足りない僕らが歩む道の本文作成までにとったメモまとめ

創作途中、GoogleKeepに取ったメモをまとめて貼り付ける
これらについての反省は次のメモにてまとめるのでそちらを参照いただきたい
《》でタイトルを区切り、列挙していく




《新人賞に向けて》
新人賞に向けて第1作目の完成した短編小説を書きあげる
投稿を終えてようやく完成とする

・まず心構え
これは基本に忠実にゆくことを念頭に置いて書く
理由は簡単で第一作目なので練習の意味が強くはじめでいきなり色物ではまぬぶことが散漫になる可能性があるからである
妙な色気を出さず、まずは基本に忠実に
次に量の問題。
ページ数、文字数を意識しすぎて水増しをしすぎない。
完成後、どれだけページ数が少なかろうと一度出力し、不十分である部分の補足、余剰要素の追加に取り組む。

・これを踏まえて
基本に忠実とはどのようなことを指すか
今回に関して言えばシナリオ理論に従う
ミステリーの書き方に記されていたものを参考に、物語を4分割、分割の分かれ目の3点を意識した物語の構成。

そして主軸
これは1つ
多くて2つ
この場合の2つというのは色気を出していると言ってもいいものかも知れないのでできるだけ1つに集約できるようにする
最後の瞬間に主人公が答えを出してフィニッシュというのが一番綺麗だというのを念頭に置いて物語の構成を考えてゆく

・実際の主軸
まず最も重要なのはこの物語を書く理由
それは復讐心に囚われた男がそれに勝る愛のために死ぬシーンを書きたかったからである。
「復讐心に勝る愛」
これを抽象化し、いくつかの要素を抜き出す。
○何かを守りたいという強い思い
○何物にも勝る思い
○最も強い愛という感情
○真の正義
○全てを捨てても構わないとさえ思える強い願い
○全てを捨てても守りたいと思えるもの

第2に平々凡々たる主人公が戦う決意をするということ
これは物語を書いてゆくうちに生まれたもうひとつの書きたいものである。
「自分でなくてもいい。それでも自分を選ぶ。」
○恐怖に侵されながら震える足で進む勇気
○弱いと知っていて何かを信じる(選ぶ)勇気

第3に正義、幸福、生きる意味
これも第2同様にして書いてゆくうちに生まれたものではあるが曖昧であり強引に生み出したものでもあるため候補としては練度が低いという認識をしておく。
他の主軸候補を描くために重要な舞台装置として使えそうである場合にも使用する。
「人はなぜ生きる。幸福になる権利はどこにある。正義とは一体なんだというのだ。」
○生きることへの問
○人生への問
○自分という存在への問

・物語の流れ
要素群の中から抽出された物語の主軸より、一本の線を引く。
要素の証明に至るためのピースを用意してつなぎ合わせる作業になる
最終的に描かれる要素の絵図がもっともキレイになるような、ピース選び・つなげ方を模索する。
《僕たちを駆り立てる感情がある。それでも僕らは自らの足を信じて進もう》
 →何物にも勝る思いに第2の要素を香りづけとして追加
  これが全てをもっともカッコよく写せると判断
  第3要素はゴチャつく危険性があるので廃止

・実際の構成
物語の流れをどのような振り分けにして物語の形をとるのか
《僕たちを駆り立てる感情がある。それでも僕らは自らの足を信じて進もう》
今回の物語の主軸の役割を捉えるのであれば
答えを出す勇者
それを投影し、物語として完成させる主人公という構成になる
勇者のカッコよさを写しつつ影響されてゆくことで物語構造。
物語の筋としてあるべきは勇者の行動の必然性であり、そして勇者の行動に対して主人公が影響を受けてゆくことで、勇者の行動をより明確に浮き彫りにしていく。

