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cheer for "SELECTION PROJECT" #20 「2022/1/22 GAPsCAPsトークショーイベント 第1部」感想

年が明けてようやくイベントに参加することができましたので感想を書いていきます。
なお、自分のポンコツな記憶頼りなので話の順番が実際のものと前後していたりする可能性がありますがご了承ください。
ちなみに一つだけ忠告がある。死ぬほど痛い長いぞ。

お品書き

1.前置きの前置き

イベント前夜。私は迷っていた。
イベントに何を持っていくか、である。

Twitterを見る限りトークイベントではチアーズの皆さんが思い思いにグッズやメッセージカードなどを持ち込んでいるようだったが、果たして自分のような場末のファンが出しゃばるのもどうだろうか…?
まあ先月セレプロミュージアムで買ったトートバッグくらいにしておこうか。そんなことを思っていると脳内に声が響く。

『そんな装備で大丈夫か?』

私は即答しようとした。大丈夫だ、問題なーー

いやいや、問題大ありだ。先週のスプライベに落ちてしまったことで、私が集めたグッズは日の目を見ることなく部屋の片隅に積まれている。
せめて一度だけでも活躍してもらおうじゃないか。

「一番いいのを頼む」

というわけでフルアーマー状態での出撃となったのである。

過積載にもほどがある

2.前置き

イベント当日。
事前にTwitterでグッズの交換交渉を行なっていた私は早めに現地に向かっていた。

会場のソフマップ前にてフォロワーさんと合流しつつがなくグッズの交換を済ませる。
周りにはそれらしい人がいないことから、どうやら他の参加者はすでに建物内に入っているようだった。

せっかくなのでフォロワーさんと雑談をしつつイベントフロアに向かうとすでに前の方の整理番号が呼ばれていた。
どうやら整理番号=席番号、ではなく呼ばれた順での自由席らしい。
私は相変わらずの弱運で後ろの番号だったためフォロワーさんを見送りしばし待つことに。

ようやく自分が呼ばれた頃には40ほどの席は7割方埋まっていた。とりあえず後方左端の席を選び開演時間を待つ。
イベント会場自体はそれほど広く無いのでステージはよく見えるのだが、キャストが着席すると見づらいだろうなーという心配はあった。

ふと気がつけば会場内のBGMはまだ発売されていないBD4巻の特典曲である「爆進FiRE SESSION!!」だった。
一足先にフル尺を聴けるということで嬉しいサプライズだ。

いそいそと上着を脱いで「知らんけどTシャツ」を披露する。エアハイタッチの時にちょっと目を引くくらいはしてくれるだろうーーそんな期待も抱きつつ。

3.トークイベント

①挨拶〜衣装について

ようやくここから本題である。
時間になるとステージ袖からGAPsCAPsの3人が登場。もちろんYouTubeやニコ生で披露していたライブ衣装だ。
10月末のCDリリイベから約3ヵ月、久しぶりにキャストを拝むことができたためにこの時点で感無量。
ここぞとばかりに自宅から持ってきたうちわ3種をひらひらと振ってみる。こういう近距離のイベントだからこそグッズも活用し甲斐があるというものだ。

ここでSuzu☆RenaやSplasoda°のイベントと異なるのは、感染症対策としてキャストもマスクを付けていることだ。
正直残念な気持ちもあったが今の情勢を考えればやむを得ないところだろう。キャストを心配する気持ちもあったし、イベントが開催されるだけマシもいうものだ。

と同時に、何やら違和感が引っかかる。自分が考えていたイメージと異なるというか、細かい間違い探しをしているような…。

そんなことを考えているうちに早速下地さんの挨拶からイベントが始まった。
下地さん曰く「何か話しても皆さんの反応が無いと滑ってるみたいなのでぜひ拍手お願いします」とのことで、自分もできる限り応じようと心に決める。

ここで話題はイベントでは初披露の衣装について。
チアーズの要望をいち早く察した下地さんの提案により順番に回ってみることに。(声優イベントでよくあるアレ)

