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悪の組織って意外と割り切るよね

特撮作品に欠かせないのがヒーローと対となる
存在、悪の組織たちですが、その行動原理は
実に様々 地球を征服し我がものにするためとか
自分たちの住みよい環境に作り変え星を乗っ取ろうとするもの等、行動理由は 実に様々
目的を達成するためには手段を選ばず怪人を送り込んできます
古代の怪人を甦らせるとか人工生命体だとか
様々な出自の怪人軍団がいるわけです
毎話それぞれの怪人が送り込まれ作戦を遂行し
ヒーローにそれを阻止され爆散する
ここでお話が終わり次週予告が流れる
大体のお話はこの雛形に則り作られています

各組織は阻止されてもすぐ次の作戦を打ち出してきてしつこく征服を狙うほどの粘着性を見せるにもかかわらず  1度阻止されたくらいで
あきらめて作戦を切り替える組織ばかりなのは
何故なのでしょう? 怪人を再生させる技術は
大体の組織が保有していることは疑う余地もないことです  例えば初代ライダーに倒された
怪人が再生され同時に作戦を遂行するシナリオだとすると絶対に味方陣営の人手が足りなくなってしまうことは目に見えています  それでは実際に怪人が増えるとヒーローの負担はどうなるのか仮面ライダーを例に考えてみたいと思います


負担その1
組織に拉致される可能性のある人物を同時に警護しなければならない

どの作品にも各話キーマンとなる人物が登場し
組織に消されたり 誘拐されたりします
偶然そこにヒーローが居合わせ撃退したことから事件が発覚、組織の陰謀を暴く流れになりますが、作戦を同時に進行するということは
何度でも再び狙われる可能性がある人物が
多数いる事になります  
多数の作戦が同時進行していなかったとしても
組織を目撃したものはいつなんどきでも命を狙われる可能性があるわけです

負担その2
秘密基地が増える
敵怪人はそれぞれ秘密基地が別々の場所に存在すると考えられるため、個別に基地を爆破する必要性があります時限爆弾を多数の基地で爆発させると地形が変わる可能性すらあります

負担その3
怪人同士が共同で作戦を遂行する
今までは一話につき一体もしくは二体が一般的
でしたが同時に複数の敵が存在するとなると 
敵の弱点を補い合って以前の倒し方は通用しないことも考えられ、新たな必殺技を常に
開発し続けることになります。

負担その4
海外のライダーが帰国できない
日本の守りを任されているライダーがピンチとなった時海外から緊急帰国する描写は仮面ライダーのダブルライダーの共演として皆の心を掴んで離さないキラーコンテンツです
しかし、海外でも同時に作戦が常に展開されているとなると、帰国することができなくなり
最悪世界征服成就となってしまうことも考えられます。


以上のことからも怪人が無限に再生し作戦を遂行するとなると勝ちシナリオにすることは
まず難しいだろうと考えられるため、メタ的
理由によって  敵組織は目撃者の殺害や拉致を 
あきらめているのではないかと結論づける
そもそも敵幹部も多数の作戦を同時に指揮することはまず不可能でしょうし



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