A登場人物、舞台、世界観の設定
登場人物たちの性格などの紹介、物語の雰囲気を作る
アンバランスながらも楽しげな旅
異世界としての確立

a問題の発生
問題の始まり。それぞれの目的の判明。それぞれの思惑の始動
キャラクターたちの感情の動き

B発生した問題への対処
主人公→最終目標のための旅、自分が戦う理由の必然性としてある特定対象への依存
サブキャラ→ささやかな幸福による親密度の上昇。気の緩み
※ここでの親密度や関係性の構築が最も重要でのちのちに機能してくる

b問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る。
主人公→依存対象の消失。戦う意味の消失となるもの。自分という存在の必然性の欠如
サブキャラ→思い出す過去。自分がすべきことは。燃え上がる感情。

C広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ。
主人公→逃げ出したいという思い。旅への疑念。信じていたものの揺らぎ。
サブキャラ→トラウマとの対峙。主人公と重ねる過去。自分との対話。結論は。

c問題解決に向かって最後の決意をする主人公
最後の決意。ここが今回の主軸となる勇者の復讐心に勝る思い
誰かを守るために死のうという決意になる

D問題解決への行動 
勇者の最後
最後の結論、主人公の成長↓
「体が震える。逃げ出せと叫ぶ。それでも僕は、震えるこの足で進むことを決めた。絶対に守りたいものがあるから」

・ストーリーライン
具体的な物語上で起きる具体的な事象を書いていく
《僕たちを駆り立てる感情がある。それでも僕らは自らの足を信じて進もう》
人を駆り立てる感情や思い。それに勝るただ一つの信念。
この要素に対して帰結する一本のストーリーラインを引く
着地点に向かい、至るための必然性を確保する要素。引き立てるための要素を洗い出し、それによって物語を構成する。

要素郡
○勇者が強い感情に支配されているということ
→行動目的の提示
○勇者が強い感情に支配されている理由
→感情の背景を描写し、強さを示す。
○怒りや憎しみなどの感情に支配され、救いを得た人の存在
→勇者の結論の逆を提示
○その道へと進むうとする存在
→葛藤
○それを選ばず、救いを捨てても進もうとする勇者
→欲を持ったまま、それでも救いを捨てることが今回のキーポイントとなる
○それを選ぶに足る理由、救いよりも大切になってしまった存在
→前半部での理由の育み。ミッドポイント後にて理由の決定的な確立
○信念を否定する存在。感情のみを肯定する存在
→最後の敵
○それを否定し、勇者を肯定する存在
→主人公による勇者の投影と肯定
○その正しさの証明
→勝利、エピローグ

これらの要素で物語を構成する
舞台装置として
人を駆り立てる感情や思い。それに勝るただ一つの信念。
これをより強調するための設定を考慮する。
感情や思いの増幅、それらの恣意的な方向付け
それに明確に背くことで信念のために動くことをより明確に描写する

A登場人物、舞台、世界観の設定
物語の始まり
旅をしているところ。野営。語りによる物語の空気感の定着。
勇者と主人公が少し仲良くなってゆく

a問題の発生
旅の目的の提示。それぞれのトラウマや抱えるものの示唆。

B発生した問題への対処
迫る敵への感情的な対処
勇者の強い感情の理由

b問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る。
旅の確信へと迫る
感情に支配された敵の出現
敵の手によって主人公が勇者と同じ悲劇を味わう
それを止められなかった勇者

C広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ。
主人公が悲劇に心動かされ、自分も感情によって動き同じ悲劇を繰り返そうとする。
勇者の主人公への自己投影。
移ってゆく思い。抱いてしまう願い。それを払拭しようとする勇者。

c問題解決に向かって最後の決意をする勇者(主人公でなく物語上の最重要人物である勇者への変更)
主人公がやられそうなところを庇い傷を負う
そして主人公に対する思いの自覚。大切なものを守り抜くという最後の決断

D問題解決への行動 
勇者が感情にとらわれ、他の者同様に感情のために動きそうになる
勇者が感情に囚われたままそれでも信念に従った動く
勇者が主人公を送るために犠牲になることを選ぶ
最後の敵の登場
勇者の否定。自らの肯定
敵の否定。勇者の工程。最後の結論、主人公の成長↓
「体が震える。逃げ出せと叫ぶ。それでも僕は、震えるこの足で進むことを決めた。絶対に守りたいものがあるから」

