運がいいのか、悪いのか。

私は、大学で栄養学を専攻している。来年、管理栄養士の国家試験を受験する予定である。つい最近、国家試験に向けて先月受けた模試の結果を受け取った時の話。

ある日、自分の模試の結果に期待などしていなかったが、模試の結果から苦手分野が分かり、今後の勉強に役立てることが出来ればと漠然と思いながら、模試の結果を受け取りに向かった。

模試の結果は、自己採点した点数と全く一緒であった。模試の結果を受け取ったとき、「このままいけば問題なさそう」と言われた。私は、そうは思わなかった。今回の問題は、たまたま知っているだけだったかもしれない。なんなら、分からないところも運がよくて偶然、点数が取れたのかもしれない。そう思った。学校内での私は、どちらかというと勉強が出来ない落ちこぼれの類である。だからこそ、より強くそう思ったのかもしれない。

この模試は、点数がよろしくない場合、学校側から連絡が個人あてに届き、勉強しなさいというような警告文が届く。

今回、偶然にも私の元に警告文は届かなかった。私の模試の点数は、警告文が送られるボーダーラインよりもたった3点高かっただけだった。

警告文が送られてこなかったことに「よかったじゃん」という人もいる。でも、私は違うと思う。ボーダーラインより1点低ければ、警告文は送られてくる。正直、実力的にボーダーラインより1点低い人と3点高かった私に差は無い。むしろ、ボーダーラインより1点低く、警告文が送られてきた人は危機感を持ち、勉強に熱が入るかもしれない。しかし、ボーダーラインより運よく3点高かった私は、警告文も送られてこないため、危機感を持つことも出来なかった。これは、どちらの方が良かったのだろう。ボーダーラインより運よく3点高かった私は、ある意味運が悪かったのだと思った。

ちなみに、模試の結果から自分の苦手分野が見つかることを期待していたが、実際に結果を見てみると、どの分野も満遍なく普通だった。極端に理解度が高い訳でも、極端に理解度が低い訳でもなく、普通。期待したような結果を得ることはできなかった。

今回の模試は、色々な意味で運が無いような気がした。




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