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自治会から23の少子化対策にチャレンジ

 国が3人目を産んだら大学無償化の議論がございますが、私としては賛成です。コスパは悪く出生率は微増ですが、国民に向けてメッセージ性が高く素晴らしいと思います。これの財源に、45歳以上の独身・子供なし夫婦の所得に対して税金をかければ、さらにメッセージ性が強くなりもっと出生率は上がります。
 ただ皆さん、少子化対策は基本、国がやるべき所と皆さん思っていると思いますが、国以外でも、県でも、市でも少子化対策は全体的にやるべきなのです。

 前の記事で、深谷市でできる37の少子化対策を記載しましたが、もっとミクロの地区単位で出来ないのか?と思い記載致します。皆さんの自治会でも参考にして少子化対策を改善していきましょう。

 まず知識として、
  自治会(自治会長etc)
   ↓
  各地区(支会長etc) 
   ↓
  市関係者(市長etc)
 と大まかに区分けになります。
今回は市のさらに下の「各地区」に関して少子化対策を考えましょう。

 まず皆さん。「自治会長」に立候補して下さい。影響力があるのが最低自治会長だそうです。私も2024年度から立候補でなります。各地区の集まりなどが年間何度もあるので、そこで、支長やその地区の市議会議員に働きをかけましょう。

★少子化最低限の知識★
1 2022年の日本の合計特殊出生率が1.26人(ちなみに深谷市も1.26)
2 少子化の主因は「結婚率の低下」「初婚年齢の上昇」の2点で議論の余地はなし
3 解決の目安「結婚率85-90%以上」「初婚年齢26-27歳以下」を達成で合計特殊出生率2.07人を超えます。
4 初婚年齢が現在30歳近くで高すぎて、子育て政策はほぼすべて出生率が上がらない結果に(いけるとしたら大学無償化や奨学金問題ぐらい。それでも限定的)
5 県や市でやっているのはほぼ子育て対策のみ、人口流動によっても今の計算方式だと合計特殊出生率が上がるので意味がない市町村が沢山ある。

自治会からできる少子化対策

【前提条件】

自治会長になって下さい。

 【大切なのは熱意と空気を変える政策】

下記をワードなどにコピペして印刷してその内容を熱く燃え滾るぐらいの熱意を持って、支会長や市議会議員に語りましょう。

【前提条件1】
1 最初に、まず、支会長が「幡羅地区を少子化対策特区にする」と宣言して、これを大々的に喧伝すること。※ミルグラム効果

※ミルグラム効果・・・・人は肩書きや地位のある人の意見を信じて        しまうこと
※これをしないと、下記に記載している少子化対策は導入してはいけない

【前提条件2】
2 支会長・市議会議員が市長を説得「日本の出世率と深谷市の出生率は同じ、幡羅地区を深谷市の少子化対策のモデルにするべき」と説得。そして、市長にも「幡羅地区を少子化対策特区にする」宣言をしてもらす。これができればミルグラム効果も抜群。下記の少子化対策が導入しやすくなります。市長には「宣言するだけなら予算かかりません」と言って、宣言後に予算を催促しましょう。一応これがなくても出来なくはないが、あるとないとでは雲泥の差。

【前提条件3】
3 これは上記2つが出来たら、ぜひやりたいが予算がかかる。これをする場合は、まず市長を説得して予算を確保。その後、
【地区民の投票】をすること
人口減対策として
「A ありえないレベルの少子化対策」
or
「B 移民対策」
で選ばせること。

そしてAの場合のみ民意で下記が可能
※ちなみに放置は特殊出生率0.5以下になるので却下

【幡羅地区の少子化対策】

4 地区便りに、少子化に関してのコーナーを作り、毎回掲載をして、少子化の知識を共有させる。もちろん自分の自治会の回覧板にも載せる。言っていただければ私も内容を考えます。※ザイオンス効果

    ザイオンス効果・・・・行動心理学の繰り返し情報と接すると印象               や好感度が高まり関心の度合いが高まると               いう効果です。