・小説にするために
物語としての大枠はこれで完成したと言える。
次の作業は構成という骨組みに対し、小説に昇華するための肉付け
必要なのは小説、ひいてはライトノベルに至らしめるための要素
ライトノベルを中高生を対象にした、エンターテイメントに富んだ小説と定義付ける
定義より必要な要素を考えるならば第1にヒロイン
次に小説という形を作るための主人公の明確な弱点の設定
主人公のキャラクター性を確保することで、読者との共感性、没入感の向上を図り、更には語り手として物語の凹凸を生み出す
そしてキャラクターの次は世界
世界の雰囲気やどのような発展を遂げているかなどの設定を作る
これによって構成を実際の形にして小説として運用していく。

次のメモにおいて構成のコピーを記し、適した設定やキャラクターたちを生み出し配置することで小説の概要を完成させる。




《物語の設定》
A登場人物、舞台、世界観の設定
登場人物たちの性格などの紹介、物語の雰囲気を作る
アンバランスながらも楽しげな旅
異世界としての確立

a問題の発生
問題の始まり。それぞれの目的の判明。それぞれの思惑の始動
キャラクターたちの感情の動き

B発生した問題への対処
主人公→最終目標のための旅、自分が戦う理由の必然性としてある特定対象への依存
サブキャラ→ささやかな幸福による親密度の上昇。気の緩み
※ここでの親密度や関係性の構築が最も重要でのちのちに機能してくる

b問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る。
主人公→依存対象の消失。戦う意味の消失となるもの。自分という存在の必然性の欠如
サブキャラ→思い出す過去。自分がすべきことは。燃え上がる感情。

C広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ。
主人公→逃げ出したいという思い。旅への疑念。信じていたものの揺らぎ。
サブキャラ→トラウマとの対峙。主人公と重ねる過去。自分との対話。結論は。

c問題解決に向かって最後の決意をする主人公
最後の決意。ここが今回の主軸となる勇者の復讐心に勝る思い
誰かを守るために死のうという決意になる

D問題解決への行動 
勇者の最後
最後の結論、主人公の成長↓
「体が震える。逃げ出せと叫ぶ。それでも僕は、震えるこの足で進むことを決めた。絶対に守りたいものがあるから」

この構成に対して肉付けを行ってゆく
まずはキャラクター
勇者・ヒロイン・主人公
これが最低限の3人とする
役割としては
勇者→物語の結論を出し、主人公を導く
主人公→葛藤し、過ちを犯しそうになりながら勇者に未来を照らされる
ヒロイン→葛藤し、苦しみに苛まれる主人公を支える

これを最低限踏まえたキャラ作り
表面的な設定を作りキャラごとの細かな設定は別で用意する
○勇者
まずは物語の代表として
候補
1.無口でいかつい復讐の鬼系
2.優しく明るく笑顔が可愛いが秘めたる強い怒り系
怒りの中で抗う姿が見たい
最終シーン
1.ずっと憎しみに満たされていた勇者の優しい顔
2.ずっと笑顔だった人の怒りの表情、それでも選んだ選択
1の案では怒りから笑顔へのギャップ、2の案では優しい人でさえ抱く憎しみの強さとそれにさえ打ち勝つ思い
1案の方が変化がわかりやすくギャップによる心的印象の良さが浮き彫りになるためよきかなと
イメージは寡黙な歴戦の戦士
秘めたる怒りと憎しみ。そして大切なものに対する深い愛。

○主人公
どちらかというと勇者の反対のキャラにすることでより勇者のキャラクター性を浮き彫りにして鏡としての役割をモテると考える。
そのため、明るくよく喋る・笑うキャラ
それゆえの葛藤も描けるはず
イメージは明るく良く喋り空気の読めるキャラ