白河さんの衣装アピールポイントはライブ時の詩と同じウサギのイヤリングを付けていることだった。
ありがたいことに距離が近かったためアクセサリーも十分見えている。

花井さんの衣装アピールポイントは両腕に付けているファーと腰の大きなリボン。

そのまま素知らぬ顔で進行しようとする下地さんだったが白河さんによる「回れコール」が発動。観客も拍手で下地さんにおねだり。

観念した下地さんの衣装アピールポイントはネックレス。全体的に暗色の衣装なので確かに光り物が映えている。

そしてここで先述の違和感の正体に思い至る。キャスト3人の背丈がほとんど同じだったのだ。

このtweetの画像を見ていただければわかるように、3人の中でも下地さんはさらに小柄なので並んで立てば身長差がはっきりわかるはずだ。
ということは恐らく靴底やヒールの高さが調整されているということなのだろう。ヒールが高いとダンスはやりづらそうなので怪我などなされませぬよう…(老婆心)。

②生オーディオコメンタリー

今回コメンタリーを行うのは大方の予想通り、GAPsCAPsがフィーチャーされたアニメ第5話「有頂天トラブルメーカー」だ。
果たしてどんな裏話が飛び出すか、心中の興奮を抑えながら見守る。
白河さん「それでは映像を見ながら楽しく歌っちゃいましょう!(??)」
花井さん「歌うの?!」
下地さん「みずなが歌うんだよね?!」
…語っちゃいましょう、と言いたかったのだろうか。

ちなみにキャストの着席順はステージ向かって左側が下地さん、右側が花井さんと白河さんである。危惧した通り私の正面にいる下地さんが座ってしまうと前の席の人がブラインドになってほとんど見えなかったのが残念。

まず真っ先に言及されていたのはまこのレッスン着。セパレートタイプなのでがっつりお腹が見えているのだが、下地さんは冷房で冷えないのか終始心配していた。

花井さんは栞のストイックな姿勢に「憧れるな~」とずっと言っていた。私から見れば花井さんも超ハイスペックな人なのだが、それだけキャラ愛があるということなのだろう。

GAPsCAPsといえば楽器、ということで下地さんから楽器の経験について話が振られる。以前ニコ生でも触れられていた話題だが改めて、ということだろう。

白河さん「やっぱりカスタネット…カスタネットのプロなので
詩の決め台詞(?)「プロなので」がここで炸裂。ニコ生にてカスタネットの「スミパンダ持ち」を披露し多くの視聴者を困惑させただけのことはある。
下地さんはギター経験があり事務所のプロフでも特技欄に書いてあるのだがしばらく触っていないらしく今はできるか怪しいようだ。
花井さんの経験楽器は三味線。こちらも以前習っていたが今は…とのこと。でも事務所のプロフ見たら三味線四段だった。なん…だと…。そもそも三味線ってどこに行けば売ってるんだ。

そしてキャラクターがそれぞれ選んだ楽器について。
詩のギターはともかくとして、栞のベース、まこのドラムについてははやり意外だったようで、台本をもらった段階で下地さんも驚いたらしい。

確かこのあたりでマイクトラブル。下地さんのマイクが声を拾わなくなり、後方席の私は全く声が聞こえない。
声優だから地声でいくね!と一生懸命大声で話してくれていたのだが、アニメの音声は流れているしマスクはしているしでさすがの下地さんの声もかろうじて聞こえる程度だ。
私は咄嗟に後ろに控えるスタッフたちをにらみつけに目線を飛ばし「早く何とかしてあげてくれ!」と訴える。その思いが通じたから、というわけではないだろうがスタッフがマイクを交換し無事オーコメ再開。

アニメは中盤に差し掛かり場面はまこと玲那が話す場面。
このシーンは下地さんもお気に入りのようで、「玲那は冷たいように見えるが実は周りのことをよく見ている」「玲那とまこは髪の色が似ているから姉妹のように見える」と言っていた。
白河さんはまこが空のカモメを見上げている表情が好きらしい。

その直後のシーンでは栞と詩が言い争っているのだが、徐々に表情が強張る花井さん。「来る…来るよ…!」
ここは私含め視聴者にとっても印象的なシーンだったと思うが、まこが静かに怒っている様子は声優さんにとっても同じだったようだ。

そして白河さんはというと、栞との言い争いでどこまでヒートアップしていいか加減が難しかったそうで、それは先輩かつ年上である花井さんを相手にしていたからというのもあったらしい。
花井さんはそれを聞いて驚いていたが、実際のアフレコでは「バチバチに思いっきりやろうね」と白河さんに声をかけていたようで、本番では息の合った掛け合いになったとのこと。

第5話ではキャラ3人の家族関係が重要なカギを握るわけだが、花井さんは特に目を引く山鹿家の皆さんについて「千代もいい人だし、お母様もおばあ様も山鹿の家を代表する立派な方だと思います」みたいなことを言っていた。
白河さんは「詩ちゃんのお母さんは詩ちゃんが人生の全てだと思っているような人で、詩ちゃんと一緒に成長している感じ」と言っていた。
下地さんは逢生の両親というか父親の外見が気になっていたようで、白河さんも「山みたい…」と表現していた。山とは…??

