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フェブラリーS


★注意事項
文章や見解などSNSで無断転用等を発見した場合即刻対処しますので何卒よろしくお願いします。余りにも悪質な場合は法的措置まで視野に入れますのでご注意下さい。有料での予想配信となれば他に買ってくださった方に顔向け出来なくなります。ご理解の程お願いします。

★noteについて
人気馬を中心に今回は好走できる状態であるなと私自身が判断した場合推奨する形が私自身の予想スタイルですので是非馬券の組み立てに活用して頂けたらと思います。如何に人気馬が人気通りに馬券内に来るか、それもまた予想センスが問われると思いますし簡単ではないと思っております。むしろ人気馬を推奨するという方がプレッシャーは大きいと思っております。ですのでしっかりと予想して皆様にお届けできるように精進しようと思っておりますので宜しくお願い致します。

★ 買い目について
基本的に推奨は◎◯▲での3頭推奨
◎:そのレースにおけるラップ適性最上位馬
◯:人気サイドでの高適性馬
▲:妙味のある高適性馬
以下は印のみで記載予定

★サポートについて
気持ち程度のサポートを頂けると次回への活力に繋がります。もちろん馬券の参考になった際だけで良いので今記事がどれほど必要とされているか、その様な実感を知れるこの機能。現状の自分を測れる手段だと思いますので是非よろしくお願いします。

★消し馬該当馬実績

スプリンターズS💀アグリ7着
毎日王冠💀ジャスティンカフェ7着
京都大賞典💀ブローザホーン競走中止
秋華賞💀モリアーナ4着
菊花賞💀サトノグランツ10着
   💀ファントムシーフ9着
天皇賞・春💀ダノンベルーガ4着
ジャパンC💀ドウデュース4着
     💀ダノンベルーガ6着
東海S💀オーロイプラータ5着
         💀ブライアンセンス4着
東京新聞杯💀マテンロウスカイ5着
きさらぎ賞💀ヴェロキラプトル競走中止


フェブラリーS 考察

【コース概要】

2角ポケットの芝部分からスタート。外枠各馬の方が約30m芝を長く走れる為スピードに乗りやすいことでポジション取りには部がある。ただスタート後約500mほど直線があるのでポジション争いはそこまで激しくはならない。ワンターンコースのため小回りで器用さを求められる舞台で敗戦した馬が巻き返しやすいのも特徴。ただある程度の基礎追走SPが求められる上にラストはしっかり上がりが使えないと上位進出は狙えない地力が問われるコース形態。

【ラップ分析】

12.3-10.9-11.4-12.0-12.5-12.1-12.0-12.4
12.2-11.0-11.3-12.3-12.4-11.6-11.2-11.8
12.5-10.8-11.4-11.8-12.0-11.9-11.9-12.1
12.5-10.9-11.2-11.8-12.3-12.2-11.9-12.4
12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-11.6-11.4-12.4
12.2-10.7-11.2-11.7-12.5-12.6-12.3-12.8
12.1-10.5-11.4-12.2-12.8-11.8-12.0-12.3
12.2-10.8-11.1-12.0-12.3-11.9-11.6-12.1
12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5
12.4-11.3-11.8-12.5-12.6-12.0-11.5-11.9
12.2-10.8-11.6-11.9-12.1-12.1-12.0-12.4

【目標ラップ値】

12.3-10.8-11.4-12.0-12.4-12.0-11.7-12.2
時計1:34.8/前半3F34.5/後半3F35.9

コース形状×上級条件とありテンからペースは速く流れる。特に2F地点では平均で10.8と異常な程テンの入りが速い事は頭に入れておきたい。中盤はスピードの持続性能・基礎追走力が問われる。ラスト急坂をこなすが大幅な減速ラップを踏まずペースを持続させ上がり平均35.9とスタミナを要す。これらより東京ダートマイルで2秒近い前傾ラップをこなした馬、好走した馬をここでは大幅に評価を上げたい。また速い流れの中を上がり35秒台〜36秒前半辺りで纏めれていれば尚良し。