○ヒロイン
勇者の正反対のキャラクター
勇者とどこか対立させ、主人公に仲を取り持たせ、勇者との関係構築を手助け
本質的には認め合っているようにする
でないとストレス面で過負荷になる
そしてもう一つ必要な要素、ヒロイン性。可愛さが必要になる
イメージは物語に対して、勇者と主人公では足りない部分の、穴埋め役




《勇者》
名前:ルーフ・クシュージャ
復讐者より
妻の名前を**・アザーとして
決意してファザー、父となる
年齢:
性別:男

・性格
怒りと憎しみの感情に支配されている
さらに強い大切なものを守りたいという願いも持っている
寡黙な歴戦の戦士
その復讐心はあまりに強大で、目的達成のためにならどんなことだってする覚悟を持つ
最終的に感情的であり、故に信念のために動く
二つの要素を併せ持った結論を出す

・性格の生い立ち
最大限の怒りと憎しみの感情を持っている。理由として最も大事なものが奪われるエピソードを加える。
勇者の願いは大切なものを守りたい
これを壊されたことこそが怒りの原因となるため
①愛する者たちが目の前で殺された
②愛する者たちを殺させられた
そして、大切なものを守りたいという願い
願いを持つに至る生い立ちを想像する
Ⅰ自分を大切に思ってくれる人に守られた
Ⅱ自分が大切に思っていた人に裏切られ守ってもらえなかった
裏切られ続けた世界への憎しみ、故の願いか
愛されたからこその悲しみと憎悪、そして救いか
裏切られ続けたというのは低い面であるものの平坦であり感情の変化に乏しい
そのためより凹凸を作り感情の揺らぎを演出するために

②Ⅰの組み合わせとする

あまり喋らず必要なことのみ
ある意味で素直?
決して笑わずどこか暗い一面を持つ
戦闘での感情むき出しなところとかを考慮すると意外と防壁が薄く感情豊かではある
世界を理解して抑える理性とだからこそ歯向かう激情を持つ
怒り悲しみ憎しみの全てを強く感じ、それを全て怒りに変えてしまう




《主人公》
名前:下平 凡太:しもだいら ぼんた(凡道:つねのり)
主人公の象徴として、読者にステレオタイプを植え付けるため
主人公のキャラクター性である弱く平凡な男であるイメージ
日本人が最も勝手知ったるキャラクター

年齢:17(高校2年生。誕生日と転移日によって決定)
性別:男

・能力
感覚の共有能力
これを持ってそれぞれのキャラクター達と通じ合って行く

・必要な要素

読者の共感性と没入感
勇者の写鏡としての役割を行えるキャラクター性

勇者との繋がり
勇者を写すために表層上の心理としては反対、しかし本質的な内面では非常に近しいものを持っている
生い立ちや境遇などが似ているのが好ましく勇者と同じ問題と戦う事になる。

・性格
勇者の反対をゆくため
表層的な人間
日本人としての共感性、勇者とは逆の行動を取るという要素
人間関係を円滑に進めるためのペルソナを持ち、愛想笑いが上手く、一見して明るい
どこか諦めているフシが有り、それも感情が豊かすぎるがゆえに疲れてしまったからのかもしれない
怒りと諦めという逆の性質を持ち、核は同じく強い感情に起因する
怒り悲しみ喜びすべてを綺麗に受け止め傷ついてしまう

賢いがゆえに全てを理解し諦めてしまい、感情が豊かなあまり自分の行動で余計に傷ついてしまう

・物語上での働き

性格が生まれた理由、変わっていくイベントがストーリーとして機能することになる

怒りと諦め
曖昧な信念
勇者の写鏡とするために
大切なものに守られ、故に失ってしまったという記憶
世界に対する激情とどうにもできないという諦めの感情
そして自分も守りたいという願いに加え物語中で大切なものを守れず自らの手で貶めてしまう
これが物語の核となるだろう
年齢は高校2年生ぐらいで諦めることで自分を守る大人と子供の中間