5 同地区の小中学校で少子化について教えること。(市関係者と交渉してほしい)※刷り込み効果、ザイオンス効果

6 同地区の小中学校で恋愛方法・結婚方法について教えること。(市関係者と交渉してほしい)
※国で恋愛を教えると言ったらネットで叩かれていましたが、ごく真っ当な政策
※刷り込み効果、ザイオンス効果

7 同地区の小中の家庭科では、料理だけではなく、子育てなども学ばせる(市関係者と交渉してほしい)
※家庭とは料理だけではなくメインは子育なんだと言うメッセージ。子供の頃から自分が結婚して子供が出来たらどうなるのか?のイメージが大切
※刷り込み効果、ザイオンス効果

8 同地区の高校には、市から少子化・恋愛・結婚について人を派遣して教えること(高校と交渉してほしい)
※刷り込み効果、ザイオンス効果

9 同地区の高等学校に関して妊娠してしまった生徒が出た場合、地区全体でその学校を卒業できるように高校側と交渉。市とも連携をすること。必要に応じて人材などを出す。

※現在、学生生活中に妊娠してしまうと、ほぼ強制退学で貧困に陥ってしまいます。それを見た、同級生などはどう思うでしょうか?「バカだよ」「そんなことしなければいいのに」と思うでしょう。行動心理学のオペラント条件付けがまさになされており、妊娠に対してネガティブな心象しかございません。これを反転させないといけません。もし、妊娠した後も学校に通えたら、同級生の赤ちゃんを見る機会があったり噂になるでしょう。そうするとヴェブレン効果・アンダードッグ効果・ザイアンス効果が働き妊娠に対してポジティブな心象になります。海外の学校では、妊娠した女性のクラスメイトが次々と妊娠したとの事例もございます。

 ※オペラント条件付け・・・自発的行動に対する条件付け。若く妊娠した              人に対して差別的な言動をしてもよいなどの              空気
 ※ヴェブレン効果・・・・・顕示効果。ブランド物がほしいなどの女性の              心理行動。ここでは赤ちゃん。
 ※アンダードッグ効果・・・弱い立場の人を応援したい欲求

10 区内の幼稚園、なければ小学校1-2年と、中学、高校の時に、交流を持たせる。
※ザイアンス効果で心理誘導を増大させる。

11 中学の校則に恋愛に関しての項目を作り、節度ある交際をしましょう。的な感じで明記。禁止はNG
※権威をつかいアイヒマン効果を演出。その後、バンドワゴン効果を演出に繋がる
 
  ※アイヒマン効果・・・・責任代理状態ではどのような決断もしてしま              うこと。校長、市の関係者、市長、支会長な              どが男女の交際を容認する演説などをする               と、責任代理状態になり、恋愛に積極的にな              るように心理誘導
  ※バンドワゴン効果・・・多くの人が支持しているものに対して、より              多くの支持が集まること。ここでは恋愛するのは当たり前の声を大きくするように心理誘導

12 同じ地区の高校に、恋愛禁止の高校があれば、憲法違反だと交渉。目標は高校の校則に恋愛促進的なことを入れる。
※権威をつかいアイヒマン効果を演出。その後、バンドワゴン効果を演出に繋がる

13 各年齢ごとの自然妊娠の確率を調査。30-45歳。【これは前提条件3まですべてクリアした時のみ可能】

※残念ながら、自然妊娠の確率は存在しない。日本生殖医学会に妊孕性(妊娠する力)の目安はあるが、18-19世紀のデータを元にしているのであくまでも目安。データがとれれば世界的に有益。
※このデータが結局ないから40歳になっても自然妊娠を出来ると思っている人が多数になる。
※重要で必須事項。人間は「確証バイアス」がかかり都合の良い情報しか信じません。卵子が老化して子供は産めなくなると言う無慈悲なデータを公開して、独身の人の目を覚ませることが必須
  ↑※某妊活雑誌で、40歳の妊娠確率40%!などとありえない数字を載っ    けておりましたが、これは齊藤英和先生が「少子化社会対策大綱策定   のための検討会 平成26年12月12日」で内閣府に提出したデータの一   部を切りとって歪曲したもの、残念ながら今は見れないが、不妊治療   で生理からの日数により、妊娠確率が違うデータ。あくまでも少数のデータであり、排卵日による比較のデータである。
※ちなみに女性で「子供はほしくない」「結婚も絶対にしない」と言っていた女性が、40歳になり、同居婚と嘘をついて不妊治療をした例などございます。閉経寸前と現実を見ると、女性は意見を簡単に変えます。