【展開予想】

前走初角3番手内で通過がイグナイター、ウィルソンテソーロ、オメガギネス、ガイアフォース、ドゥラエレーデ、ドンフランキー、ペプチドナイルの7頭とメンバー構成のおおよそ3割を占める為、先行負荷大のレースを想定する。その中でも前走1200からの臨戦過程となるイグナイターとドンフランキー、そして初ダートとなるガイアフォース、これまでキャリアでキックバックを経験した事のないドゥラエレーデ辺りは是が非でも逃げの展開に持ち込みたい。となった時ある程度先行馬はやり合ってでもポジションをとりに来るはずなのでイメージとしては中盤の緩みが少なくシフトしラスト1Fの減速幅が大きくなる、その様なラップを想定。例年に比べても差しが届く様な展開になると予想する。

ダート経験上位人気馬
ラップ適性:B+ 展開:B+ 総合評価:B+

東海Sは道中一貫して12秒中盤で推移する持続ラップ、グリーンCCは軽い府中で高い追走SPと持続性能が求められる中で2着に健闘。これらの内容から府中への適性は非常に高く引き続きHパフォーマンスが期待できる。ただHパフォーマンスを発揮したレースはどれも軽い馬場でのものでタフ馬場替わりがどう転ぶか。道中に緩急をつけるよりも一定スピードを持続させるレース展開の方が向くのでその観点からは適舞台。

不安材料としては同型多数(先行脚質)+前走比で斤量2㌔増、そして前走が楽な競馬であった事。加点材料としては出走可否が怪しい中でもルメールJを確保していた勝負度合い。前走楽な競馬ながらも初古馬混合重賞で連対は評価。そこの加点材料と不安材料のバランスから最終的にはオッズ妙味を考えて推奨度合いを決定する。

ラップ適性:A− 展開:A 総合評価:A

JBCクラシックは大井良馬場にしてはまずまずの時計を計時していた中で道中の基礎追走SPは12秒中盤〜13秒まで。タイトなラップ構成でレースが展開される中を当馬は先団4.5番手で追走。道中の手応えは良かったが8F目にかけてのコーナリングで13.0とそこまでペースは上がっていないにも関わらず後退気味、直線に入っても伸びを欠いて見せ場無し。直線の止まり方からも地方特有の砂質とタフなラップ構成、そして距離が影響してのものと考える。

チャンピオンズCはマイル質のSPが求められる中、展開・コースバイアスを無視する差し込みにてレモンポップに0.2秒まで迫る好内容。前が全く止まらない難しい展開の中でも堅実に末脚を使えた事から距離は1600-1800がベストで砂質や基礎追走SPなどは中央の舞台が適性とみる。東京大賞典は思い切った先行策で新味。タフ馬場でスタミナの要求値が非常に大きいレースでウシュバテソーロ相手に0.1差と展開が向いたとしても立派な内容。脚質に幅が出来たこともこの馬にとってはプラス。条件戦とは言えキャリア2戦2勝の好舞台替わり、距離短縮もこの馬にとってはベストと見ている事から実績共々狙える人気馬だろう。

ラップ適性:C 展開:B− 総合評価:C

チャンピオンズCはテンからペースが流れ道中12秒前半〜中盤の緩みを経ないマイル的な持続力が問われたレース。勿論先行した当馬然りレモンポップが強い内容であったのは当然なのだがコース形態の恩恵、散水の影響により前有利のバイアスが働いたのも事実。終日タフすぎる馬場で行われた土曜日から考えると軽くなった馬場による恩恵を受けた事でこのマイル的SPが求められたレースでも好走できたと受け取る。

東京大賞典では地方特有の砂に苦戦すると見たが道中で隊列が早々に決まった事で中間5F連続で13秒台付近まで緩む圧倒的先行有利な形態。ラスト2F地点でTS12.0を踏むような展開では後方馬はノーチャンス。それに加えて砂も被らずノンストレスな競馬ができたのもこの馬にとってはプラスだったとみれば国内で行われたダートグレード競走においてはどれも展開に恵まれてのものと取れる。ただ裏を返せば毎回展開に恵まれる様な好位で競馬ができているという事実もあるので一概に強さを決定付ける事は現段階ではできない。

