言葉・演奏(2020.1.23)

今週木曜日に見た夢2つ

・言葉(1つ目)

始まってすぐ天から言葉が降ってきた。
「戦は止め、これより両成敗(?)とする」

誰も逆らえない詔(みことのり)のような響き。

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ー私は第三者目線で、これはすごい夢になるぞ!と意気込んでいたが、起きて何分かするとどんな夢の内容だったか忘れた。最初の言葉のインパクトが強すぎた。最初の言葉以外は極普通の内容だったと思う。
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・演奏(2つ目)

板張りの床の部屋に机と椅子がたくさん並んでいる。小・中学校で使われている机と椅子をそのままどこかの会議室に並べました、という感じ。ここは多分控え室で、私は1番後ろの席にいる。前と横に顔見知りの人。

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「次の人お願いします」
どこからかそのような声が聞こえた。

私は腕を組んでうつ伏せで寝ていたせいか、すぐに動き出せなかった。というか体勢が悪かったらしく、自力では起き上がれないほど消耗していた。ぴくりとも身体を動かせない。寝ている間に肺が圧迫されていたのか息苦しくて息継ぎすることに精一杯で、それ以外何もできない。

顔見知りの2人が出口に歩きだそうとして、なかなか動かない私を見て「どうした」と声をかける。なんとか動かすことができた指でジェスチャーすると2人が私の身体を起こして、さらにそのまま椅子から立たせてくれた。
「大丈夫か」「喘息か何かか」「顔色が悪いな」「これは救急車呼んだほうがいいかもしれない」「水でも飲むか」控え室にいた人たちが心配そうに集まってきて口々に喋る。「大丈夫…だから…」私はなんとか絞り出した声で答える。身体を起こしたことで少し息をしやすくなったため、喋ることができた。

両脇を顔見知り2人に抱えられて立ち上がった私の両足の甲の色の白さと身体の細さを見て、「本当に大丈夫か」と言われる。自分でも両足の甲の中央に、黒い内出血の痕のようなシミが見えた。シミを見てなんだこれと思ったが、実のところ、うつ伏せで寝て息苦しくて目が覚めること自体はたまにある。「大…丈夫だから…気にしないで…」ハアハアと息をしながら少し笑ってみせる。
まだふわふわする足取りのまま、左前方の出口から控え室を出た。

(ちなみに立ち上がってからわかったのだが、私は一人称「私」の細身の若い男である。)

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自分たちのグループの出番が来た。顔見知り2人のバンドに、私は助っ人として呼ばれたようだった。
2人に着いて舞台袖に陣取る。そこには絹のえんじ色の布がかけられた机があり(ピアノにかけられている布に近い)、演奏に使う小道具が並べられていた。
ギター&ボーカルの人に聞いて、言われるがまま私は銀色の細い棒(長さ10cm弱)を2本手に取り、舞台上に歩いていった。持っていることを感じないほどに軽い。銀色の細い棒には、先端に銀色の小さな星のモチーフが3つと短い銀色の棒の金具がぶら下がっている。こちら側が手元に持ってくるほうかな。なんとなく理解して両手に持つ。
ギター&ボーカルの人も銀色の小道具を使っており、どうやらこのバンドは小道具を銀色で統一しているらしい。

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私に用意された楽器は見た目はキーボード、試しに銀色の細い棒で鍵盤に触れると、鉄琴のような高い音がした。不思議だ。
正規のバンドメンバーである2人は横並びで前方にいて、私はその後方にいる。私の周りには音響関係のスタッフと思われる人がうろうろしていた。

のこのこついてきたはいいが、こんな楽器は演奏したことがないし、そもそもバンドの人たちの曲は知らないし、なんで自分はここにいるんだろう。控え室の時から楽になったとはいえ、相変わらず息苦しくハア…ハア…と口呼吸で頭はふわふわしたまま、戸惑いつつ、鍵盤の上で銀色の細い棒を構えて立つ。

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前方左側にいるギター&ボーカルの人から、最初の曲の曲名を知らされる。
回らない頭で言われた曲の楽譜を探すが、ない。キーボード下の棚の中に20冊くらい束が並べられているのに、何故かその曲の背表紙が見当たらない。勘弁してくれよ。音響関係のスタッフの人も一緒になって探してくれたが見当たらない。階段を2段ぐらい降りて前にあるキーボードのところまで探しに行ったがそこにもない。
もしや普段キーボードがいないからここに楽譜がないのか。曲が始まってしまう。ああ頭が回らない。息は苦しい。終わり。
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ー楽譜はちゃんと用意しておいて。
目が覚めた時、うつ伏せで寝ていて息苦しかった。

なんで控え室にいたかも助っ人をすることになったかも分からず、そもそもなんとなく2人を顔見知りだなと感じただけで、はっきり顔見知りと言えるほどの人たちではなかった。楽譜を読めないことはないから極簡単なものなら演奏できたかもしれない。なんか全体的にふわふわした夢だった。

銀色の細い棒の装飾と鉄琴のような高い音が綺麗で、強く印象に残った。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。