14 リアルのお見合いを大々的に復活させる。18歳以上の独身の人にどんどん同地区の人と交際するように仕向けましょう。まず最初に宣言し、ボランティア募集。いなければ各自治体に1名づつ役員設置。独身の人のデータ集めと、窓口を作り、リアルマッチング。

15  45歳以上の独身、子供なし夫婦に関して「子育て寄付」を求めるキャンペーンをやる。
※本来なら税金をとりたいところだが管轄外なので無理。なのであくまでもポーズのみ。ポスティングで対象世帯にチラシを入れるぐらい。「独身は損」だと刷り込み効果、ザイオンス効果を演出。万が一、寄付が集まったら貧困家庭などに対して支援か若者への支援

16 学生婚をした人。子どもが出来た為に学校を辞めてしまった人へ。就職支援。地区内の会社に働きかけはできないのか?それが出来たら、これを大々的に喧伝すること。
※これも安心感を与え、心理誘導により結婚&出産に対して肯定的な選択をさせる心理誘導。
※前提条件2まで出来たら、市長に交渉をして深谷市全域に就職斡旋先を広げたい。

17 16と同じで、既婚者で失職した人へ就職斡旋の働きかけをする仕組みを作りたい。市長に協力を要請して深谷市の会社と交渉をしたい。

18 30歳を過ぎた既婚者に産婦人科に検査に行くように催促。前提条件3がないと出来ない。
※13と同じで、女性に現実を突きつける方法。「確証バイアス」をさせない。

19 30歳以上の独身者に産婦人科に検査に行くように催促。卵子の状態を調べてもらうに催促。前提条件3がないと出来ない。
※18と同じ理由
※14で結婚をするように誘導をすること。

20 13が出来た場合のみ。その結果を市や県や国に公開してもらうように交渉。SNSで拡散などをしてもらう。

21  地区で独自に「母親手帳」「父親手帳」「おじいちゃんおばあちゃん手帳」を発行して核家族ではなく、大家族の大切さを問う。また、小学校・中学校で少子化のことを学び、結婚と結婚生活を教えるのでそれを共有する意味があります。
※例えば、中学高校で男女交際を反対する親などもございますので男女交際の大切さを記載。また、結婚したいと娘の彼氏が来ても、学生だから、若いからと反対しない。また、子供が結婚したらそれを支える大切さ。また、独身の人がいたら14などにどんどん参加するように働きかけをしてもらうなど多種多様

22 リアルでの出会いを増やすことも大切です。条件は気軽に利用でき、出来るだけ場所は多く、男女が出会えるところです。
※残念ながらそこまで私は思いつかない。地区民を巻き込んでアイディアを募りたい所です。

23 今後、夫婦共働きが社会の中心になります。そのような人の為に、自治会館を開放し、ボランティアの近所のおじいちゃんおばあちゃんが子供達を見れる環境を作り上げるべきです。ご年配のボケ防止に最適だと思います。
※保育園なども時間制限がありなかなかフルで働けません。そのような人の為にも何かアイディアが必要です。例えば、ベビーシッターを複数の家族で雇い一緒に見てもらうシステムなどの構築。

以上となります。

 最後になりますが、若い既婚者が得する世界を作らないと絶対に少子化対策は成功しない。先進国全体で少子化が進んでいるのは、先進国全体で初婚年齢が上がっている為です。国だけでは少子化対策はダメなのです。県や市、さらにミクロな地区・自治会などやるからには多数の政策を一気に実行しなければなりません。
 今回、国が強烈なメッセージのある3人産めば大学無償化の議論を始めましたが、それだけでは絶対にダメなのです。自治会から市、県、国へと少子化解決の為の波を作れるのはこれを見ているあなただけなのです。


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