ただ今回はテンに速い流れとなりそうなメンバー構成だけに内枠に入ると難しい競馬になるだろう。また前走より距離短縮となること、そしてテンからのペースが違いすぎる事で前半で脚を使い過ぎてしまう可能性も。外枠に入れば評価は上げるべき存在。

ラップ適性:A+ 展開:A− 総合評価:A−

大前提として'21'23のフェブラリーS程走ればここでは当然ここでも勝ち負けになる存在である。'21だがまずこのレース好走した馬の位置取りやローテについて掘ってみる。1.2着馬のカフェファラオ・エアスピネルは共にチャンピオンズCからの短縮ローテに加えて圧倒的に伸びていた正に好走ゾーンであった内ラチ沿いをロス無く走れた馬達。3着のワンダーリーデルに関しては根岸からの延長ローテではあったもののこの馬の元来のベスト距離は間違い無く1600、それに加えてこの馬もインをロス無く立ち回れたタイプの好走。そんな中稍重根岸Sから良馬場フェブラリーSへの距離延長に加えて大外枠発走でポジションを取れない不利。直線も圧倒的に伸びていたインを使えず5〜6頭分外を追い込む形、いわば反バイアスが強いレース質を強いられてしまった。ただそれでも上がりはエアスピネルに次ぐ35.5の脚を使えていたし距離延長不安が戦前囁かれていたが十分勝負になっていたし展開次第ではと思わせる程。そして当馬にとっては正に追い風となる週末雨天予報。元来1400辺りを主戦場としている当馬の強みはスピード×圧倒的ピッチ数だろう。この強みが近年のフェブラリーにおいてはプラスには働かなかったが今回はその強みが正にハマるとみている。

'23フェブラリーSではドライスタウト、メイショウハリオといった猛者相手に先着。レモンポップ相手にも0.2差に迫る末脚を発揮とこの条件はやはり得意舞台。先行馬がやり合わない展開で中盤連続で12.0-12.5と緩んだ先行有利なラップ形態。そこで大外を回しながらも上がり最速35.7を使い2着。メイショウハリオを凌ぐ末脚、レモンポップに迫る内容からも相当強い競馬だったと言える。距離は本質的にも1200-1400なのだろうが絶対能力の高さと府中適性から1600迄なら許容範囲。残念なのは鞍上川田Jが乗れない事で北村Jにスイッチする事。そして加齢による末脚性能の低下か。川田Jが乗れない事は仕方ない事だが乗り親しんだ馬だけにここは川田Jとのコンビが理想だった。それとやはり前走の内容を見てもタガノビューティーとの末脚比べで明らかに劣っていた事を見ても年齢による衰えは感じる。

ラップ適性:B 展開:A− 総合評価:A−

大井ダート2000mで行われたJBCクラシック、ノットゥルノが果敢にハナを叩き締まったラップ構成でレースは展開。4F目で13.0、7-8F目で12.8-13.0とコーナリングで多少なり緩む区間はあったものの基本的にはタイトなラップ構成。その中でコーナーから徐々に加速し直線に立つと後続を離す一方。前半の追走SPを考えれば上がり3F37.9は破格の末脚。これはウシュバテソーロに匹敵する上がり性能、かつ時計も優秀。

前走の東京大賞典はタフ馬場かつドSペースで後方馬はノーチャンス。ウシュバテソーロが異次元なだけでキングズソードも脚は使えていただけにバイアス負け。ただ正直ジョッキーとしてもあのペースでウシュバテソーロと末脚比べをしてしまう辺り先週のベラジオボンドやマスクトディーヴァなども含め勝負感が薄過ぎる。一概にジョッキーのせいと言うわけではないがそれにしても勝つイメージが湧かないジョッキー。それに加えて今回距離短縮かつワンターン替わりだがそれも向くとはあまり思えない。

ただしかし戦績を見て分かる様にここでは格上の存在。ノットゥルノ、メイショウハリオ、テーオーケインズ相手に0.9差つけれる馬が今国内に何頭居るだろうか。不安材料を帳消しにするほどの格を持った馬なので妙味部分からも狙いたいところ。枠は正直内枠寄りの方が好ましかったがこの位置なら自在に競馬も出来そうである意味プラスか。

