書評『砂漠の救世主』『砂丘の子供たち』新訳版
ヴィルヌーブ版の『デューン PART2』を無事、劇場鑑賞した私は、冷めやらぬ熱気のまま、映画の続きであるフランク・ハーバートの原作小説『砂漠の救世主』と『砂丘の子供たち』の新訳版を手に取ったのであった。
ハルコンネン家とシャッダム4世の陰謀を打倒し、新たに皇帝となったポール。
映画はそこで幕を閉じるが、原作ではさらにポールのその後が描かれる。
ハーバートはデューンシリーズを『砂丘の子供たち』までの三部作で一区切りとしており、もともと三部まで書かれる物語だったのだ。
映画が消