お社のそばでまこが二人を諭すシーン。
下地さん「(まこの悟った様子が)17歳とは思えないよねえ…」
花井さん「あ!わたし栞の服装のここ(肌が見えている脇腹のあたり)が好きなんです!ぜひ後で見返してください!」
いいシーンなのにチラリズムを見逃さない花井さん。いいのかそれで。

GAPsCAPsのライブ前に他のメンバーが映るのだが、広海の「知らんけどTシャツ」に言及する3人。
シリアスな場面でもこのTシャツが出てくるたびに気が抜けちゃうというのもあるらしいが、南雲さんも自前で用意したらしくレッスンに着てくるのだそうだ。
ここで私はこっそり周囲を見渡した。あれ?知らんけどTシャツ着てるの自分だけじゃね?

ライブシーンで白河さんが強調していたのは詩の表情。「こんなかっこいい表情ができるなんて…!やっぱり女優だから?」
ライブ後に詩が栞に食ってかかるところでは花井さんが「すぐ突っかかって来るんだから~」と茶化すように言っていたが、それを聞いた考察勢の私は

よくよく考えると詩は4歳から子役をやってるし、栞もきっと子供のことから英才教育を受けているし、同年代の「普通の」友達に対し子供らしく振舞うということがなかったのではないだろうか…。オーディションに参加して出会った同等のライバルだからこそ言葉を濁すことなく言いたいことを言い合える。本人たちは気づいてなくても実はお互いがお互いを買っている、みたいな関係だったらいいなあ。

みたいな妄想を繰り広げていた(この間0.02秒)。

③メッセージコーナー

オーコメコーナーの次はイベントに届いたメッセージの紹介。
最初は何と音楽プロデューサーの木皿陽平さん。

ちなみにこの時の会場のBGMが再び「爆進FiRE SESSION!!」になっており、下地さんは「これ(BGM)も聴いてほしいけど今はメッセージの方を聴いてくださいね!」と念押ししていた。

木皿さんからのメッセージは、「NOiSY MONSTER」は放送用にアレンジされたverなのでぜひ2番の歌詞にも注目してほしい、といった内容だった。
下地さんも思い当たるところがある様子で、2番の「オール5の数字があれば~」など全般にわたり学校を連想させるワードが散りばめられていることから、彼女らがまだ学生であることを改めて実感したそうだ。

次のメッセージはプロデューサーの根本侑果さんから。「NOiSY MONSTER」の曲は3人の演奏レベルの高さを表現するためにあえて複雑な構成した、とのこと。
ここで再び楽器演奏の話になり、花井さんが「ちょっと(ベースの演奏に)挑戦してみたいんですけどね~」と口を滑らす。
下地さんも乗り気になって「演奏しちゃう?」みたいな空気になりかけるが、ここでは濁した表現に留まった。「今月(のライブ)は演奏しません!振り付け講座もやったのでそっち(ダンス)で楽しんでくださいね!」だそうだ。

ちなみにWebNewtypeの記事にて木皿さんと根本さんを含めたセレプロスタッフの座談会の内容が掲載されているので、ぜひ読んでみることをオススメします。セレプロの源流がわかります。

④質問コーナー

ここからは事前に募集されていたキャストへの質問コーナー。
例によって私も質問を投稿していたので採用されるか緊張感が高まる。

・「褒められたい(褒めてほしい)と思ったエピソードはありますか?」

最初の質問は「セレプロちゃんっ!」でも褒めスキルを発揮していたマーマから連想された質問。
この手の質問といえば「自分を褒めてあげたい瞬間はどんな時ですか?」みたいなやつが様々なラジオで採用されている気がするが、果たして3人の答えは。