地方馬短評
ラップ適性:B 展開:C 総合評価:B−

地方馬では最上位評価に値するもマイルで勝ち切るイメージは湧かない。スプリント戦に重きを置くだけに基礎追走SPに関しては申し分ないがスプリントでも後半にかけて徐々に減速して行く様なラップが多い中で府中の1600という舞台は速い流れかつそれを持続させる能力が必要なだけに厳しい。

ラップ適性:C 展開:C 総合評価:C

テンSP、基礎追走SP、持続性能のどれをとってもこの舞台で走れる力は無い。昨年のフェブラリーSでは6着まで来ているが力の抜けた1-4着馬までには完全な力負け。以下メンバーは正直OPクラスの馬なので着順程の評価は出来ない。

ラップ適性:B− 展開:C 総合評価:C

こちらもまず追走SPが圧倒的に足りないのでこのメンバー構成かつ府中の舞台なら中団or後方に位置するため非常に難しい展開が想定される。となった場合、上がり38秒〜のタフな消耗戦でしか台頭した事のない当馬にとっては差し比べて確実に劣る。また前走東京大賞典で惨敗した様に地方馬と中央馬では明確な力の差があるなと。今回前走よりは格落ちするもそれでも足りないだろう。

その他注目馬
ラップ適性:B+ 展開:A− 総合評価:B+

まず元々【5-5-3-4】とワンターン府中専用機のイメージが当馬にある様にこの条件下でしか走れていなかったが昨今では船橋:かしわ記念、阪神:コーラルS、盛岡:南部杯とどれも異なる条件の中、しっかりと自分の走りに安定感が出てきている事が分かる。中盤中緩みの瞬発力勝負、超前傾の後半消耗戦と異なる適性が求められる中でもしっかりと好走できるようになったのは大きな強み。その中でも道中の基礎追走SPが求められ一定の持続力が求められる中から抜け出す脚というのは他馬を相手に取らない高い適性を持っている。武蔵野Sは12番人気ケイアイシェルビーが4着に残るいわば前残りバイアスが働いたレース。いつも通りテンから出して行かずリズム重視の追走で最後方に位置。鞍上もこの馬の乗り方を熟知しているだけに外を回すのでは無くラチ沿いをピッタリ走り直線だけ外に出し末脚に賭ける、そんな競馬を実行してくれる。今回はレッドルゼルが蓋となり進路をスムーズに取れなかったがその中でも前が開けばレッドルゼルを子供扱いする強烈な末脚を発揮し猛追。
全体時計12.1-12.2-12.5と府中にしては珍しいラスト3F減速ラップとなるも上がり最速35.6は勝ちに等しい強い内容。これらのパフォーマンスからもとにかくこの府中の舞台においては適性で右に出るものは居ないという判断で良い。

ただ直近のフェブラリーSのラップ内容はG1レベルにしては中間でしっかりと緩む傾向にある。5F目に12.4とペースが落ち着き、その後ラスト2F部分で11.7のTSを記録する。言わば中盤中緩みからの瞬発寄りのレースは差し馬にとって難しい競馬となる要因に。今回は先行したい馬がかなり揃った印象があるので展開的には向きそうな側面はあるが枠並びには注視した上でペース配分を決定する。

ポジション的には前走より距離延長となる事で多少なりポジションを前に取れそうなのはプラス。また前走根岸Sは出遅れ再後方からのレースメイクで完全に度外視できる内容。今回も引き続きメンバーレベルは高くないのでゲートをクリアしてスムーズなレースメイクさえできれば普通に上位に来るだけの力はある。

最終見解

【印】

◎ウィルソンテソーロ
◯ガイアフォース
本命筆頭も初ダを考慮して対抗評価。
初ダートの為見解の記載は省略しているが府中マイルで1:31.6で走破出来る脚力、血統的裏付けからもここでのいきなりの好走も期待できる。天皇賞秋ではイクイノックスの次に強い競馬をしていたしあの面々で5着とここでは格上の存在。枠並びは恵まれてほしいが中枠程度でも狙う価値は十二分にある。

▲キングズソード
△レッドルゼル
☆タガノビューティー

【買い目】

◎◯▲→◎▲△☆:馬単F

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