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あなたの心の中の未解決のものすべてに対して忍耐を持たれることを。

常にぴんと張られたアンテナ。ふつふつと湧き上がってくる向上心。迷うくらいならやればいいじゃん、という度胸と行動力。

「私らしさ」は、未知の世界に連れて行ってくれたし、新しい人に会わせてくれました。どこまでも飛んでいけるような気持ちにさせてくれる、そんな私の資質が大好きです。

でも、心の中にはいつももやもやがありました。常に全力で何かをしないと前進していない気がして不安だったのです。夢中になるものを見つけては一時のエネルギーをぶつけ、やがて熱が冷めて次の山を探しにいきました。

長年の夢に向かって行動し続ける先輩や一つの趣味を極めている友人をみて、私には何があるの?何者になるの?何をするの?という焦りがありました。

「2021年の目標は、もっともっと行動する、にする」と親しい友人に話したら「いつも通りってことね」と言われました。

KNOCKでは、一時的ではなく永続的にエネルギーを注ぐ対象を見つけたいと思っていました。そうすれば、もやもやから解放されるし何者かになれるから。

でも、そんなものは見つかりませんでした。代わりに、初めて「立ち止まる」ということをしました。

自分が好きなことは、自分が知っていた

加来さんのワークでは、最初に「自分は誰?どんな人?」という問いに対する答えを色々な視点から10個挙げ、自分にとって大切なこと・大切でないことを区別してみました。その後、Pintarestを使って「人生で大切にしたいこと」の画像を集めました。直感的に、好き!良い!と思った画像を集めるという簡単なワークです。

すると、別に優先度は高くないと思っていたことが、実は絶えず情熱を持っていたことで、私の人生になくてはならない要素だということに気が付きました。

例えば、自分はどんな人?→「健康第一の美容オタク」は、ただの趣味程度でそこまで重大なテーマではないと思っていました。しかし、集めた画像を見ると健康・美容に関連するものが多く、心身の健康を保つことが生活の中で一番の優先事項で、美について自分なりの哲学と情熱を持っていたことを再発見しました。

他人がやっていることや、社会でちやほやされていることを身に付ける必要はなかったのです。次なる山を外に外に探しにいっていましたが、自分の心の直感的な「好き!」に答えは隠されていたようです。

毎日コツコツと、根を張る

三浦さんの講義で、「根を張る」というお話がありました。周りに左右されず、自分のやりたいことをコツコツやる。そのようにして静かに、しかし着実に根を張る。そうすれば、気づいたらティッピングポイントを迎え、大きな変化がやってくる。

長年の夢に向かって行動し続ける先輩も、一つの趣味を極めている友人も、最初はスモールステップからの始まりだったのだと思います。ただ、情熱を絶やさず毎日コツコツそれと向き合い、結果として周りが驚くような成果を出していたのだと思います。

私は今、中国語学習を続けています。以前何度も「上級者レベルになる!毎日1時間やる!」と決意して机に向かっては数日でやめていました。今行っている毎日15分の中国語ラジオとKNOCK仲間との週2回の記事の読み合わせは、単純に楽しく、言語学習の醍醐味を味わえる大切な時間です。

また、以前から趣味でピラティスをしていましたが、最近はスタジオに通い始めました。通い始めた当初は「どうせやるなら資格を取ろうかな、だったら毎日みっちりやるのがいいかな」と考えていましたが、KNOCKを経た今は、自分のペースで楽しく運動するために通っています。

成果を出そう、極めよう、と思って何かに取り組んでも、すぐにエネルギー切れになって続きません。代わりに、気楽に楽しみながら毎日少しずつ続けた方が遠くにいけるのだということを学びました。

自分が何者かなんて、今わからなくていい。生き急ぐのはほどほどにして、私は私のペースで進めばいい。今まで全力疾走していましたが、KNOCKを通して一度立ち止まることができました。

私をどこまでも飛んでいけるような気持ちにさせてくれる、愛すべき「自分らしさ」は大切にしながら、自分の好きなことをコツコツをと続けていきたいです。

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