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金鯱賞


★注意事項
文章や見解などSNSで無断転用等を発見した場合即刻対処しますので何卒よろしくお願いします。余りにも悪質な場合は法的措置まで視野に入れますのでご注意下さい。有料での予想配信となれば他に買ってくださった方に顔向け出来なくなります。ご理解の程お願いします。

★noteについて
人気馬を中心に今回は好走できる状態であるなと私自身が判断した場合推奨する形が私自身の予想スタイルですので是非馬券の組み立てに活用して頂けたらと思います。如何に人気馬が人気通りに馬券内に来るか、それもまた予想センスが問われると思いますし簡単ではないと思っております。むしろ人気馬を推奨するという方がプレッシャーは大きいと思っております。ですのでしっかりと予想して皆様にお届けできるように精進しようと思っておりますので宜しくお願い致します。

★ 買い目について
基本的に推奨は◎◯▲での3頭推奨
◎:そのレースにおけるラップ適性最上位馬
◯:人気サイドでの高適性馬
▲:妙味のある高適性馬
以下は印のみで記載予定

★サポートについて
気持ち程度のサポートを頂けると次回への活力に繋がります。もちろん馬券の参考になった際だけで良いので今記事がどれほど必要とされているか、その様な実感を知れるこの機能。現状の自分を測れる手段だと思いますので是非よろしくお願いします。

★消し馬該当馬実績

スプリンターズS💀アグリ7着
毎日王冠💀ジャスティンカフェ7着
京都大賞典💀ブローザホーン競走中止
秋華賞💀モリアーナ4着
菊花賞💀サトノグランツ10着
   💀ファントムシーフ9着
天皇賞・春💀ダノンベルーガ4着
ジャパンC💀ドウデュース4着
     💀ダノンベルーガ6着
東海S💀オーロイプラータ5着
        💀ブライアンセンス4着
東京新聞杯💀マテンロウスカイ5着
きさらぎ賞💀ヴェロキラプトル競走中止
阪急杯💀スマートクラージュ10着
中山記念☠️レッドモンレーヴ15着
フェブラリーS💀ドゥラエレーデ12着
共同通信杯💀エコロヴァルツ5着

予想について

①目標ラップ値の設定

近10年程度をベースにそれらのラップを纏める事で今回のレースにおける近似値を取ると仮定する。
(不良馬場や小頭数による極度のSペース等除外)

それらのデータから抽出し炙り出されたラップタイムを細かく分析しレース傾向を読み解く。

②各馬の好走ラップ比較

対象馬がこれまでに好走してきたレースと目標ラップ値を比較して相違点を炙り出す作業。

平均評価をBとして

S>A+>A>A−>B+>B>B−>C+>C

の9段階に評価を細分し決定する。
基本的にラップ傾向における加点に重きを置くのでB以上の割合を多めに設定している。

③レースにおける展開の優位性

その馬の脚質とレース展開(メンバー構成含め)に合わせTBに沿った優位なポジションを確保できるかどうかの決定。

平均評価をBとして A>B>C  の3段階で判定

④ラップ・展開に加えその他要素も含んだ総合評価

例)長距離輸送未経験
例)タフ馬場実績
例)簡易血統
例)過去実績
例)オッズ妙味 etc

様々なファクターを用いて最終的な評価を決定

評価は目標ラップ値同様

S>A+>A>A−>B+>B>B−>C+>C

で決定する。

⑤最終見解

これらの評価をもとに【暫定印】を選定する。

※なぜ暫定というワードを使うかというと予想精度の確度をより上げるために当日のTB(風や馬場状態、伸びる部分)を汲み取り【最終印】を決定する為である。

金鯱賞 見解

【コース概要】

正面スタンド前の直線やや左の上り坂の途中からスタートでコースを1周する。スタートから向こう正面半ばまで緩い上り坂が続く。その後3~4コーナーにかけては緩やかな下り坂。最後の直線は412.5mで残り340m地点から240m地点にかけて高低差2mの急坂が設けられている。ラスト240mは平坦なコース形態。

