日記7:波(2019/07/15)

布団に入って横になると必ず、緩やかな波に揺られてるような感覚になる。俺の脚はプカプカと浮かんでいて、頭がなんだかいつもより軽い。この感覚が身についたのは小学生の頃からで、やけにはっきりと記憶が残っているので、書くことにする。

さて。
流れるプールってわかる? わかるかな。この呼びかた、共通? ドーナツみたいな水槽で常に水が循環してるプール、あるでしょう。あれだよ。
その流れるプールが祖父母の家の近くの市民プールにあって、普通のプールより好きだったんだね、昔。だから小学生の頃市民プールによく行ってたんだが、流れるプールにたくさん入った日は布団に入ると必ずプールで浮いていた感覚がまだ残っているみたいに身体が浮いて浮いて落ち着かなくて、いや浮いてないんだけど、なんだがまだ浮いているような感覚が続いてしまって、なかなか寝られなかった。
今はその波の感覚が癖付いてしまって、だから布団に入ってからしばらくもぞもぞしていないと落ち着くことができず入眠のフェイズに移行するのに時間がかかる。Twitterしてたりとか、なにか余所事してるとそんなことないんだけど。

どこかのテレビで若林正恭がしばらく脚をもぞもぞしてないと入眠できないみたいなこと言ってて、あ、んかばやしと一緒だ〜と思ったのが毎晩すこしの自信になっています。若林正恭好きなので。

波の話に戻ろうか。

きみは、波といえばなにを思い浮かべる? 沢山あるな。ヒスノイズ。雑踏。人の声。子供の泣き声。カラスの鳴く声。森のざわめき。咀嚼音。白鷺がすみかへ帰っていくときの、風の音。なぜか視覚より聴覚と通じてしまうな、音も波だからか?

毎度、日記は何か一つ思い浮かんだシーンや単語を基にして書き始めてるんだが、案外この方法は自分に合っていて文がスラスラ出てくるよ。
見てくれる人しか見てない感じも、なんだろう、肩張らずに書けるから良いな。
日記という体裁にしておいて良かった。書きやすいし、読んで読んで!というのはあまり性に合わないので、この、こっそり読まれている感じがちょうど良い。

じゃあ、このへんで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?