保護者に守られ、世界に対する怒りや憎みしみが募る
しかし諦めなければいけない環境に生きることを強いられる

現実的であって空想的になりすぎない

空想的すぎない日本での死
交通事故
自殺
事件に巻き込まれる
通り魔
テロ(若干怪しい

世界を憎むに至らしめるもっともらしい理由とは(現実と剥離しすぎない)
もみ消し
犠牲にされた
守ったのに裏切られた
社会の中にいる一般的な人に殺された(社会悪

○ひき逃げ→主人公をかばって死、警察庁のお偉いさんの息子、もみ消し、社会への失望

○精神病の無差別殺人→みんなのために犠牲になった両親、叩かれる、社会への怒りと失望

下案の方がより深い憎しみと諦めの起因となりそうなので採用
両案とも微妙に現実との剥離があることを否定できないが前提条件上仕方ないものとする

バスジャック 犯人に人質に取られた主人公
両親、捨て身の特攻。
組み付いて、首を切られ、それでも動きを止める。
お母さんは僕に覆い被さって守って、
お母さんの背中が穴だらけになって
犯人が僕を見て笑って、警官がきて、ようやく取り押さえられた。
二人とも、死んでいた。
治療するまでもなく既に死んでいた




《ヒロイン》
名前:リダ・ガーディア
導くリーダーと守り手ガーディアン
年齢:16
性別:女

・物語上での役割

物語のエンタメの守護者、足りない部分の補足役
小説としての体を保つためのキャラであり、そしてすべてを補うある意味で最重要キャラ

主人公の支えと勇者との対立
勇者との対比としては、主人公が性格において対になっているのに対し、感情や信念が対になるキャラとする
もうひとつの答えとして信念で動く中、最後は感情に従うキャラ
信念として、感情として勇者との対立、いくつかの肯定。
ある部分では両者を認め合っている
故の勇者の選択
互いに影響を与え合う存在

・信念

これはある意味で物語の答えであり、勇者や主人公が求めているものである
誰かを守る
残虐的で、守りたいという信念と殺したいという感情の勇者に対し
すべてを守りたいという信念、内で燃える全てを憎む憎悪
相反する二つの真実がぶつかり合っているキャラクター性
全てを守りたいと思い、そして最後の感情を受け入れ
守るために殺すという行為を勇者との対比として
誰か大切な人を守る。そのために誰かを殺めるという結論を出す

・信念の生い立ち
全てを恨む憎悪と相反する信念
それは憎悪を押さえ付けるための信念であるがゆえに歪んでいる
両親は全てを守ろうとしていた。敵も味方もなかった
だから殺された。みんなみんなにボロボロにされた
すべてが憎い。でも、両親の信念を自分が捨ててしまうのは嫌だった
ゆえに憎しみで口の中を血だらけにしながらすべてを守ろうとする
抱え込み、ボロボロである
主人公と支えあうことでヒロイン性の確保?
守ることへの肯定、達観。諦めとその上で信じるしかない矛盾

もしそれが嘘だったんだとしても、私はそれに救われた。
私をその気にさせた責任、ちゃんと取ってよね。




《敵の設定》
勇者、主人公、ヒロインの敵として最適なものを選出しなければならない

主人公たちの答えを否定する存在であるのが好ましい
能力はそれを補完する能力

敵の設定はキャラクターにこだわらず概念的なものでも良い明確にキャラクターを配置したほうがわかりやすいのも事実

必要な要素
ヒロインや勇者の恨み・復讐の対象であること

感情と信じるべき信念
物語を通して出した答えの敵であること
この敵を否定し、勝利することで答えの証明、物語の完結とする。

ヒロインの家族、勇者の家族を奪い去った元凶

これらの要素を繋げ、線を引く

今回は明確な復讐の対象が必要なためキャラクターを作る

性格として
この性格はあくまで物語の必然性から引き起こされたものでいい
物語の答えの敵
①信念も感情も持たず、ただ殺戮を繰り返す。
②感情がある。信念がある。ひどく歪んでしまっている。
③感情があった。信念があった。諦めてしまった。世界を終わらせようとする者

