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企画力だけでなく設計力も大事!

人事異動で4月から部署が変わるのですが、会う人会う人に「大変だよー」と言われて足の震えが止まらないまきのぶぅです。ほんっとにブッるブルです。
さらに先日新部署の上司に会った時は、顔を見るなり顔を引きつらせながら大爆笑して「やることだらけだからねー」と言ってきたので死にたくなりました。
でも、頑張ってイキヌキます!

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さて。
だいぶ話が遡りますが、今回は3月第1週に開催予定で中止になったイベントに関するお話。

私は若手メンバー2人とブース出店することになっていて、出店内容はベンチャーや新規事業についての研修を受けた上で、全てをゼロから決める形でした。
元々は大手広告代理店さんとコラボして地元農家さんをプロデュースする予定でしたが、先方さんと調整する中で、さすがに日程がタイト過ぎて準備期間が圧倒的に足らず断念(またこれは時間をかけてじっくり進めるよ)
メンバーがやりたかった「商品開発&販売で収益を上げる」の実践をテーマに出店することにしました。

今回はこの企画時に意識したことをレポします。

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企画者ではなく設計士

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イベント立ち上げやイベント出店するのにまず必要なのは企画
目的が何で誰と何をすればその目的を達成できるのか、その時にどのような物が必要で、予算がどのくらい必要なのかをまとめる作業です。これを書面等に落として主催者に提示し、面白いと思ってもらえたら実践できます。そう言えば、これら内容を整理するシートを以前投稿したりもしましたねー。

この作業って好きな人が多いです
やりたいことをドンドン出していくのでテンションもドンドン上がります。もしかしたらイベント当日より楽しいかもしれません。
ただ、やりがちのは「やりたい」を軸にまとめてそのまま企画書に落とすパターン。自分たちの面白いが主催者(企画を許可する意思決定者)の面白いとリンクしないことが多いので、このパターンって意外とボツったりします

今回のうちのグループは、テーマがメンバーのやりたいである「商品開発&販売」なので、より具体的なメンバーの「やりたい案出し」をドンドンやってまとめていきました。「やりたい」の列挙はやはり楽しく色々な案が出ました。
ただ、この「みんなのやりたい」をそのまままとめて企画書を出すと、私らグループの「面白い」は伝わらずボツ行きの不安があったので、私はやりたいの案出しというよりもメンバーのやりたいをどうすれば実現できるかを考える役に回りました。

企画と言うより設計、設計士役ですね。

具体的には予算不足をクラファン風な取り組みでカバーしつつ企画関係者を増やし、点になっていたやりたいを結び付けながら本体イベントとのつながりをつくって一体感を出しながらブースへの集客を設計

実際にやってて感じたのが企画案作成時の設計士役の重要性
人口減少による世の中のルール変更や新型コロナの影響で、新規事業や宣伝広告への資金融通等がどんどんシビアになり、組織が新しい企画に飛びつくのが難しくなるため、今後の企画立案はきちんと設計できないとなかなか認められません。そのため、この役回り(設計)の人がいないと企画自体なかなか受け入れられないんだなと改めて実感しました。

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設計時の勘所

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企画と設計の違いは、実際にやりたい事の取りまとめなど、実践したい内容をまとめたのが企画(世間一般がイメージする企画はこれ)。その企画をどのように実践すればスムーズに行うことができ、かつ効果が出るかなどをまとめたのが設計
というように整理しています。
(先日うちの代表が古民家を通じた取り組みを考えてたのが企画。それを実現するために考えてた手段案が設計です)

今回のイベント出店で、実際、設計した際に気をつけたポイントを少し紹介します。

①誰も負けをつくらない
関わった全ての人のメリットを明確化かつ実感できる仕組みを作った。
主催者が持つ課題を解消する取り組みにするなど主催者が「うん」っ言いやすい状況をつくる。設計で一番大事なのはたぶんここ。

来場者や参加者に売り(メリット)を明確化するのはもちろんですが、主催者や権限者への配慮は最重要!「やりたい」や「理屈では正しい」ことの詰め合わせのような独りよがり企画は、どんなに正論でも受け入れられません。主催者や権限者などにメリットをしっかり感じてもらうことで初めて企画が受け入れられるということを知りましょう。

②「やりたい」以外の部分でマネタイズする仕組みを作った。
出店財源を自前で調達。
出店予算は用意されていましたが、財源を自前で用意することでお金のかかる企画に対してもケチをつけにくくする効果がありました。
ただ「やりたいこと」で収益を上げるのは難しいため「やりたいこと」と「収益を上げる取り組み」を分離しました。

③企画を異物化させない。
全体の企画や他の取り組みとの関わりがなくなるような点の取り組みにはせず、イベント全体との関わりをきちんとつくって線で結びました。
面白く効果的な企画でも点の単独企画だと組織は「うん」って言いにくい。組織やイベントにとって異物感が半端なくなっちゃうんです。
企画の全体に対する位置づけを明確にして異物感をなくすのがポイント。
※今回のようなイベント出店企画ではなく、普段の企画提案では中期や単年度計画の何に当てはまるかを明確化する作業がこれ!

まだまだ色々ありますが、とりあえず3つ挙げてみました。
これからは営業も指導も窓口や事務でも企画提案はすっごく重要。色々な場面で企画書つくって提案してみましょう。

その前に

まずは今みなさんが考えた企画やこれからやろうとしている企画ってどうですか?

十分に設計がされていますか?

4月から私は、利用者さんや社員から「やってほしいこと」の提案がいっぱい来る部署に配属になりました。
今後、組織が成立し続けるためには「新しい何か」を探し続けなければなりません。そんなこれからの時代に必要なのは、それら提案を取捨選択する能力ではなく、実限するための設計をする能力です。
せっかく配属してくれた部署!
設計力をどんどん高めていきますよー!

手元にいくつかの企画を持っているみなさんも、ぜひ今一度再設計してみてください。
設計する際は、色々な人に意見を求めるのも効果的かもしれません。
色々と試してトライトライです♫

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