これから営業に関わる人へ⑳

96:『価値』をつけることの意味を知ろう。

 ブランド品や売れる商品において2つの『価値』が存在します。それは、『絶対的な価値』と『お客様が感じる価値』です。どういうことかというと、絶対的な価値というのは例えば金やプラチナのように世界共通して価値が存在するものということです。もうひとつがブランド品のように、特定の物に対して価値をお客様が感じるものということです。高額商品でさえ、定額商品でさえ、お客様が『買う価値』があると理由を付ければ勝手に売れていくものなのです。(大切なことはお客様が買いたいと思わせる理由を上手に伝えることが重要なのです。)

97:自分の頭だけで考え出した答えは必ず間違っている。

 前回、戦略が重要だとお伝えしたと思うが。優れた戦略の特徴としては、『想像力』の違いなのです。自分で考えた行動や戦略は、一度他人に見てもらってから行動に移すべきなのです。そうすることによって、自分では見えてこなかった点なのがわかるのです。なるべくの事業は、一人でやるよりも組織で組むよって想像以上のものが生み出されるのです。(それは、いわゆる人のかけ算ですね。)

98:その分野で人に勧められる人材に如何になるか。

 どの分野の営業もそうですが、如何にニッチな部分で独占的な営業が永続的に出来るかが勝負になってきます。営業においてもそうですが、独占、寡占な分野でトップで居られ続けるかを考えて行動しなければならないのです。その際に重要なことは、人に一番最初に声をかけられる人物でなければならないのです。(独占、寡占の部分って中々なれないよって思われますが。なければ、〇〇地域一番とか。作り方はいくらでもあるのです。例えば、ニーズがなければ、自分自身で生み出せばいいんですね。)

99:機会損失を考えて行動すべき。

 見込みがない客にいくら営業をかけてもすすむペースが違います。一日の行動においても本当にやる前にそれでいいのかを考えて行動すべきなのです。無駄な時間や無駄な行動はないのかと。(後は、自分が都合の良いようにスケジューリングを持っていくかに限ります。方法としては、アポイントの時間を早めるとか。効果としては、営業側主導で動くかどうかを見極めることができるのです。)

100:100のことをお伝えした上で、この場を借りて私が伝えたいこと。

 営業は経営の通過点だと思っています。営業の醍醐味は、人に自分から出逢えることだと思っています。本当に営業をやっていて私はよかったと思っています。なぜなら、何十万人近くあった経験は誰にも代えられないものなのです。そして、営業ひとつで相手を幸せに出来るのです。これから営業するのは大変かもしれませんが、時代に合った営業の仕方と時代に変わらない営業の仕方を組み合わせて行動しなければ上手くいかない時代になってくるかもしれません。どれだけコンピュータが進んで、非対面社会になろうとも、人が人で居る限りは対面営業はなくならないと思っています。相手に喜んでもらえる、相手に納得して商品を買って頂けるように普段から準備と努力を心がけなければなりませんね。

 最後に。

 皆さんとこの時代にお会い出来たことに感謝しています。

 読んで頂いた読者の方々とコロナで苦しいかもしれませんが、世界全体の人々の健康を心より願っています。

 読んで頂きまして本当にありがとうございました。これからも、感謝される人材であろうと思います。

 以上。おわり。

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