物語の答えは感情と信念を捨てない事
そのため片方の否定となるのではなく
両者を持つことの否定、同じ答えでありながら答えが相反するものとなってい場合

切なさの残る③
カタルシスの①、②

今回の物語の本質は勇者の答えのカッコよさや主人公のカッコよさ
ならばこそ、答えを出せたことを強調するべきか
カタルシスよりもたらされるエンタメ性か

物語の答えをより強調するために③を選択する

答えにたどり着けなかったものと
たどり着いた勇者、主人公の強さ

勇者の強さを主人公が強調し、主人公の強さをラスボスが強調する構図になる

次に能力
物語の元凶であり全ての悪事を達成しうる能力が必要になる

答えの信念と思い
それを壊そうする存在
悪事→文明の破壊?戦争を巻き起こす?

キャラクターの方向が決まったので具体的な設定も作り上げていく

ラスボスに続く




《ラスボス》
名前:ホールデン
ライ麦畑より
年齢:17
性別:男

・性格
感情や信念を持っていて、あえて反対の行動を取ることでそれらを押し殺し、耳を塞ぎ、目を塞ぎ、口を塞いで生きる
傷つくのをさけ、進むのを恐れ、ただ無感情に生きようとする

感情があった。信念があった。諦めてしまった。世界を終わらせようとする者

・生い立ち

人を殺したくないという願い、幸せの感情、大切なものを守るという信念

この世界に召喚される
人を殺し続けた。人を殺す能力の獲得のために
視点を変えた。
能力のエネルギーが足りないんだと
感情の共有能力の行使
感情の薄いせいだ
他社へ感情を抱かせるための訓練
愛すべき人を意図的に作る
守るための、救うための能力者
殺すのが下手になった
失敗だ。
人一人分の感情では足りないのだ
殺した対象の感情を受け取る能力者
ちょうどいい処分対象がいた
殺した
愛していた
ああ、殺さなくちゃいけないな
人を殺し続けた
殺しなんてしたくない、したくないんだ
僕を慰めてくれた人が、守ってくれた人がいた
こんな感情はいやだ。そんな信念なんて存在しない
全部全部壊れて
偽物になって、何もかもなくなればきっとつらくない

・能力

世界に戦争の火種を撒く

感情も信念も否定する能力
人の心を支配し操る能力
偽物だと断定してしまえる能力

人の心の支配
これだけでは戦争までは起こせない
人に自らの大切なものを奪わせる能力
別の答えという形もとって主人公と同じ能力にしたい
使い方次第でどんな善意も悪意も行えてしまうような能力

①能力、感情を感染させる能力
②願いを能力へと昇華させる能力

②でいく
この能力自体はさほど強力ではなく、人一人の願いではたいした力が得られる訳もなかった
それを強大なものにしようと考えた者がいた

感情を伝える能力者との合わせ技で強力にできる

感情の共有能力を願いすべてを壊す
誰かが誰かを殺したと思いこませれば感染して感染してすべてが憎くなるだろう

ラスボスはすべてを終わらせるために主人公を呼んだ
同じ僕とは違う僕と同じ人
僕と同じような目に遭って、きっとこいつが証明してくれる
願いも感情もすべて偽物にしてくれる

・キャラクターの起源

感情にもたどり着けない
信念にもたどり着けない

この足で立って歩くのがひどく怖い
僕はこんなにも強くなった
なのにどうしてこんなに弱いんだ。こんなに脆いんだ
別に誰かを憎んでいるわけじゃない殺したいわけじゃない
だから殺す。殺し続ける
自分の全てを否定するしかない
感情だって、信念だってもう見たくないから
目をふさいで耳をふさいで口をつぐんで暗い部屋で一人ぼっち
幸せなんてないし喜びなんてない
それでも辛くないし悲しくない
逃げて逃げて塞ぎ込む
殻にこもって自分を守る

