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「ただのタダじゃないっ!」

NBAファイナルに感動して、どうしてもマイアミに行ってみたくなったまきのぶぅです。
苦労に苦労を重ねて苦労し続けても頑張り続けた人たちの輝きは眩しすぎて涙が出ました。
「必死」の意味も知れましたー!!!

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さて。
長期の社会人インターンシップでお世話になっている珈琲豆屋さんの新しい取り組みがついにスタート!
いわゆる「フリー珈琲」ってやつです。
オーナーがお気に入りの地元のお店にお願いして出店し、100杯の珈琲を入れて無料で配布しまくるという企画。
88箇所出店を目標にやり続けるそうです😅
今回はこの企画の狙いについてのレポです。
この企画をそのままやる方はいないと思いますが、考え方など転用しがいがありますよ♫

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フリー珈琲ってどんな企画??
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この案はいつもの金曜夕方のビズトークタイムから始まりました。
「オーナーのやりたい」を深掘り
したら「俺は独りよがりの男だっ!ただイレたいだけなんだー!」というところに行きつき😅
それなら飲み手のことなんて考えず、イレたいだけイレればいい!となって産まれた企画。
ただそれだけでは事業として成立しないので「企画⇨設計」へ移行するためのデザイニングカベトーークももちろん実施
そしてできた設計内容はこちら🤗

◾️ミッション
とにかくオーナーお気に入りの雰囲気良いお店や場所で100杯の珈琲をイレまくれ!

※とにかく自己欲求の追求!全部で88箇所のお店などでフリー珈琲をやる。1箇所100杯入れるごとにひとつずつ煩悩が解放されるイメージ。88箇所全てやり切ればオーナーの全煩悩が解放されるという設定。ある意味オーナーの修行なんです。
◾️サブミッション
今一度!ドリップ技術を向上!

※数名のドリッパー社員を抱えるオーナーですが、最近自分の珈琲のイレ方に悩みまくってて、他の社員のイレる珈琲の方が美味しいでは?...とブツブツブツブツブツブツ...。
珈琲屋オーナー自身が珈琲のイレ方がわからないというカッコ悪い自分をさらけ出し、色々な方の応援を受けることでチカラに変えて今企画をやり切ろう!と考えています!
オーナーのドリップ技術向上もミッションもひとつです。やっぱりオーナーの修行だ😅

◾️お金のお話は?
この企画では飲み手からお金は取りません。イレ先のお店からもお金はもらいません。その代わり出店料を無料にしてもらっています。「出店費用=フリー珈琲費用」と整理しました。出店費用を払ったつもりでその分を珈琲配布費用に充てます。
ただ、珈琲好きにばったり会った際は、その場でうちの通販サイトへ誘導。ネット購入を促します。
自社の「フリー珈琲」に取り組む名目としては「地域貢献」「宣伝広告(自社&珈琲豆&出店先)」「研修(ドリップ技術)」という感じですかねー。
◾️もうひとつ
この企画をインプットの場として整理しました。
「販売」だと「アウトプット」(売る行為)がメインですが、フリー珈琲にすることでそれを「インプット」(飲んでくれた人との触れ合いややりとりの経験)に転換します。
最終的には「フリー珈琲」の経験談やインプット内容(飲み手との触れ合いストーリー)をストックしてサロン等の展開ができたらいいなぁーと思っています。インプット情報が深ければオンサロとしての収益化にもつながるかも(そこまでは難しいかー)

今回の「フリー珈琲」はこんなデザインでスタートします♫
とにかく「フリー」への「価値づくり」にこだわりました!!!

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「フリー」をきちんと考えよう!
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今回の「フリー」の「価値づくり」へのこだわりは「フリー」は「タダ」じゃない
ということ。
「自由にお飲みください」という意味の「フリー」ではなくて「価値」が「フリー」という意味です。
お金じゃない対価、「価値」を創造するのが「フリー」!
「ありがとうという言葉」でも「最高の笑顔」でも「出店先で売ってる洋菓子の差し入れ」でも、もちろんお金でも(金額はフリーなんで1円でも100万円でも!フリー珈琲サービスの評価額)なんでも良くて、珈琲を飲んだ時のリターン「パフォーマンス」が欲しい!!!そのパフォーマンスこそが「フリー珈琲」の価値なんです。お代はとりませんがしっかりと対価はある。それこそが「フリー」♫
「フリー」に対して既に前段で書いたような「価値」を設計していますが、さらに飲んでくれた方からの「価値」もいただける設計になっています。

話は変わりますが...。
うちの組織も来店者や訪問時のノベルティグッズなどを「タダ」で配って、時には地元産の花や野菜などの農産物も「タダ」で配ります
花の無料配布をすると必ず花屋さんから苦言を呈されます。この活動は「花の価値をゼロ」にする行為とのこと。少しでも花の価値を上げようと努力する花屋さんからすると真逆の行為で商売の足を引っ張っていることになるようです。
「地元農産物のPR」とか「花の良さに気づき花を飾る人が増える」とかって理由づけしながら実施していてもそれは「一方通行での押しつけ」だったりします。
「他方通行」を意識したバランスが大事かもしれません。
ただの配布からの脱却が必要かな?

さらに農家さんからも。
以前地元の農家さんに言われてハッとした
ことが。
「農産物は客寄せパンダ品だから価格が上がらないんだよ!」と。
「スーパーのチラシの目玉商品って卵や牛乳、お肉に普段使い野菜などなど農産物が非常に多い。ママさんたちはこれらの安さを見てお店を選ぶんだよ」
と。
なるほどなぁーって納得しちゃいました。
これらって値段はついていますが、今回のお話で言うところの「タダ」の部類に入っているということかな。「価値」が創造されにくい設計!
「価格」が付いていれば良いわけじゃない。「価値」があるかないか。「価値」無きものはすなわち「タダ」!!!

みなさんがやっている事業や活動、仕事って「タダ」になってないですか?
私はどうかって???
「タダ」が多いです。
反省ですね😫

みなさんも改めて「価値」についてぜひ考えてみてくださいませ!!!

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