見出し画像

cheer for "SELECTION PROJECT" #3 セレプロアニメ第2話「明日へ旅立つ少女たち」感想

「Girls be ambitious!!」

北関東地区決勝で惜しくも敗れた鈴音。アニメセレプロ完!
…とはならず、学校で落ち込む彼女のもとに現れた意外な来訪者とは?

ということでセレプロアニメ第2話の感想です。

※記事中の画像はSELECTION PROJECT公式サイトより引用しています。
※ややこしくならないよう劇中のオーディションは「SELECTION PROJECT」、現実のコンテンツ全般は「セレプロ」表記にしています。

お品書き

1.第2話の見どころ

①アイドルというか人間としてのステータスがカンストしてそうなセイラ。
②鈴音とセイラの電話シーン。
③ついにOP曲「Glorious Days」解禁!(今回はEDだけど)

2.大宮デート

地区決勝が終わり涼音は学校の教室で南関東地区優勝者である玲那のインタビュー動画を見ていた。
全国的なオーディション番組の地区決勝に出ていたのだから鈴音も学校で話題になっていそうだが、周りが気を遣っているのかそんな様子は見られない。
やはり優勝者と及ばなかった自分を比べてしまう――。物思いに耽りながらふと窓の外を見ると校門に見知った顔が。
何と北関東地区優勝者であるセイラが鈴音を訪ねてきたのである。
知名度抜群の彼女の登場で色めき立つ生徒たち。
そうでなくても中学校に長身(169cm)の金髪欧米系JKが現れたのだから目立つなんてものではない。
セイラは「SELECTION PROJECT」に掲載されている鈴音のプロフィール(学校名)を見て会いに来たとのこと。
驚く鈴音に対し彼女は唐突に切りだした。
「Are you free now?これからデートしない?」

画像1

大宮駅周辺でショッピングや食事を楽しむ2人。
鈴音はセイラにオーディション本戦のことをあれこれ聞いてみるが、セイラはというとその話題に乗り気ではない。
セイラとしては予選決勝の結果が納得のいくものではなかったようだ。鈴音が本来の実力を発揮していたら結果は違ったものになったはず…。前評判が圧倒的に高かったセイラだがカリフォルニアにいた頃はオーディションに落ちまくっていたとのこと。謙虚な姿勢はそんな過去があるからのようだ。アメリカのアイドルのレベル高すぎません…??

画像3

オーディションに落ちたショックを引きずっているのか歌い続けることを躊躇している鈴音。鈴音を高く評価しているセイラとしてはそれが信じられない様子。

画像2

(鈴音の自室。壁の天沢灯のポスターは3話以降のEDに関わるちょっとしたギミックになっている)

その夜、鈴音はセイラに電話をかける。別れ際に話した高崎のパスタ屋について、何気ない世間話。
しかしセイラはすぐに鈴音の真意が他にあることに気づく。
「本当に食べたいって思ってる…?」
セイラが鈴音を評価しているのは、才能や努力だけでなく「誰よりも歌が好きであること」も含めたものなのではないだろうか。そして、もしかしたら自分もオーディションに落ち続けた過程で歌うことをやめたいと思ったこともあったのかもしれない。
『One day 雨が降る日も――』
そんな彼女だからこそ鈴音の背中を押せる。鈴音の背中を押せる歌を知っている。
『この歌が この声が 遠くまで届きますように――』
セイラの歌に呼応するように、電話越しに重なる二人の声。
鈴音は涙ながらに本音を吐露する。歌を続けたい…!その言葉を聞いて満足気なセイラ。

3.いざ本選へ

一方で各ブロックを勝ち抜けた候補者たちも続々と本選会場へ集まりつつあった。

学校の後輩に見送られる広海。ずいぶんと慕われている様子。
スナックを切り盛りする母から餞別の預金通帳と印鑑を渡される凪咲。ステージ上でのあざとさはどこへやら。
母親から大量の食糧を持たされそうになり慌てて拒否する野土香。一応太ることを心配してるらしい。
家族8人総出で見送られるまこ。なぜ標準語を話しているのかツッこまれつつ家族に快く送り出してもらった。
山鹿の名に恥じないよう――名家の期待がかかる栞。使用人さんのビジュアルが個性的すぎる。
新幹線の中でも母に演技のチェックをされたりファンのサイン対応をしたりと忙しい詩。「すべてまるっとお見通しだ!」「ばっちゃんの名にかけて!」
本選に向けてジムでのトレーニングに余念が無い逢生。ぶっちゃけこのシーン見たとき広島から走って(マラソンで)向かうのかと思ったけどさすがにそんなことはなかった。

そして、一夜明け目が覚めた鈴音のスマートフォンに通知。
動画を再生すると、それは何とセイラが本選を辞退するというインタビューだった。辞退の理由は「鈴音に負けないためにアメリカでレッスンを受けるから」というもの。セイラが辞退したことで北関東ブロックの順位が繰り上がり鈴音が代表権を獲得することになってしまった。
慌ててセイラにメッセージを送るが、返信は「今日デートしない?」とこれまたあっさりしたものだった。

結果的に前日の約束通り高崎で会うことになった二人。
セイラの想いはインタビューで話していたとおりだった。鈴音に負けたくない。だから世界を目指す!
そして二人は新たな約束を交わすのだった。
「わたしも海の向こうでがんばるから、次に会うときはお互いに生まれ変わった姿で勝負しよう!」

本選の会場となるのは「セレクションスタジオ」と呼ばれる廃校になった建物や敷地を改装した合宿所。生活空間だけでなく、アイドルを養成するためのあらゆる設備がそろっている。「SELECTION PROJECT」のキモであるライブ配信機材も整っている豪華仕様。

画像4

画像5

(本選会場に到着した候補者たち。私服だと栞より野土香の方がお嬢様感あるような…?)

急遽候補者となったためか最後に会場に到着した鈴音。
そんな鈴音に対し玲那が冷たく言い放つ。
「よく顔出せたわね。一度敗れたのに参加するなんて、わたしだったら恥ずかしくて無理だけど」
一瞬言葉を呑む鈴音。しかし彼女は臆することなく右手を空に向けて答える。だって彼女には、セイラにもらった魔法の言葉があるのだから。