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Yell note :Page21 絆のアリル第5話「言葉の色」感想

アリルズ配信の方はついにseason2が開始ということで先日新チームが発表されました。今回はチームロック、チームファンク、チームラテンの3チームということでわりとざっくりなコンセプトだったseason1と比べると明確に曲の方向性が打ち出されています。チームロックはVR世界でギターを破壊したりするのでしょうか。楽しみです。

そして今回はアニメ第5話の感想になるのですが、ストーリーを追っていくというより本編から読み取れるメッセージとそれに対する私のアンサーを述べていきたいと思います。

※記事中のアニメ本編画像は絆のアリル公式サイト(©KA/絆のアリルPJ ©絆のアリル製作委員会)より引用しています。

1.届ける言葉

ミラクアフレコチャレンジがバズったことによってランキングが爆アゲしたかと思ったら期待ほどではなく…(489位)
そして本当の意味で意識高い系のノエルが行き当たりばったりのミラクに「楽曲と向き合うことの大切さ」を諭すお話。VR世界のみならずリアル世界でもミラクにカチコミをかけるという意外にお節介なノエルさん。
ちなみに第3話の時点でノエルのチャンネルランキングは23位でしたが第5話では12位まで順位を上げていることが判明。ガチ勢怖い…。

ギャルしか勝たん!(歓喜)

ノエルは視覚的にわかりやすいよう「言葉の色」を使って説明。
例えば「夢」という言葉から連想されるのはミラクの場合「目標、なりたいもの、キラキラしたもの」。ノエルの場合は「失敗できないもの、日々の努力の先にたどり着くもの」。これを聞いただけでも人によって言葉のイメージがだいぶ異なることがわかる。
つまりは同じ歌詞を歌ったとしてもそこに込められる感情は人によって違うし、同一人物でもその時の環境や心境によっても違ってくるでしょう。

そしてノエルのパーソナリティを仄めかす言葉として「家族」はネガティブなイメージがあるようです。人物紹介でも「エリート家系で育っている」という説明がありましたがその辺に関わってきそう。

これらノエルからのヒントによってミラクは課題曲をさらに歌いこなすことに成功し、調子に乗ったついでにオリジナル歌詞を作ると言い出し…。何かダメそうな雰囲気がぷんぷんしてますけど大丈夫なのでしょうか…?

この人ずっと顔芸担当じゃないですか…

2.受け取る言葉

ではでは、演者側の心構えについて言及したところでそれを受け取る私たち「観客側」についても触れてみたいと思います。

今現在に限った話ではないですが、例えば音楽のライブとかになると「Aメロのここでクラップして、落ちサビのここでサイリウムの色変えて~」みたいなお約束があったりするじゃないですか。
私は基本的にこういうイベントって普段の社会的ルールやマナーから解放されて自由に楽しむ!(もちろん周囲に迷惑をかけないことが大前提)と意気込んでいるので、ライブ会場に来て別の決まり事に従うとかやってられっか~というスタンスです。

そういうお約束は抜きにしても、同じ歌詞から感じるものは人によって違うというのは演者側だけでなく観客側もだと思うわけですよ。
「大好き」という言葉も恋愛が上手くいっている人、そうでない人では受け取り方も違うでしょうし思い浮かべる対象も異なるでしょう。それなら当然その歌詞や曲を聴いての反応も個人個人で違うはずなので、曲中のリアクションをみんなでそろえよう!というのは果たして健全なことなのだろうか?…と。

なので以前別の記事でも触れたことがあるのですが、バラード曲で飛び跳ねるとか明らかに楽曲のコンテキストから外れた振舞いは論外として自分が感じたことを心のままに反応していいんじゃないかと思います。
それは後方腕組み彼氏(彼女)ヅラかもしれないし、拳を突き上げることかもしれないし、光る棒を振ることかもしれない。

ライブを楽しむために予習が必須、みたいな雰囲気ってせっかく提供される自由な空間に対して本末転倒な気がしているので、周りのお客さんと向き合うのもいいですが演者や楽曲と向き合ってみるのも一興です。

とまあ、第5話でノエルのレッスンを聞いてそんなことを思ったのでした。
CパートはADEN Cafeteriaの人気メニューランキングを紹介。…なのに尺足らずで結局人気1位は分からず終いに。これは…コラボカフェの前フリですか…?そしてあの学園なら摂取カロリーとか栄養素とか全部AIに管理されてそう。

3.第5話で判明したこと

・チャンネルランキングはAIが決めている
第4話でトークがバズったのにランキングがそれほど上がらなかったミラク。それもそのはず、あくまで「VRアーティスト」なのだから歌やダンスに対する高評価がランキングに大きく反映されるということなのでしょう。ノエルが笑えるような面白いトークしてるわけないし…(偏見)。