【ラップ傾向】

12.7-10.9-12.7-12.5-12.1-12.2-12.1-11.2-11.6-11.8
12.5-11.0-12.2-11.9-11.7-11.7-11.6-11.0-11.3-12.3
13.0-11.5-12.6-12.4-11.9-11.7-11.9-12.1-11.9-12.8 重馬場
12.9-11.8-13.2-13.0-12.7-12.4-11.8-11.2-11.1-11.5
12.7-10.8-12.1-12.5-12.9-12.3-12.2-11.6-11.3-11.7
13.3-11.9-13.1-12.9-11.8-12.4-12.0-11.4-11.2-11.6
12.6-11.3-12.6-12.2-11.7-11.7-12.0-11.9-11.4-11.8
12.6-11.0-12.7-12.7-12.5-12.6-11.6-11.3-11.2-11.5
12.4-10.6-12.4-12.0-12.2-12.3-12.0-11.8-11.1-12.0
12.6-11.1-12.0-12.0-12.1-11.6-12.0-11.9-11.6-11.9

【目標ラップ値設定】

12.7-11.1-12.5-12.4-12.1-12.1-11.9-11.4-11.3-
11.7
前半3F36.3 - 5F60.8 / 後半5F58.4 - 3F34.4

とにかく後半力がモノを言うラップ構成。前半3F36.3/5F60.8はかなり緩いラップ構成だがこれはコース形態が大きく加味する。スタートは中京特有の急坂途中からなのでスタート後すぐに登り坂という特殊条件である。その上でスタートから300m付近ではすぐ1角を迎えるためペースが上がらない。ただ向正面の4F過ぎより最高到達点を迎えるとここから直線までのおおよそ4F近く下り坂となる為、ペースが上がりやすい。目標ラップ値でみてわかる様にラスト5Fは12.1-11.9-11.4-11.3-11.7ととにかくTS要求値が高く、かつ持続力も求められる。更にはラスト3Fでもう一段加速する力も要求される非常にタイトなラップ構成に。ラスト1Fも減速幅0.4秒とラストまでスピードが落ちることはない。コース形態からもコーナーでの外差し、外捲りの負荷が大きい事は周知の事実だがその上で中京は開幕週かつラップ的にも11.4-11.3とTS要求値が1番高い部分かつ緩まないので外差しはシビアなレースとなる。それらもふまえて予想を出していく。

【展開想定】

前走初角3番手内で通過がエアサージュ、ドゥレッツァ、ヤマニンサルバムの3頭。それに加えてドゥレッツァは前走外枠からリカバリー出来ただけで実際テンは早くなく内枠なら尚更ポジション取りは難しいとみる。ヤマニンサルバムは控えても問題ないので格上挑戦となるエアサージュがここは思いきってハナを奪取しにくるだろう。その他で主な先手候補はヤマニンサルバムのみなのでここに近走ポジション取りで不利を被ってきたアラタ、絶好距離に戻るシーズンリッチ辺りが色気をだして先行ポジション確保を意識。ただ出走頭数も当初よりかなり少なくなって13頭立てと差し馬にはありがたい状況に。開幕週だからといって差しが絶対的不利というわけではなく後半力の高い馬であれば十分差し切れる展開に持って行けそう。

上位人気馬 見解
ラップ適性:S  展開:B  総合評価:A−

当馬の凄さはとにかく後半力。札幌記念然り23年金鯱賞もそうだがテンに速いタイプでは無い当馬はスタートからポジションを取りにいく事は殆どなく後方からの競馬となる。故にこれまではバイアス負け(展開や馬場)も見られていた。ただ川田J騎乗時【6-0-0-0】が示す様にこの馬の特徴を完全に理解したうえでコース毎に乗り方を工夫している事が表れた数字だろう。これまでのレースは脚質に合わせた差す形のみで活路を見出していたが札幌記念は完全に新境地を開いた印象。

