「足りない僕らが歩む道」についての反省・考察 - 1

このnoteについて

 このnoteは、拙著「足りない僕らが歩む道」の完成に当たって、良かった点や悪かった点をまとめ考察する物です。そのため、「足りない僕らが歩む道」の展開のネタバレなどが含まれます。
 すでにお察しの方もいるかもしれませんが、堅い文章は苦手(拙著って何じゃいって感じ)なので口調が頻繁に砕けます。
ご了承の上お読みいただければ幸いです。

ではなぜ、わざわざこれを公開しているのか。それは客観的な視点がほしかったからです。
自分の作品に対して第三者視点で向き合おうとしても、やはりそれは難しく、自分では見えないアラなどが見つかると思ったからです。様々な考察や感想を聞ければ自分の力と出来ると思いここに公開させていただきました。
つまるところ、このnoteは非常に主観的な視点で書かれた反省・考察であるというのをご理解いただきますようお願いいたします。

- 1としては、本文の細かい内容などに触れず作業を終えて抱いた、失敗したな~という点を挙げていこうと思います。

 では、堅っ苦しい挨拶はこの辺にして本文へGO↓


この作品の立ち位置

まず、この作品はMF文庫ライトノベル新人賞の応募作です。
どういった思い出この作品を作ったのか、その思惑に合致した作品が作れたのかなどといった事から考えていきます。

まず、今回の初めの目的は一つまとまった小説を書き上げる経験を積みたい。その上で、奇抜な物を書くのではなく文章力が顕著に表れるであろう王道の物語を書き、技術の向上を図ろう。

この目的を踏まえ、夏に設定の構想を終えて本文を書き始め、11月後半に全180ページとなった足りない勇者の英雄譚を完成させる。
その後、一通り読み直しあまりのひどさに書き直した方が早いなと思い立ち、12月中にもう一度書き直した物を完成させることを決意
12月が終わり、39ページぐらい書いたところで飽きて書くのをやめる(なめくさっとんのかコイツは)

はいまずひとまずはこんな感じですね。だいぶこの時点でやばい奴。本当に小説家になる気があるのか不安になります。

ここまでの反省を述べると、まず良かった点
・飽き性な俺が、一度は完成まで持っていった
・意外にも面白いと思える場面はいくつかあった
で、次に悪かった点
・二回目を完成させなかった
・完成させた経験で調子に乗り、無理な計画を立てた
・キャラクターが定まっておらず、やり取りが気持ち悪かった
・無駄なエピソードが多い

この点に関して言えばうろ覚えです
一応メモとかも残しているんですが、過去のことなのでここはあまり深掘りせずちゃっちゃと本題を目指すために、軽くふれるだけにしておきます

まず、一度は完成まで持っていったという点ですね。これは自分でも素直に偉いなって思います。
この頃まで、中途半端な完璧主義だったんで治して治して完成しないで結局どこかに投げてしまう。これが典型的な例だったんですが、まずは完成させるという意識を持つに至りました。
これがなければ今回の小説もなかったでしょう。
意外にも面白いと思える場面があった。これはこの文だけで完成してるので特に言及はしませんが、良いと思える点があったから続けられているという感じですね。

次、二回目を完成させなかった。これに関して言えば自制出来ない自分に対してもイライラして負のスパイラルだったんですよね。
なので、構成の勉強をするという言い訳使って逃げました。ここについてはこの後にまた書きます。
で、完成させた経験で調子に乗り、無理な計画を立てた。これが一番の問題と言えます。またこれも後で関わってくるんでとくには書きませんが、自分は出来ると思いこんでしまったことが痛かった。
後のことについては技術的なこと何でこれもまた本題で書いていきます。

頑張った11月から堕落した12月、となってどうなった1月2月
1月と言えば春休みですね。この春休みを使って、様々な小説投稿サイトで短めの小説を毎日挙げ、起承転結をいろいろ試して構成力をつけようとしました。
これはあまり言うことがないんですが(ほぼ何をしたか覚えていない)
意外ときつくて毎日投稿出来ず、出来ていないことが苦痛になり逃げるようになってしまった。
少し褒められて嬉しかった。
あまり構成力は上がらなかった。
って感じですかね。完全に余談になるんですが、この構成力の勉強で書いた”召喚獣の億劫”というオムニバス形式?の小説なんですが初めてレビューがついて嬉しかったです。一応、完成のイメージや書いてないエピソードもあるんでまた続きを書きたいと思ってます。

そして3月
長々とここまで書きましたが、ここからが本題です。
MF文庫ライトノベル新人賞応募作、「足りない僕らが歩む道」
この作品についての反省となります。
実を言うとまだ読み直してすらいない(かなりヤバい奴)なので、大雑把な反省をして、明日か明後日かはたまた来月となるのか、それとも続きは上がらないのか
後日とさせていただきます。(目標は明後日までに)

これはどのような作品なのか。
足りない勇者の英雄譚を抽象化、再編集した小説になります。
大まかな完成までの計画を辿ります。

3月1日 3月中に作品の完成を決意、超大まかな予定を立てる

ちょうど届いた”ミステリーの書き方”(小説の書き方指南本のような物)を今日中に読み終える
3日ぐらいで全体の構想を立てる
10日ぐらいで本文を完成させる
3月21日に実家に帰る予定が入っているのでそれまでに細かな文章の修正を行う
自宅に戻る25日までに足りないエピソードや不必要なエピソードを洗い出す
30までにそれらの追加、削除を行う
そして3月31日、余裕を持って応募する