白河さんは答えを思いつかなったため一度パス。
花井さんの回答は「褒められたいというか褒められたこと」ということで、「最近前髪を上げておでこを出すようにしていたら木皿Pや皆に可愛いと褒められた」というエピソードを紹介してくれた。駅のホームで電車を待っているときなどセットした前髪が風で崩れて大変なのだそうだ。
そういえば最近Twitterで見る声優番組の告知で花井さん前髪上げてたなーと思い至る。
下地さんも花井さんのおでこをきれいだとベタ褒めしていて、「自分もおでこ出して鏡見たらスンッ…てなったもん」と自虐していた。恐らく観客全員が「下地さんのおでこも可愛いですよ…!」と内心思っていただろう。

下地さんの回答は「好きな音響監督から『下地さんのこういう演技聞いてみたいなー』と言われたい」という声優ならではのものだった。
私的に下地さんを本格的に知ったのは(以前から名前は知っていたけど)、昨年発売されたRPG「Tales of ARISE」のヒロインであるシオン役だったのでこういうクールな声もまた聞いてみたい。

ようやく答えを思いついた白河さん。「お風呂に入ったときいつもマッサージをするようにしている」というこちらも美意識の高い回答。
ニコ生(初回有料部分)で花井さんが岩橋さんに「美脚のために心がけていることは?」みたいな質問をしたとき岩橋さんも似たことを言っていたが、もしかしてそれを参考にしていたりするのだろうか?

・セレプロアニメで「ここ好き」というシーンは?

第5話に限らず全編から選んでよいというルールで回答開始。

白河さんのお気に入りは「第13話のライブ後に詩ちゃんがマーマに泣きついていて、それを羨ましそうにチラ見する栞」のシーン。
実はこれについて私は初見で気づかなくて、Twitterで他の方の感想を見て後で見返した口である。

花井さんは劇中でたびたび出てくる野土香の北海道フードが気になっていたらしく、北海道出身的にギリギリな名前(「真っ白な恋人」など)が面白かったそうだ。

下地さんがYouTubeで何度も見返していると言ったシーンは、第7話の「Naked Blue」MV中にお団子ヘアーにした詩がテラスで海を見ている場面。ぽけーっとしたどこか気の抜けた表情が可愛いのだそうだ。白河さんも「詩ちゃんって時々そういう顔してますよね!」と嬉しそうに同意していた。

・お腹いっぱい食べてみたいものはありますか?

これは私が投稿した質問である。危うく「質問者でーす!」と挙手してしまうところだったが、とにかくラジオやニコ生にメールが採用されたノウハウを活かせてよかった。
実は投稿した文章の前後がカットされている(ライブ応援してます的なことを書いた)のだが、読まれた文章をできるだけ正確に再現すると以下の通りである。

「GAPsCAPsといえばNOiSY MONSTERの『お腹いっぱい 嗚呼、ご馳走様』のキメポーズがかっこよかったです。そんな食べたがりのGAPsCAPsですが皆さんがお腹いっぱい食べてみたいものはありますか?」

花井さんは真っ先に「食べたがり?!野土香よりも?!」と反応してくれていた。

最初に回答したのは白河さん。お腹いっぱいというかとにかく食べたいものということで「焼肉」を挙げてくれた。
そこから各々が好きな部位の話になり、白河さんはハラミ、花井さんはタン、下地さんはレバー、とのこと。
下地さん曰くレバーは10代の頃は苦手だったが20歳を過ぎたら美味しく感じるようになったそうだ。私もお酒を飲むようになって苦い食べ物を好むようになったが、そういえば9-tieでお酒好きな人いたかな?

花井さんがお腹いっぱい食べてみたいものは「ウニ」。高級寿司屋に行ってネタのウニだけを食べたい…!とのこと。北海道でもウニが高級食材であることに変わりはないようだ。
白河さんは回転寿司でしかウニを食べたことが無いらしく、どちらかといえば苦手なのだそうだ。安いやつは生臭かったりするので、恐らく花井さんが食べたがっている高級なネタなら大丈夫だと思うが…。

下地さんは最初「やっぱり皆でジンギスカンかなー」と劇中の野土香を思わせることを言っていたが、実際は「高級なお寿司」だそうで先ほどの花井さんの話と合わせて「(野土香を差し置いて)GAPsCAPsだけで北海道行っちゃおうか?」と盛り上がっていた。

なお、食べ物の話題というのはハズレが無いもので、この質問の回答だけやたら尺を使っていたため私は嬉しい反面「これ進行の時間は大丈夫なのか…?!」と内心ハラハラしていたりする。