稍重馬場×洋芝で相当タフなレースとなったが道中捲りを入れる新味なレース内容。道中追走UPに加えバイアスを無視する直線の弾け方は控えめにも次元が違ったと言える。勿論道悪に対する適性の高さも圧勝の要因ではあるが全体時計でみた時に12.2-12.5-12.0-12.0-12.4と超持続力が問われた中を道中ペースを上げ進出した川田Jの好判断も光った。そして何よりあの馬場でラスト5Fからとんでもない持続ラップが刻まれた中、楽な顔をして直線へと進出した当馬はやはり異次元級。どれだけ早くスパートが始まってもラストまで脚があがる事なく走破できるのがこの馬の強み。

もう1R例に取るがラップ内容が圧巻だったのは天皇賞秋。この馬の特筆すべきは圧倒的な後半力でそれも残り5F地点からラスト1FまでTSを持続させる持続力は現役馬を見渡してもNo.1。前半5F57.7と超Hペースでレースが作られた中、後半5F11.4-11.4-11.6-11.4-11.7と恐ろしい持続ラップだったがこれを最後方から上がり3F33.9で追い込んで3着まで猛追。3-4角では押し上げていきながらイクイノックスやドウデュースを凌ぐ脚を発揮とこの内容を見ても後半力が問われる金鯱賞で凡走するイメージは湧かない。

強いて不安材料を上げるならばやはり開幕週の中京競馬場TBだろう。昨年こそ反バイアスの中でも差し切ったがいかんせん相手関係が緩すぎる。フェーングロッテンやアラタが2.3着に来るレースで2着馬に0.1差しかつけれなかったのはやはりTB及びコースバイアスが強く働いた事が影響したのだろう。今回は逃げれば強い馬がいるので勝ち切れるかどうかトラックバイアス次第か。

ラップ適性:A  展開:A  総合評価:A+

菊花賞を迎えるまではポジションを取れないが高TS×瞬発力で捩じ伏せる、そんな印象だったが菊花賞では見違える程強い競馬を披露。

菊花賞の内容だが不利な大外枠から抜群のスタートをきるとルメールJの好判断も相まってハナ奪取。前半3F35.5と長距離戦にしてはスタートからペースが流れ脚を使った。それでも5-9Fにかけて12秒中盤〜後半にしっかりと緩みを持たせかつ折り合いもついた。その中で道中パクスオトマニカにつつかれたりリビアングラスに前を行かれたりとスムーズな競馬とはいかずともリズムを崩さずレースを作れていた。後半にかけてかなり早い段階での仕掛けとなり残り6Fから12.3-12.1-11.6-11.7-11.4-11.8と5F58.6/3F34.9で纏めあげる後半力は相当でTSの要求値もある程度満たしている。ただ注意点が1つ、決してテンからのスピードは速い訳ではない。前走も外枠が功を奏して二の脚でリカバリーできただけでスタートは他馬と同等。今回内枠を引いてしまった暁には高確率で後方からの競馬となるだろう。その場合プログノーシスとは脚力が違ううえに斤量差も苦しい。プログノーシスを凌ぐには道中捲りを入れて先頭に立つもしくはプログノーシスを内に閉じ込めて先に直線進出するかで枠並びが重要。シンプルな後半力で言えばプログノーシスに劣るので勝ち切るには工夫と運が必要。

ラップ適性:A−  展開:B  総合評価:B+

中日新聞杯は同舞台の中京芝2000mでの開催。例の如く1000m通過は1:00.2とTBを考えれば稍M〜Sペース程度だがそこからホウオウビスケッツ・ユニコーンライオンがレースを引っ張り5F地点から12.0-11.8-11.3-11.5-12.0と高い持続性能が求められた中を先団4頭目から突き抜けた。ラップ的にもラスト3F地点から消耗型の減速ラップで先行負荷の大きいレースでも勝ち切った内容を高く評価。

