【二冊目】山羊座の友人

前回のnoteで左ききのエレンを紹介したので、同じくジャンプ+枠の中からこの作品を。

山羊座の友人


主人公の家は「風の通り道」にあり、毎日変わったものがたどり着く。

犬はまだいいほう、時には袖がたくさんある服や、未来の日付の新聞紙。

この新聞紙に書いてある出来事を阻止するため、主人公はクラスメートに協力を仰ぎ解決に奔走する…。


ミステリーもののようなボーイミーツガールもののようななんとも言えない奇妙な感覚に襲われながら、話は急展開してゆく。

原作:乙一、絵:ミヨカワ将という豪華タッグで描かれる本作。

そしてたった一巻で完結するという心地の良い潔さ。


大切な人は、いますか?

その人のことを信じられますか?

その人が罪を犯したら、あなたはどうしますか?

そんなリアルをファンタジーで描く、隠れた大名作。


漫画の出来はタイトル回収で決まる。とまでは言わないが、タイトル回収の上手い漫画は間違いなくいい漫画だと言い切れる。

「山羊座の友人」というタイトルが一話目でパッと出てきた瞬間、きっとあなたは鳥肌が立つだろう。

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