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あなたの話はなぜ分かりにくいのか?

 相手と話をしている時に自分の言いたいことを分かりやすく伝えることは想像以上に難しく、苦労している人も多いのではないかと思います。私もどうすれば的確に伝えられるのか、考えながらコミュニケーションを取っています。その中でチップスを今回は紹介していきます。

 そもそも、なぜ話が分かりにくくなってしまうのでしょうか。
 原因として考えられるのが、①1文が長い ②文が途中で切れていることにより、何を言いたいのか会話が迷子になってしまうことが考えられます。例えば「昨日の研修では最初に事業の作り方を学んで、その後に実例を聞いて、その後に講師とディスカッションして、・・・」のような会話が続くと聞き手としては話の焦点がぼけてしまいます。結局何を伝えたいのかが分からなくなり、話が頭に入ってこなくなります。

 原因への対処法ですが、話し方の基本構文を知り、それを徹底することに尽きるのではと考えてます。イメージとしては英語でいう「S+V」の構文でつなげ1文を短くしていくのです。 
 先の例でいうと「昨日新規事業開発の研修に出席しました。午前中は事業の作り方のレクチャーでした。午後は講師とディスカッションしました。自社の領域で新しい市場を作っていく構想が描けました。」というように、「S+V」の基本構文を元に1文1文を短くしていくのです。
 しかし、普段から「〜して」のようにつなぎながら話すことに慣れている人がいきなり話し方を変えるのも難しいと思います。話が長くなり、文節が多くなってきたときには「〜です」と無理矢理切っていきましょう。話し手にとっては最初違和感があるのですが、聞き手にとっては一つ一つの話の焦点が分かり、切ってもらった方がわかりやすいのです。そこの無意識にギャップに気づいていきたいところです。
 そして1回1回の話し方を変えてみて、自分なりの手応えや相手の反応がよくなると自信につながっていきます。そのいいループを回していきながら、話すことが徐々に楽しくなっていければと思います。

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