オクトーバーSでも5Fの持続ラップかつラスト3F地点にTSを記録し残り2F消耗型の持続ラップでの逃げ切りと当馬の好走ラップは酷似している事が分かる。これらより金鯱賞の好走ラップとは多少傾向が逸れるものの前々からの粘り込みと言う観点から考えれば早め仕掛けをすれば間に合う可能性もある。

ラップ適性:B+  展開:A  総合評価:A−

新潟記念は5-6Fで12.4-12.4としっかり溜めを作った後に7F地点からギアチェンジ。2F連続でTSの要求値が大きいラップをふみラストは0.6減速。毎日杯も同様に中盤に含みを設けた後3Fの瞬発力戦もラスト1Fでは1.2秒も減速するスタミナ要求値の大きいレース。これらより基本的にはラスト4F-3Fの瞬発力戦に特化しており長くいい脚を使うタイプというより瞬間的に脚を使うタイプ、そしてその中でもスタミナを要し上がりの掛かる展開で上位進出してくるタイプで適性的には若干逸れている。

菊花賞の様に中盤中緩みからロンスパ持続力戦で全く見せ場がなかった様に長く脚を使う展開で惨敗。ただダービーの様にドSペースからの瞬発力戦だと今度はキレ負けしてしまうという非常に狙いの難しい1頭。狙い所が少ない故に嵌るレースでは新潟記念の様に爆発力をみせるが今回はそのターンでは無さそう。また新潟記念は古馬相手に勝ち切ったものの2着ユーキャンスマイル3着インプレスとお世辞にもメンバーレベルは高くない。4着にはプラダリアが構えるものの適性的に難しい中でのものでプラダリア自身の評価が上がる内容。メンバーレベルが数段上がる今回どこまで健闘できるか注目。

ラップ適性:B  展開:C  総合評価:C

キャリア7戦中でドSペースの瞬発戦となったダービーを除くその全てのレースで上がりが34秒台〜と明確に瞬発力<持続力に適性を持つ。日経新春杯の様に6F地点から徐々に加速していく今回のレースで求められる様な持続性能の強い内容を消化してるがTSの要求値が比較的低いことに加えてラスト3F地点で最大TSに達した後は2F連続で減速と上がりが掛かった事が差し切れた要因。きさらぎ賞もラスト1Fで大きく減速する消耗度の大きいレース質であったことからも今回のレースと当馬の好走傾向には多少ズレがある。

大前提として屈腱炎明けかつ大型馬の約2年ぶりの出走をここで強気には狙いずらい。陣営としてもしっかり乗り込んできているものの『実践感』や『太め感』と言うワードが出ているだけに一度使ってからだろう。ただ元々の能力で言えばプログノーシスに匹敵する程、いきなり走られる事も視野に馬券構築したい。

以下全頭診断
ラップ適性:B  展開:A  総合評価:B

全11戦で上がり最速を叩き出したのが新馬戦の1Rのみで基本的には前々から持続力を活かしての粘り込みタイプ。好走したレースのほとんどが内回りである事からもコーナー角が緩く直線の長いコースというのは幾分割引が必要か。

飛鳥Sは5F1:02.0と前半Sペースからラスト2Fの瞬発戦。TS要求値が高い瞬発力戦と当馬が得意とするラップ構成では無い中での好走と近走充実度を示す。

修学院Sはタフ馬場で全体的にTS要求値が低い中で前半の基礎追走SPが求められラストは3F連続で減速していく消耗型の持続ラップ。

オリオンSは中盤での緩みが目標ラップ値ベースで大きいが6Fから徐々に加速していき9-10Fでは11.3-11.3とTS要求値が大きいラップを2F連続で踏む。ラスト1Fでは0.7秒減速と脚は明確にあがったものの後半5F58.4で纏め上げた後半力は本物。開幕週中京なら逃げ粘れるのでは、と期待を抱かせる好ラップ。

