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精神改造刑について考えてみた

最近カラオケに行ったときに宇宙猿人ゴリなのだを歌う機会がありまして
改めて 宇宙猿人ゴリ改めスペクトルマンの設定を見直してみたんですけど
地球に来る原因が クーデターを謀った罪により
精神改造刑に処されるところを腹心ラーに救われたことで
宇宙を逃亡することとなったことが発端な訳ですが

そもそも精神改造刑とは何ぞやとそんな疑問を感じたわけなんです

今回は精神改造刑が執行されたとしてどういうことが行われるのか考えてみました

ケース1  脳を改造して人格を改変する


人間の人格を形成するのは当たり前に脳であることは言うまでもありません
脳の一部を失うことで性格が変わってしまうことや性格が改変される
ケースは聞いたことがあるかもしれません 人間の人格を形成しているのは
前頭眼窩野 と呼ばれる部位とされており


図.ヒト(左)とサル(右)の前頭前野外側部(上)と前頭眼窩野(下)

この部位を外科的に手術することで思想を改変しようとしていたのかも
しれません

実際脳を損傷した際に性格が変わるという事例も聞いたことがありますね

ケース2 薬物治療によって精神を改変する

楽観的な考えをもたらすものにセロトニンと呼ばれる物質が
関係していることが研究で分かってきています
実際に脳科学によって人格や性格を変えることが出来るのか
日夜研究が行われています。

もしかすればE惑星ほどの科学力があれば薬品を用いて性格を
変えることが出来るかもしれません

ケース3 催眠術を用いて改変する

脳自体にアプローチする方法は何も外科手術や薬物治療だけではありません
催眠療法というものもあります
失った記憶を退行催眠により取り戻すことや 催眠によって記憶を
薄れさせることも可能なのだとか
特撮作品においても洗脳によって操る描写は多々見られます
その為思想を催眠術によって深層心理に植え付けることにより
精神を改造する技術もあるかもしれません

最後に…

ゴリはナレーションでも言及されているように生まれながらにして
独裁者気質を持つキャラクターでしたが信念と行動力があったが
故に慕われる一面も持ち合わせていました
この時に逃亡することになっていなければどのような
一生を過ごすことになっていたのか、時々は
悪役のバックボーンにも思いをはせてみるのも良いかもしれません

ゴリが地球を支配したかった理由も「きれいな地球を汚す地球人が許せない
自分が支配する」といったところから決意することになったことを
考えると作品が発表されてから随分と経ちましたが、私たち人類は
地球を綺麗な星のまま維持できているのでしょうか
地球外から見ればゴリのように宝石のようなきれいな惑星を
汚す人類は許せないと感じる生命が居るかもしれません
当時は一度路線変更された公害問題を主軸に置いた作品ですが
今なお 私たちに何かを語りかけてきていると感じてしまいます。


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