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アーティスト・チャイルド

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「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」という本の中で、「自分自身の創造的な心」とされる存在。小さな私の投稿まとめ。
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2024年5月の記事一覧

→蓮「そんな傷ついた男子学生だったあたしに初めて『スカート似合いそう』って言ってくれたのが初恋の男の子でね。文化祭でバンドを組むことになって、当時ビジュアル系が流行ってたから、女装して華を添えてほしいって誘われたのよ。超可愛いゴスロリになったわ。あたしの青春♡」
松月「青春だ」

→蓮「双子の親ならどっちも我が子で、どっちも大切でしょ。たとえ片方がどれだけ恵まれてても、もう片方がないものとされてたり、虐げられてたら傷つくのよ。だからあたしはどっちのあたしも大事にしたいの」
松月「そうですよね……」
「そんな傷ついた男子学生だったあたしに」→

→松月「蓮さんは自分の内面の性というか、男女の比率みたいな感覚ってありますか?」
蓮「言葉にするなら1:1ね」
「1:1?」
「10:10と言ってもいいかもね。男の私と女の私の双子みたいな。だから男装も女装も両方要るのよ」
「そういうことか……!」→

松月「蓮さんが私のことガールって呼んでくれるのは、高校時代に書き始めたからだと思ってました」
蓮「あなたの中の少女の魂に言ってるのよ♡」
「アーティスト・チャイルドですか?」
「ええ、ちっちゃい松月ちゃん。あの子も大切なあなたよ。忘れないでね」
「大切にします。蓮さんは」→

→松月「書くのに大切?」
幼女「考えてもみるの。作家がいろんなキャラの気持ちを描けるのはどうしてなの?」
「そりゃあ自分の中のどこかに種があるから、かな?」
「半分正解なの!だから松月の種の一部をわたしが持ってたの」
「半分正解?」
「自分の中というより奥なの。奥はもう外なの」

→松月「えっ、そうなの?」
幼女「なの!小さい松月は8:2くらいで男の子っぽかったけど、2がないわけじゃないの。2の女の子を出すのをためらったから、わたしがずっと持ってたの。どっちも大切だから届けにきたの!」
「持っててくれたの?」
「当たり前なの!書くのに大切なの!」→

松月「前から不思議だったんだけど、アーティスト・チャイルドって幼女だよね」 幼女「なの!女の子なの!」 「今日も元気だ。私、子どもの頃すごくやんちゃで男の子みたいだったのに、創造性が形をとったら幼女なんだね」 「子どもの頃、松月が表現しきれなかった姿がわたしなの!」→

内界の彼らの声を聴くとき、自分の真ん中を「一瞬空にするイメージ」を持つと、そこにスッと言葉が入ってきます。静かな白い空間に一人分の声が響く感じ。その声に安心したら彼らの声だと思ってます。
あるいは私の真ん中を通る道に文字が流れてくる感じ。最近はそんな風に脳内会話しています。

「いいこと言うね」って言われた時の反応、岬は光の速さで調子に乗って、夏海くんは「そうか?お役に立てたならなによりだ」とスマートで、ルカさんは「君の気持ちに寄り添えたなら嬉しいよ」と柔らかで、「なの!」と誇らしげなのが幼女で、「当然や、俺やからな」と顔色一つ変えないのが朔くん

松月「アーティストチャイルドの幼女、ゴールデンウィークが終わるね」
幼女「五月病対策は万全なの」
「万全なの?何すればいい?」
「気持ちが落ちやすいから意識のクリアリングをするの。モーニングページも有効なの。そして太陽を浴びるの」
「万全だ」
「あとは息してるだけで上出来なの」