たまに思い出す居心地の悪い話

お久しぶりです。


溜まっている下書きを無視して、短めの話を不意に思い出したので書きます。


小5の時の話。

移動教室から戻って、担任が授業の時間になっても戻って来なかった。


学生時代、特に小学生なので席に付いて待つ訳でも無く立ち歩いて雑談したり、近くの席の人と話している人が大半だった。


僕もそのパターンで後ろの席のキタガワ君(巨人ファン)と前日の巨人戦について話していた。

すると僕の前のF君が僕の肩を叩いて、

「今は休み時間じゃない。授業の準備をしろ」

と言ってきた。F君は普段そんなキャラじゃないし、何なら開始直前まで着席しないタイプの生徒だった。

ある日突然キャラを変えてみる、小学生特有のアレで絡んできて、日頃から空気を読めない発言等々で皆を困らせる事が多い生徒だったので穏便に済ませたかったが、僕の心の中にある中途半端な正義感と一定のラインを超えるとクレーマー気質になるのはこの時には完成していた。


僕「は? 何で俺たちだけに言うんだよ。他の奴らにも言えよ」

F「今は休み時間じゃない」

僕「立ち歩いて喋ってるやつもいるし、俺たちの声より女子の方がうるせえじゃん。てかいつもF君も喋ってるよね? 先生来ない時。1回も喋った事無いの?」

F「それは・・・」

僕「てかF君(Fの机の上を見て)。教科書も筆箱も出してないじゃん。俺達は出して待ってるんだけど? じゃあF君は今 何してたの?」

F「うっ・・・」

僕「え? 何してたんですか? 授業の準備しろって怒ってる人が何も出してないって。何してたんですか????」

F「(いきなりMAXで号泣する)」

キタガワ君「(その様子を見てドン引きしながら) 何でお前が泣くんだよ」

F「(泣きながらキタガワ君に詰め寄って掴みかかる」

キタガワ君「(その手を突き飛ばす)」

F「(泣きながら教室を飛び出す)」

教室を出た瞬間に人気キャラのキシダ君(後に僕と6年生でコントの相手)にぶつかりクラスメイトがキシダ君の反応で笑う。


数分後に担任が戻り、F君が居ない事に気付き探せと大声で喚き散らす。F君は隣の教室のベランダで号泣し続けていた。


事の顛末を僕が説明しようとしても担任が

「いいから謝れ!!!!」

「いいから謝れ!!!!!!!!!」

「いいから!!!!!! あああああああああああああああああああああやああああああああああああああまああああああああああああれえええええええええええええええ!!!!!!!!! どりゃあああああああああああああああああ!!!!」(誇張し過ぎた僕の担任)→小5の僕にはこう見えました。


のように一切聞き耳を持たず、無理やり謝罪させられました。黒瀬先生(くりぃむしちゅーANN参照)のようで今もこれを思い出します。


謝罪後、教室に戻りあまりにも納得がいかない僕は担任の対応を皆に聞こえるようにキタガワ君に話す。

するとさすがにクラスメイトがドン引きし(担任に対してと僕が珍しく騒ぐのも含め)、女子数人が流れを説明してくれました。

担任はすっとぼけた顔をして、

「え? イトー君がF君を殴ったんじゃないの?」と全く違う事を言い出し、更に泣いて教室を出たF君を皆で笑った事も全体にキレ出しました。

それも女子が「それはキシダ君とぶつかって、それが面白かったからです・・・」と説明し、先生が一気に萎縮しました。


僕「最悪だよな。勝手に話も聞かずに『いいから謝れ!!!』って何回も怒鳴って。アレだな、今度から一方的に人を殴っても泣いてる人が守られるから皆でそうしようぜ」と言った。

担任「そういう事じゃない!!!」

僕「じゃあどういう事ですか? 元々いきなり突っかかってきたのはF君だし皆もそれを見てます。アレですか? 僕は殴っても無いし、普通に反論しただけです。F君はキタガワ君を殴ろうとしてましたし」

担任「それは・・・」



↑とこの一連の流れは18年くらい経ってる今でも鮮明に覚えています。いつかどこかで書くか話すかネタにするつもりでしたが、長いし空気感が伝わらないので放置してました。

あとどう頑張ってもこの後の展開が思い出せないんです。もしかして担任に鈍器で殴られた、又は脳に電気ショックの器具を付けられて記憶が抹消されたのか不明ですが、小学生相手にムキなる大人は社会人を経てやっぱりダメだなとこの話から強く思いますね。

多分元々学校がそんな好きじゃないのに教師とかも嫌いになったのはこの辺くらいのはずです。いい加減、僕も大人にならないといけないんですけどね。


ちなみにその担任は僕らが中学に上がった頃に急逝したので(知ったのはかなり後)、真相は闇に葬られています。まぁ、小5の僕も確かに生意気では有りますが正論のはずなんですけどね。


まだ存命だったとしても相手は覚えていないでしょうが、僕の頭を鈍器か電気ショックでダメージを与えたか否かはさすがに覚えているはずなのでちょっと聴きたいですね。


以上が何年も納得がいかない話です。

そろそろメイドガールズバーがつまらなかった話を書きたいので皆さんの希望が有れば書きます。