惚れ惚れするほど完璧な予定です。では、ここから事実のみを追います

3月5~8日(正確な日は忘れた)
ようやくミステリーの書き方を読み終える
3月11~13日(ry)
構想を練り終える
3月20日
起承転結で言う承の4分の3まで書き終える(具体的に言うとララメ死亡直前まで)
3月25日
実家で使ってないノートパソコンを掘り起こし、承を完結させ(ララメ死亡)帰宅
3月30日
転まで完結(第三章完結)
3月31日
完結、投稿

大まかな流れはこんな感じです。うろ覚えで少々雑ですが、重要なところは細かな日付ではないので許して下さい

いやぁ、それにしても酷いですね。何が酷いって褒められる点が一つもない。無理矢理一つあげるとしたら強引に応募まで持って行ったことですね

では全体を通してまた良かった点、悪かった点を振り返ります。これは内容などにも触れます。せめてこちらでは良かった点があってほしいですね

良かった点
・なんとか応募し、一つの区切りを作れた
・書き終えて、しっかりと今反省をして次につなげようとしている
・時間的にギリギリになり、完璧な文章を目指し応募を諦めるか、応募するための文章を書くかという選択を迫られ、後者を選んだこと
・無作為に文章を書かなかった

悪かった点
・あまりに無茶な予定
・前半の怠惰さ
・設定の練りの甘さ
・キャラクター設定の甘さ(上点に似ているが一応)
・構成の不出来さ
・思いつきでの設定の追加

ぱっと思い浮かんだのはこんな感じです。
では、良かった点から反省していきましょう。

なんとか応募し、一つの区切りを作れた。
これは2018年から本格的な執筆活動を開始し、ただの小説家からプロの小説家を目指すに当たって、その行動の第一段階として新人賞に応募出来たと言うことです。
小説もどきを書くことで、小説家を自称していました。そうして、とうとう新人賞にも応募し、さらに次のために反省を行っています。
やっぱりここに関して言えばステップアップしているなと思うので自分の坊主頭をジョリジョリしたります。

次は特に言うことがないので省きます。
てことで、時間的にギリギリになり、完璧な文章を目指し応募を諦めるか、応募するための文章を書くかという選択を迫られ、後者を選んだこと。ですね。
これはまぁ賛否両論あると思うんですが、今回自分はよりよい作品を作ることよりも応募するということに力を注いだことを評価したいですね
正直、30日の段階で一度諦めかけて、4月10日まで締め切りがある公募に乗り換えようとしたんですよね。こっちの道を選んでいたら、応募すらしていなかった気がします。それは大げさかもですけどね。
やはり、完成ですね。今回の一番の戦利品は。この経験があったからこそ、次もっと良い計画を立て完成にたどり着けると思います。

次、無作為に文章を書かなかった。
これについて言えば「足りない勇者の英雄譚」という作品があるんですけど
この作品ではまずは書くということを念頭に置いて作業をしたんですよ。そのため、思考より文章量が重視されて冗長で整合性のとれていない分がかなりの量出来上がったんですよね。
今回は逆に、いまどのようなエピソードが必要かを考え、その後それに沿って書いていく。もっと言えば必然性をしっかりと考えてから文章を書きました。
これが上手くいってない部分もあるんですがこれは少し成長かなと思います。

では、良い点はこんな感じ。次の悪い点

あまりに無茶な予定。
これについては一言、経験の浅さですね。書き上げた経験が「足りない勇者の英雄譚」しかなかった為に、そこから導き出すしかなかった。
前述したとおり、こちらの作品では考えるより先に文章を書いていたんで結構簡単に文字を書いて行けたんですよね。
なので10日もあれば100ページは優に行けると考えていました。んなあほなと言ってやりたい。
ここに関しては今回の経験でかなり改善出来ると思います。次は余裕を持って作業を進めていきたい。

さて次に前半の怠惰さ。ここはまだ「足りない勇者」神話を信じて俺ならすぐ出来るさと余裕ぶっこいていたのが原因ですね。愚かなり。

設定の練り。これは上の怠惰のせいで予定がつまり、焦ったことで最低限の設定で書き始めてしまったことですね。書いていきながら埋めていけば良いとすら思っていました。浅はかなり……
書き始めて気づきました。最低限もこなせていなかった。

そして最低限こなせていなかったと言うことでキャラクターの設定の甘さ。
これは痛かった。キャラクターが動かしずらいのなんのって。でも、以外とララメは可愛く動いてくれた。ララメマジ天使。
これから通しで見たときにキャラがぶれてないことを祈るばかり。

構成の不出来さ。ここに関しては設定の甘さもありますが経験の浅さもかなりあると思っています。
ここについてはまた次の記事で深く触れていくことになると思いますが特に起承転結で言う転と結がまずかった。
転に書きたかった事がきて、完結してしまった。そのために結がかけなくなった。苦肉の策で転のエピソードを削いで結に持ってきましたがこれはバランスが悪い。

そして最後思いつきでの設定の追加
これも結局は設定の甘さが原因ですね。よく言えば、穴があるから想像が広がった。悪く言えば穴だらけだから何でもはめ込めてしまえた。
個人的には設定を練って、思いついた要素はまとめておいて、完結後にまたバランスを考え追加するか考慮するのが良いかなと思ってます。
ここら辺が実際どうなのかはこれもまた次の記事で。
経験が浅いのもあるので、何度か試すことになりそうではあります。

大体はこんな感じですね。
結構長くなってしまったのとバイトがあるので今回はここまで。
次は本文を一通り読んで、どのようにして書いていったか、その時のメモを追いながら反省したいと思います。どのくらいになるかはまだ未定ですが4パートで完成まで触れて、5パート目で次のための指針決定などが出来たらなと思います。

ここまで読んで下さってありがとうございました。自分はこう思うなとか忌憚のない意見、考察を聞かせていただければ、新しい視点を取り入れられてとても助かりますので、是非お気軽にコメントしていただければ嬉しい限りです。

それではまた次回! また読んでいただければ幸いです!

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