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商品の「売り」って!?

最近人事異動の関係で試験を受けさせられまくっているまきのぶぅです。
役職柄必ず受からないといけないプレッシャーに潰れそうになりながらひと通り合格。

もぉー何も受けんぞぉーー!!!

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今回はミクロの話、点の話です。

毎週末、お手伝いしている珈琲屋さんで別の社員さんと考えた企画がついにスタート!
その狙いと結果から見える今後につなげたいノウハウに関するレポです。

様々な場面、特に組織における企画ゴトや自分の担当業務のやり方に転用出来たらなー( ^ω^ )
というお話。

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移動販売の醍醐味

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今回の企画は「移動販売車のキャンプ場出店!」です。

とだけ聞くと普通な感じで、何をそんなに??と感じると思います。
確かにこれまでもキャンプ場から依頼を受けて出店することは度々ありました。
ただ、今回のミッションは、そのような単発依頼出店ではなく「キャンプ場出店をうちのパッケージ商品にする」ということ。
毎年継続的に実施出来るようにきちんと設計して「成立」させなければいけません。
それを2人に任せられるってなかなかの大仕事なんです😅

そもそものきっかけはと言うと、ある社員のポロっと発言。

「イベントとか企業ランチみたいな売上だけを目的とした出店じゃなくて、落ち着いた雰囲気の中で珈琲淹れて販売したいなぁ〜。この時期ならキャンプ場とかっ♫」と。

そしてオーナーの「やってみたら?その代わり単発じゃなくて継続事業にしてねー」という軽〜い答えで実施が決定ー!
元々オーナーが想っている移動販売車の醍醐味はそこにあるようで、珈琲を淹れるシチュエーションにこだわった出店で自分の満足度も高めるのも大切とのこと。
それが、営業場所を選ばない移動販売の強みで、かつ大変な移動販売を持続するためのモチベ創造につながるんだって!

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今回の仕掛けー!

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◾️オーナーからの継続事業にするための条件
①売上(モチベ向上目的なので赤字にならない程度で良いという設計)
②キャンプ場のメリット創造(うちのパッケージ商品として展開するのでキャンプ場メリットがないとオファーが来ない)

この2点が最低条件。

初回は試験実施ということで、まずは①をクリアするための仕掛けを設計。
先にマネタイズの仕組みを創ればあとは雰囲気を楽しみながらサービス提供するだけ!まぁ赤字設計ではすぐに中止させられますしねー( ^ω^ )
ただ、今回オーナーからは、赤・黒字ではなくとりあえず100杯売っておいで!という指令があったのでまずはそこを目指します。

ちなみにキャンプ場の状況はこんな感じ。

・平均来場者数400人(100から150家族くらい)
・全員13:30にチャックインして各々キャンプ時間
・10時ごろ一斉消灯
・翌日は10時ごろまでファミリーでのんびりキャンプ時間

私らはと言うと、この間どこでどのように売っても良いという出店形式。

今回は言い出しっぺ社員と私でひとつずつ企画を用意。
両方実践してみて効果的な方を軸に次回以降の仕掛けを決めることにしました。

◾️社員さん企画はこちら

・夕飯までのファミキャンタイムは全家族余裕がないので特にアプローチはしない。
・夕食後、就寝までの少し落ち着いた時間のご主人と奥さんがターゲット。
・フック商品にお酒を準備。照明などを活用して立ち飲みBar的雰囲気をつくり、色々なお酒を安価に提供。最後にアフター珈琲を買ってもらう。

◾️まきのぶぅ案

前提
珈琲が飲める大人はMAX200名程度と推定。
この中で珈琲好きは?となるとターゲットはかなり少ないと見る。したがって珈琲好きな方に何杯も飲んでもらう必要がある。
目標は35名で3杯ずつと設定。
・まず受付(室内)でウェルカム珈琲(特別割引価格にしてとにかく一杯飲んでもらう)
・次に夕飯等の片付け場でアイスコーヒー用のドリップをしながら(地元に戻ってから用)販売。
※片付けが落ち着いたパパさん狙い。
・朝から共用洗面場付近で出店。
※モーニング珈琲狙い(個人的にここがメイン)
・チェックアウト時間に再度受付でテイクアウト珈琲販売。
※帰りの運転のお供に

様々な仮説の下、このような感じで仕掛けを設計

結果はというと.....。

やはり珈琲好きなご主人のリピート買いは効果的で、何度でも飲みに来てくれます♫
ただ、一番売れたのは食後で、けっこう人が集まってきてお酒も売れ、多くの方に珈琲を飲んでもらえました。
社員さん企画がスマッシュヒット!

私の企画はまあまあ程度。これだけでは正直売上目標の達成は難しいです。

次回以降、社員さん企画を軸にマネタイズを固めて、併せてキャンプ場メリットの詳細を創ります。

ちなみに今回私が売りたかったのは「香り」

到着後、受付の室内に珈琲の「香り」を漂わせて、安価なウエルカム珈琲で「味」までインプリント
その後、片付け場や洗面場近く、チェックアウトの受付部屋とドリップしまくってひたすら「香り」を出し続けました

「香り」を嗅ぐことで珈琲の味まで思い浮かべるという人の「イマジネーション」を突いた宣伝広告を展開してみました。
この仮説は成功で珈琲が大好きな方はついつい飲んでしまったようで6杯飲んだという方まで出るほどの成果!この検証実績だけが私の救いです( ^ω^ )

結果、今回の学びは2つ!

目標達成のためには「珈琲がまぁまぁ好き、普通」という方をいかに飲ませるか?という設計も必要
※目標達成には、ニーズの低い人へのアプローチデザインはどんな業務でも大事!!!

チラシやSNSなど宣伝広告ツールが使えない場所での集客方法。
今回のような「香り」とか「音(音楽)」など人のイマジネーションを突くような仕掛けは効果的。今回も「香り」が宣伝・集客してくれました。
無意識についつい...を引き出すデザイン!今後もやっていきます!

宣伝広告や集客のやり方ってドンドンドンドン変化しています。色々なやり方を試して自分に合うPR方法を見つけてましょう!

今回の失敗が他の企画ゴトや業務方法に何かしら転用できればいいなぁー!

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