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会話の初速を上げること

 最近コミュニケーションの質をどうしたら上げられるのかについて考えています。試行錯誤している中で、私の場合は「会話の初速を上げる」重要性を感じています。今回は当テーマについて考察してみたいと思います。

 そもそも言葉にして話すまでの過程には2種類あるのではと思いました。まず、頭の中で思い浮かんだことをそのまま声に発すること。日常のシーンでも家族や仲のいい友人と話す時にはこのパターンがほとんどだと思います。
 もう一つは、頭の中で思い浮かんだことをすぐに発せず、一度話すことを決めてから声に発すること。このように「感覚で話すパターン」と「整理してから話すパターン」に分けられると思います。私の場合は圧倒的に後者のパターンで話すことが多く、コミュニケーションを円滑に進める上で障壁になっていると感じます。

 もう少し詳しく話すことを頭の中で決めてから声に発するパターンを見ていきます。頭の中で何か思い浮かんだことがあった場合、一度頭の中で声に発するシュミレーションを行っているように感じます。そして、そもそもこれを言葉にして相手に話すべきかのか、話した時に相手はどうリアクションを取るのか、その後はどうやって話を展開していこうか、他にいい表現はないかなど無意識的に様々なことを考えて整理しています。そして、自分の頭の中で整理と判断がついてから話しているという感覚があります。

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 確かに、重要な意思決定をする際や間違ったことを絶対に言えないときには効力を発します。ただ、相手と仲良くなりたい、親密な関係性を築きたい時などにはこれが障壁になる場合もあります。

 少し話題が変わりまして、円滑で気持ちのいいコミュニケーションを取るには2つの要素が大事かと思います。まず、ひとつ目は会話の自然なリズムです。逆に話している時、不自然な間があったりすると関係性を築く阻害になります。例えば、「休みの日には何をしますか?」と聞かれた際に「えっと・・・スポーツ観戦ですかね・・・昔野球をしていたもので・・・」と答えるのと、「スポーツ観戦です!よく球場にも見に行ってますよ!」と答えるのでは、文章上で恐縮ですが、後者のほうがその後の質問や自分の話にもつながりやすいと想像いただけるのではないかと思います。
 ふたつ目は単純にリズムがいいと会話の回数が増え、情報量が増えるからです。情報量が増え、相手のことをより知れば知るほど関係性がよくなると思います。

 長くなってしまいましたが、相手と円滑な関係性を築きたい状況では感覚で話せることが重要だと思っていまして、そのためには「会話の初速を上げる」ことがポイントになるのではと思います。初速を上げることに意識をフォーカスすれば、頭の中で一度考えるステップを省いたり、速くすることができます。  
 なので、個人的には会話の初速を上げて感覚で話せるよう、うまく使い分けをしたいと思っています。

 みなさんは、感覚で話せる人ですか?それとも、頭で決めてから話す人ですか?色んな方の話すまでのプロセスについて聞いてみたいと思います!


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