キャリア11戦中初角を先団5頭目内で通過する競馬をできたのが実に10戦とテンからポジションを取れるゲートの安定性・テンスピを保持している。今回は開幕週のラチ沿いが非常に良好な馬場状態。ポジションを取り流れに乗れればチャンスはある。

ラップ適性:B−  展開:C  総合評価:C

オリオンSは中盤での緩みが目標ラップ値ベースで大きいが6Fから徐々に加速していき9-10Fでは11.3-11.3とTS要求値が大きいラップを2F連続で踏む。ラスト1Fでは0.7秒減速と脚が明確にあがった中、後半5F58.4全体時計で掛かったところを上がり3F34.1を使っての勝ち切りは強い内容。

鳴滝特別は4-6F地点で緩んだものの7F地点からスズカハービンが捲ったことで早い段階でからのペースアップとなり12.2-12.1-11.9-12.0-11.8-12.1と超ロンスパ持続力戦となった。TS要求値も低くパワー重視の馬場だったがこれを大外からなんなく上がり34.8の脚を使い差し切りと高い適性を示した。

レース内容から鳴滝特別のパフォーマンスレベルが非常に高くこの様な展開(TS要求値が低い・ロンスパ持続・パワー寄りの馬場)の場合が理想とすると今回のレースにおいては適性が合致しないかと。開幕週かつSペースからTSの高い瞬発戦は基本的に合わない中でどこまで健闘出来るのか。

ラップ適性:B+  展開:C  総合評価:B

中日新聞杯、昨年の金鯱賞と連続でこの舞台を好走しておりラップ適性も非常に高い1頭。これまでダートを使っていた事、函館記念の内容からもタフ馬場を得意とするタイプという認識を持っていた中で上記2戦のインパクトは大きい。

中日新聞杯は中京2000にしては前半からペースが流れた一戦で前半3F34.7 / 5F1:00.2を記録し先行負荷が掛かった。それに加えて5F地点から一気の加速で12.0-11.8-11.3-11.5-12.0と先行馬がパッタリと止まり展開が向いた側面は大きい。ただその中でもこのペースについていき、かつ大外をぶん回しながらもヤマニンサルバムに0.1差の上がり33.9の脚が使えるとは思いもしなかった。この時の斤量差も考えれば十分逆転する可能性も秘める。

昨年の金鯱賞ではプログノーシスには上がり性能の差を見せつけられたがかなり強い競馬で4着まできている。これもラスト2Fが減速するラップ構成で差しが決まる可能性も高かったのだが実際は2.3着馬が前を行って惰性での粘り込みなので良く差して来ている。

今回は開幕週の中京なので差し込むのは相当難しい様に感じるが能力やラップ適性からは十分通用する見込み。

ラップ適性:B  展開:A  総合評価:B−

露骨過ぎるほどラスト1F減速幅の大きい、言わば消耗度が大きい上がりの掛かるレースで台頭。ノッキングポイントを下した毎日杯がベストレースで前半からペースが流れたことで5F59.2、その後11.8-11.4-11.5-12.7と高基礎追走SP×減速型持続力戦の形が当馬の理想。

神戸新聞杯3F地点から12.7-12.4-11.9-12.6-12.5と5F連続緩んだ事でラスト3Fは10.7-10.9-12.0とTS要求値のかなり強い瞬発力戦で得意な展開とは異なった。ダービーも緩い流れからのラスト4Fギアチェンジ戦に上がりを使えず7着に敗れている。菊花賞は明確に距離なのでここ3戦は度外視できる内容かと。恐らく中京芝2000は条件的にも悪くなく前半の緩み部分さえクリアできればあとは流れに乗るのみ。ただラスト1Fまで減速幅は大きくなく惰性で押し切れる様な展開がどうか。

