるよう指示があります。
 これは風を真正面から受けて眼球が乾燥しないようにするため、ですね。

・翌日検診終了まで風呂に入れません。具体的には、頭からお湯を浴びれません。
 これは、目に余計な液体が入らないようにするためです。
 翌日検診終了後、1週間検診が終了するまでは目の周りに配慮したお風呂/シャワーの入り方が指示されています。

・そのほか、酒三日間禁止、眼球に強い衝撃や力を加えるの禁止(瞼の上からでもNG)などなど。
 強い運動も1か月は禁止。温泉入浴ども少なくとも1週間は禁止。

・目が完全な状態ではないので、酷使するような使い方は避けること。
 具体的にはスマホを長時間見るとか、PCの細かい文字を長時間にらむ、とか。

なお、この帰宅の時に、もう視力は改善されてます(まだ完全体ではない)。
視界の変化に驚く人も多いのではないでしょうか。自分もその一人です。
特に、遠景を見たときの視界のクリアさは、この時にも驚きを感じました。


■手術が終わって
自分としては、「ここから目の状態を如何に良好に保つか」で今後の目の持ちようが変わるだろうと考えたため、クリニックからの指示は着実に実行すること、特に眼球を乾燥させないようにする=目薬をちゃんと使うこと、などは徹底しました。

目薬は、乾燥防止、感染症防止、炎症防止、痛み止めの四つが渡されます。
感染症防止、炎症防止(この二つは1時間ごとに使用)はもとより、乾燥防止の目薬はかなりの回数を使用しました。
痛み止めは、術後4~5時間で眼球に痛みを伴ったときに使用するものだそうです。
自分は幸いにも痛みがやってこなかったので使いませんでしたが。

術後の夜は相当目が乾燥します。何もしなくてもすぐに瞼の中でざらつきを感じました。
それを感じた瞬間、乾燥防止の目薬をさしてました。

そんな日は夜遅くまで起きてても意味がないので、早めに寝ました。
寝る前にも、当然目薬をそれぞれ使用です。

■術後1日目(翌日検診)
朝起きてすぐに目薬使用。もちろん、シャワーを浴びるということはできません。
検診の時間まで粛々と過ごすのみです。

ここで、起きたときに「前日よりも視界がクリアになっている」と感じました。
なんか目のつっかえが少し軽くなってる感。ここでもちょっと感動。

時間に間に合うように最寄り駅へ向かいますが、ここで駅のホームから遠景を見たときにまた感動。
昨日に見た景色よりももっと遠くがクリアに見えるように感じました。
この時にレーシックやってよかったなーと思ったり。

翌日検診は実際の視力と目の状態とをチェックし、特に問題なければ終了。
待ち時間含めて1時間ぐらい。自分は特に問題なく終了。
目薬を使う間隔も1週間検診まで3時間ごとに変更となります。

ここからはある程度の自由に戻れますが、しかし目の状態を良好に保つことは重要であると考えたので、外出時も電車での移動時も時間が来れば目薬。目が乾燥したと思えば目薬。

ちなみにこの日はゲーセンにもいったし、夜寝たのは25時ぐらいだったのですが、さすがに目の疲れが視界にダイレクトにきました。
ちょっとピントが合いづらくなってるのは感じたり。
まだ本調子じゃないってことですね。


■術後二日目
日曜日。視界が良好になりつつあり。
前日夜に感じた疲れは一切なし。普通に生活できてました。

■術後三日目
目薬さえ気を付ければ今まで通りの日常になりつつあり。
やはり乾燥が気になるので目薬は常に意識。

■術後四日目
仕事。出勤日。PCの文字がどう見えるか?が気になるところ。
仕事してて感じたのは、眼鏡をかけてた時と同じ目の使い方をしてるところ。
具体的には、合わせなくてもいいのにピントを合わせようとして目に力が入ってる感満載。
これは慣れだなーと思いつつ、辛抱強く何とか普通に見るよう心掛ける。

PCの画面見てても特に問題はなさそう。しかしPCレンズの導入を決意。
これは眼鏡使ってた時もPCレンズの効果を結構感じてたからです。
 ※すぐ無くしちゃいましたが…


■術後五日目
仕事二日目。特に問題なさそう…?
ただ、ここでも目薬はきっちり使う。というか職場がやたらと乾燥してたっぽくて目の渇きが結構あったり。
この日も視界に違和感なく過ごせました。ここら辺から結構安定してた気がする。
前日に問題だった「無意識でのピント合わせ」も少しずつなくなってましたね。


■術後六日目、七日目
仕事しててももう問題なしです。


■術後八日目(1週間後検診)
本当は七日目の時点での検診でしたが、1日ぐらいであればずらしても構わないということで八日目に検診に行きました。ここでは目の状態と視力とを確認して終わり。
視力も両目とも1.5をキープしており、診察でも問題なし。
ここで日常の生活に戻ります。目薬も余ってる分を使い切るもよし、使わないもよし、です。

■術後3か月(3か月検診)
視力測定があって、きっちり両目1.5ありました。
普段の生活しててこれなら問題なくいけそうだなとおもいました。


ということで、レーシック手術を経ての期間を文章に起こしてみました。
一つの事例として参考になれば幸いです。

なお、ここからは個人の考えですが、身体のどこかに手を加えるという時点で何かしらのリスクを背負う覚悟はもたないといけないと思ってます。
リスク無く処置を施せるようになるのはまだまだ先の話でしょうし、それを待つか、それともリスク背負って一歩踏み切るか、の話かなぁと。
幸いクリニック側もリスクに関する理解は多少なりとも持ってるみたいです(例えば、先10年間は再手術無料、とか)。

5年後10年後にどんな状態になってるかは神のみぞ知るなので、とりあえず今の視力が向上した生活を満喫したいと思ってます。

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