病院勤務の雇われ療法士が「デイの集客をして」と言われた時に読むnote
▶はじめに
これはタイトルにある通り
①病院(のある法人)勤務の
②雇われ療法士が
③デイサービスの集客を頼まれた時
のための悩みを解決するヒントに(なるかもしれない笑)noteです。
「なぜこの条件なの?」
と疑問に思う方も居るかもしれませんが、この3点が揃ったときのみ大きく威力を発揮する手法だからです。
例えば上の要素
①株式会社設立のデイサービス勤務
②起業家療法士
だとかな~り精度が落ちます。
③だけなら何とか出来るのですが、、、
▶営業≠居宅回りしなくていい
厳密にいえば回った方が良いのですが、療法士なら恐らく時間が無いでしょう。定時で帰りたいor事情がある方も居ると思います。
そして何より飛び込み営業したことが無い人はメンタルが削れるパターンもあります。
それならばどうするのか?
私の提案はシンプル。
A.利用者リストの整理して→短期
B.リハビリ部内の教育をします。→長期
以下で簡単に説明します。
▶利用者リストの整理
手順としては回数が増やせそうな方の模索を真っ先にしますが、その後に見るポイントとして
・病院の退院予定者は?
→退院調整看護師や連携室、あるいはリハ部の管理者から情報を貰い、デイが必要となる生活課題のある方をリスト化します。強い見込み客ですよね。
・グループ内のケアマネの紹介率の確認
→グループでケアプランセンターがあるなら、何人ケアマネさんが居て、現在はデイに何人紹介しているか把握、伸びしろがありそうなら紹介を依頼します。
この2点はグループのサイズ感と、同法人だから出来る技です。あなたでは力不足なら依頼してきた「事務長の言葉」を水戸黄門みたいに借りちゃえばいいのです。朝礼なんかで言ってもらうのも効果はバツグン◎
▶リハビリ部内の教育
デイの業務をするあなたはデイのことや生活期の在宅復帰後の患者像がよくイメージできると思います。
でも思い返してください。新人や後輩にはそれは可能ですか?もしくは病院勤務しかしてない先輩も?
場合によっては退院がGOALになってる場合もありますよね。でもその後に生活があります。
今はシームレスなリハが求められる時代ですね。医療介護連携です。
ところで、、、
・病院からいつも紹介するデイは言えますか?
・入院集患エリアにデイが何個あるか知ってますか?
・どこにどんな特色のデイがあるかは?
意外と言えない場合が多いです。そして、知らないものは当然ですが紹介できません。
逆にそれらを知ってたらサービス担当者会議などで退院時にケアマネに依頼できるかも!
これを狙って(地域資源や介護保険のセミナー)や(グループ内のデイ紹介や見学)をリハ部内の教育カリキュラムに入れます。
あとは(病院を退院した患者さんが、デイにきてどうなったかの動画や写真付きの症例報告)なんかもとてもイメージがつきやすくて良いです。
こういった療法士の部内教育でどんなデイがあるかまで知っていたら、生活課題と合わせて
「この方は廃用があり、リハビリが必要なのでリハビリ特化型デイがよいです例えば、、、〇△デイみたいな。」
「●●さんは認知症をお持ちなので、アットホームなデイが良いのでお風呂屋ご飯もある△□が合うと思います。介護負担も軽減できますし」
とオーダーメイドな提案に繋がり、地域の在宅限界点の引き上げにも資すると思います。
ここでリハ部員の中で(退院後のデイと言えば、、、あそこ!)の状態まで脳内のSEOを引き上げておけば、中長期での集客に繋がります。※これは訪問や入所など他のサービスでも可能ですし、異動の耐性がつくという副産物も大きいです。
当然ながら、グループ内の職員教育だからこそハードルは低く、情報も取りやすいです。場合によっては電カル共有してるところもありますよね。
これなら外回りと比べて精神的なストレスもそこまで高くなく、業務内でやりきることも不可能ではない、、、?
▶おわりに
実は今回のnoteのペルソナは「突然、事務長にデイの集客を言われて困ってた病院勤務の同期」でした笑
注意点が少しあるのですがまず、過剰サービスになってはいけません(ここは不必要なら卒業を検討するはずですので大丈夫と思います)。
そして、これは何よりサービスの質が十分にある前提です。そうでなければ辞めて他のデイに行ってしまったり、入院や入所して送迎エリア外に出てしまいます。
つまり、選ばれる事業所であるために努力を続ける必要があります。
逆にいえば「利用者の抱え込みでは?」と小さい事業所の方に言われる場合があっても、「それを選んでくれてるのは利用者さんです!」と胸を張って返しましょう。
大丈夫。みんなの競争でサービスの質は上がりますし、なによりも組織から独立して作った経営者の方は私たちが気にするほど弱くないので失礼です。
そもそも論ですが、大規模の事業所と小規模の事業所では戦略やマーケティング手法が絶対的に変わります。
今回のnoteはその中でスケールメリットを活かした病院勤務のための切り口です。悩みが解消されたら♡やシェア待ってますね←
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