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私立小学校入試でのNG行動、小学校受験終了後のクリスマス会で見えた自制力の差

昨年のエピソードで恐縮ですが、我が家では年末恒例の子ども達のクリスマス会を行いました。
そこで見えた、私立小学校入試でのNG行動と言われる
自制が効かない
(楽しくなると話が聞けずルールが守れなくなる、所作が悪くなる)
について書かせていただきます。
試験では大丈夫ではありません。日常がでます。
先生方はこれまで多くの子どもたちをみてきて、巧みに子どもの特性を引き出していきます。

今回のクリスマス会のメンバーの進学先は、幼稚舎、早稲田、学習院、成城学園、筑波、学芸大附属etc…あくまで一校につき1人か2人のお子様をみてですが、私立小学校へ入学される方は全員が、自制心を保つ力を持っていました。

幼稚舎、早稲田、学習院へ進学されるお子様は、どのお子様も周りを見て大人びた言動でさっと手を差し伸べ、主張しすぎる事もなく、皆様の成長に本当に感心致しました。
成城に行かれるお子様もとてもお優しい子で、黙々と遊びに熱中されておりました。
全体では幼稚舎早稲田組が、周りをみながら遊びを引っ張って楽しく過ごしていたのですが、食後、国立組さんが揃って楽しくなってしまった様子で、危険行動やお約束が守れなくなってしまいました。子どもたちの中でも○○しない方が良いんじゃない?と声があがり、私からもご注意しますが、押しのけて走って行かれます。お母様方もお優しく、仕方ないね、という雰囲気でしたが、いくらペーパーや巧緻性が出来、集団の中で主張ができても、私立が難しかった理由を感じてしまいました。国立は地頭が良いお子さんが多いですからきっとこれから脳が発達するに従って、バランスがとれ、その様な部分も優秀に成長されると思います。
私立合格に自制心を保つ力が必要な背景は言わずもがな、制服を着用した生徒は広告塔です。
また、上位校合格には、周囲の反応をみながら提案し、集団を牽引する力が必要であるという事を感じました。
幼稚舎早稲田のお子様は、ひとつの事を工夫しながら途中お友達の誘いで別の事をしたとしてもまた戻って集中し、ひとつひとつ物事を完結させていました。また、幼稚舎組はとっても素直でした。
今回のメンバーに限った独断で申し訳ないのですが、志望校が私立である場合には、是非自制心を養って本番に望まれて欲しいと思いました。

お子様の特性に合わせ、志望校を選ぶというのが大切だということと、志望校に合わせて取り組むべき事を正しく認識対策する事で、短期決戦の場合にも合格を掴む事ができると思います。
国立の公表されている倍率は大変高いですが、実際には私立の合格者は棄権したり、合格しても結局私立を選ぶご家庭も多く、特に学芸大学系ではお教室での受験対策をされずに当日を迎える方も多いので、私立の結果が全く振るわない方でもご縁があります。

最後まで諦めない事で、その子に合った学校にご縁が頂けると思います。

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