ラップ適性:B+  展開:B  総合評価:B

ラップ適性は高いが個人的にはタフな条件下の方が向いているかと。タフ洋芝の巴賞、ユニコーンライオンがHペースでレースを引っ張った福島記念、ジャックドール×パンサラッサの超Hペースラップの札幌記念と明確に他馬が苦しむ様なラップ、条件下で好走をしている。故に昨年の金鯱賞は展開にかなり恵まれた、そう断定した上でフェーングロッテンを差せなかった辺りにTBに対する適性が出てしまったか。当週の中京は開幕週なので昨年よりも高速馬場化が濃厚。追走部分でかなり苦労するとみており昨年ほど簡単に粘り込みとはいかなそう。

ラップ適性:C+  展開:C  総合評価:C

明確に軽い馬場×瞬発力に適性を持つので府中がベスト条件も開幕週中京なら比較的似た様な条件下でのレースに。ただコース形態からもある程度ポジションを取らないと話にならないのだが近3走は軒並み出遅れており後方からの競馬を強いられている。これが狙ってのものなのか、はたまた癖が付いたかその辺は分からないものの後方待機をする様になり爆発的な瞬発力を発揮。リフレーミングやロードデルレイ、フレーヴァードといった面々をも凌ぐ末脚は魅力的。ただこの脚を引き出す為道中はリズム重視で競馬を行えば高確率で後方からの競馬となる為、反バイアスでのレースとなってしまう。嵌れば強いので当馬に合う番組まで待ちたい。

ラップ適性:B  展開:B  総合評価:B−

箱根特別は府中2400らしくしっかり中盤で中緩みをした後、11.1-11.1-11.5とギアチェンジ戦。展開が向いた側面はあるが後続をしっかり突き放した内容は評価する。ただ時計も平凡かつ上がり3位とキングズパレスの末脚比較しても適性は持続寄り。

湾岸Sは小回りコースを器用に立ち回り勝ち切ったわけだがラスト5Fのロンスパ戦で道中進みが怪しいシーンも。特にTS要求値が高く求められた11.4-11.4のこの部分においては多少なり他馬比較でも伸びあぐねてる印象があった。その中でも馬群を縫って勝ち切った事は評価するがインパクトは欠く内容。

近4走は9.5.6.6着と馬柱を汚しているがどれも0.4〜0.7差と意外と大きくは負けておらず相手なりに走っている。比較的ポジションも取れるタイプだけに激走には注意が必要か。

ラップ適性:C  展開:  総合評価:回避

愛知杯・博多Sと直近好走したレースラップをみると前半からペースが流れ後半上がりの掛かる展開を好む事が分かる。どちらもTS要求値が低く上がり性能を誤魔化せる馬場での差し込みや捲りを効かせている事から今回レースへの適性は大きく逸れる。瞬発力より持続力に寄るのはいいが持続ラップでも質が違いすぎるので現状厳しいレースを想定。

ラップ適性:C  展開:C  総合評価:C

直近2年馬券圏内に走っておらず早熟の可能性が濃厚でここでも凡走濃厚。ラップ適性的にはTS要求値がとにかく低い事、ラスト2F減速する様な消耗型のレース質に強い事からもスタミナやパワーに富んだタイプなのでここでの適性とは大きく異なる。

最終見解

【暫定印】

◎プログノーシス
◯ドゥレッツァ
▲ハヤヤッコ
△ヤマニンサルバム

【最終印】

◎ドゥレッツァ
◯ヤマニンサルバム
▲ノッキングポイント
△プログノーシス

【買い目】

◎→◯▲→△:3連単F 2点

ドゥレッツァはテンはあまり速くないが推して出していける事も考えればプログノーシスより上。
後方脚質はやはり今日の馬場で差し込みはかなり苦しいのである程度前々から脚をしっかり使えるタイプを狙う。

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