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月曜日と火曜日の朝では、なぜこんなに違うのか

 月曜日の朝はつらいですよね。学校や会社に行きたくないなあと思いながら、眠い目をこすっているという経験をされた方もいるかと思います。この寝起きの感じも曜日によって変わってきますよね。なぜ、学校や会社に行かないといけない同じ朝なのに気持ちが変わるのかについて考えてみたいと思います。

 人にはモードがあると思います。モードとは様式・形式のことですが、仕事の時の自分、家庭での自分、友達といるときの自分など、生活シーンによってそれぞれの自分が出てきます。また、好きなことをやっている時、一人でいる時、はじめてのところへ行く時などのシーンによっても、自分がまるで別人のようにさえ感じる時もあるかと思います。そして、モードごとの自分によって、積極性・優しさ・受容性・怒りの感じ方や反応が変わってくると思います。同じ自分にも関わらず状況によって性格自体も変わってくるという感覚です。

 例えば、休日の家族と過ごすときには家庭モードの自分になり、優しさや平穏な自分として他者とも付き合うことになります。ただ、会社における仕事モードでは、積極性や厳しさを自分の資質として持っているのであれば、それを前提とした自分が出てくることになります。

 エネルギーのより高い状態へモードを切り替えることは、想像以上にエネルギーを消費する行動になります。エアコンの消費電力と同じように、切り替え時にはかなりのエネルギーを消費します。
 月曜日の朝は「家庭モード」から「仕事モード」の自分へ切り替える必要があるからこそ、つらくなるのではと思います。火曜日はすでに前日で仕事モードにギアが入っているからこそ、感じ方が変わるのではないでしょうか。
 まずは、その仕組みに気づくことが大事かと思います。なんでこんなに朝つらいのかと感情だけで反応するのでなく、モードの切り替えにはエネルギーがかかっているから当たり前と思えれば、見方も変わってくるかと思います。議論メシのディスカッションでもモードの話題になりましたが、人のモードの仕組みを知り、うまく付き合い活用することで様々なシーンに応用できそうです。

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