⑤プレゼントじゃんけん大会

ついにプレゼントを賭けた仁義無き戦いの刻である。
プレゼントとなるのはGAPsCAPsのポスター(キャスト3人直筆サイン入り)であり、チアーズ垂涎の一品と言えるだろう。
獲得条件はキャストとじゃんけんをして最後まで勝ち残ること。負けはもちろんあいこも許されない。ポスターは2つあるので2回挑戦する権利がある。

キャスト側のじゃんけんをする順番は白河さん→花井さん→下地さん、に決定。まずは白河さんに勝たなければならない。
覚悟を決めて勝負に挑む。「最初はグー!」

まあ、あいこだったのでワンパンで沈んだのですが。

目の前の戦いに興味を失い早くも次の勝負のことを考えていたところ、まさかの事態が起こっていた。
なんと一緒に会場入りしたフォロワーさんがまだ勝ち残っているのである。
残り4人まで減った段階で、観客同士での決勝戦に。
固唾を飲んで見守っていると、まさかのまさかでフォロワーさんが勝ち抜きポスターをゲットしたのだった。
ついさっき会ったばかりとはいえお世話になった人なので何となく嬉しい気分に。

さてさて喜んでもいられない。気を取り直しての2回戦。
次は下地さんからのスタート。「どんな時も~諦めない~」という幻聴が聞こえてくる中、勢い良く腕を突き上げる。

まあ、負けたので再びワンパンKOだったんですが。

2回戦はあっさりと決着がついたため進行の尺が余ったらしい。これはSuzu☆RenaやSplasoda°のイベントでも同様だったそうだ。ぜひ9-tieでじゃんけん最強決定戦をやってほしい。某48もやってた気がするし。

⑥エアハイタッチ会

会場のBGMが「Only one yell」に切り替わり、イベントは終わりの時間となった。
キャストの3人がそれぞれお別れの挨拶をしていたが、共通していたのは「ライブに来てほしい」という気持ちと「今の情勢が心配」という気持ちが混じり合っていたことだ。
ライブまであと1週間というタイミングでのイベントなのだから本来ならば決起集会的な意味合いもあったはずだが、胸を張って宣伝できないという難しい立場になってしまっている。
私はもちろん両部参加するつもりでいるが、キャストのがんばりに応えられるようできる限りの感染対策をして臨むことを改めて決意した。

一度キャストがステージからはけてスタッフによるエアハイタッチ会の簡単な説明(実演)が行われた。一定の距離を守り、発声は禁止。
もちろんこれを楽しみにして来ているのだが、傍から見ると凄まじくシュールな光景だった。

こんなことをしてたら即出禁である。

再び登壇したキャストを拍手で迎えてエアハイタッチ会の開始。
最前列の人から順に退場していく。会話が禁止されているのでペースはかなり早い感じだ。

私は用意していたホワイトボードを取り出し準備する。当然メッセージとスミパンダの落書きは事前に記入済みだ。
「1st Live おうえん してます」
ダイイングメッセージのように平仮名だけになっているが、これは推しを前にするとIQが下がるから、ではなく距離が遠い場合漢字だと読みづらいかもしれないと思ったからだ。

ついに自分の番が回ってきた。左手にホワイトボードを持ち右手でハイタッチ。白河さんも花井さんもメッセージを読んでくれたようで、「ありがとー!」と応えてくれた。
下地さんは私が知らんけどTシャツを着ていることに気づいて「知らんけどだ!」と指を差していた。安易にそれやるとチアーズの心臓が撃ち抜かれるので気をつけていただきたい。
持っててよかった知らんけどTシャツ。ありがとうエルシャダイ。

4.余談

ルンルン気分で会場フロアを後にすると、下の階で見事ポスターを獲得したフォロワーさんと鉢合わせた。
「ほんとヤバいですね!」と賛辞を送ったのだが、イベント後でテンションが上がっていた私はヤバいしか言ってなかった気がする。凪咲というよりむしろ別キャラになってしまっていたが。「ヤバいですね☆」

フォロワーさんと別れた私はひとり打ち上げをするために秋葉原の某飲食店へ。
せっかく質問も採用されたし答えてもらったものを食べようか、と悩みつつ検索したところちょうどいいものを見つける。
そう、肉寿司だ。
これなら全員の回答を一気に網羅するオールインワンの解決策だ。

ということで花井さんが好きだというタンを注文し、翌週のライブに思いを馳せながら早めの夕食となったのでした。