僕のはきっと偽物で
そんなものは存在しなくって
みんなのもきっと偽物で
だから傷つく必要なんてない

どうしてだろうなぁ、思い出しちまったよ。
まだ、はらわたが煮えくり返ってるのに、どうしても殺してやりたいって思っているのに、もっと、大事なもんが出来やがった。
なぁ、ボンタ
キス
愛してる。
行け。生きろ。




《世界の設定》
・地球人特有の能力
願いを能力へと昇華させる能力
願いを能力へと昇華させるのに力をほとんど使ってしまうために
昇華後の能力は恐ろしく小さい
自分で変わる気がない。
「僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えた」か。
結局なれなかった。世界よ変わってくれと願った。
卑しい僕らの卑しい能力だ。

・力の案
できれば感情や信念が力へと変換されるのが望ましい
それによって感情や信念の変化がより簡単で間接的に描写できるようになるから
主人公がほかキャラクターと同調することによって間接的にそれを行う

主人公に対して特殊な能力を持たせた
これより考えられるのは異世界人のみ特異的な能力なのか
世界の人が皆同じ能力なのか

能力は個人で違い、それは育った環境や性格の影響だっていう。正確なことは判明していない。

ここでは表現上信念や感情に起因した能力とする

わかりやすい説明として能力に魔法という名前を与える

生命体やそうでないものにも固有の魔法が宿る
揺らぎのある生命体に対して鉱石などは魔法の変質が起こらず扱いやすい

・各キャラクターの能力
幼女→守るため、救うための能力者
癒やす能力

ヒロイン→おぞましい信念を抑え込み、鋭くあり続けるための能力
氷の能力者
今まで皆を止めてきた能力が鋭い力へと変わる
「私にあなたを殺させないでよね。行って。」

勇者→優しい信念、消えることのない復讐心
○剣の能力者
「剣ってのは元々誰かを守るためのもんだ」




《幼女》
名前 ララメ・シアール
救世主 メシア
年齢 6歳
性別 女

・性格
みんなに傷ついてほしくない
みんなみんな元に戻ってほしい
そんな優しい子
面倒見が良い

・能力
すべてが元に戻ってほしい
そんな能力から直す、傷を癒やす能力

・生い立ち
孤児院の出身
おじいちゃんと暮らしていた。
決して裕福な生活じゃない。いろんな物がなかった。充実した暮らしじゃなかった。それでもみんな笑っていて、満たされていた
お姉ちゃん、お兄ちゃんがいて、妹と弟がいる。
守られて、守って。
孤児院が燃えていた。
みんなが大きな人たちにぐちゃぐちゃにされた。
おじいちゃんが逃げろって言って私を外に出した。
目の前でおじいちゃんの胸に穴が開いた。
走って走って走って。
目を開けたらきっと元通りになってる
みんな直ってる
だいじょうぶだいじょうぶ
私の場所はいつの間にかなくなっちゃっていた。
目の前に、フードの男がいたの
それから記憶がない。




《ストーリー》
・構成
1~28ページ
A登場人物、舞台、世界観の設定
幼女を襲う召喚術士との接敵
魔物を召喚するところを見る
たき火を囲んでキャラ紹介
旅の開始
生きるために隣国へ
戦争を始めた者を殺すため
一人でも多くの人を救うため
そして僕はただ今を生きるため

a問題の発生
主人公が寝る
夢を見る
感覚の共有
ラスボスの顔見せ
自分を召喚した存在
戦争の理由
召喚するための生け贄
次なる生け贄
旅の目的の提示

29~56ページ
B発生した問題への対処
ラスボス討伐のために動き出す
召喚獣との戦闘
幼女を守ることで関係の構築。感情移入
そして主人公の旅の目的の獲得
感情の共有が起き始める
ラスボスの影響

b問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る。
主人公が幼女を殺す。これによって問題の深刻化とラスボスの計画の本格始動となる

57~74ページ
C広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ。
感情や信念を否定し、ラスボスと同じ行動をとる
僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えた
その中で人の多いところへと向かってゆく。
緊迫する状況の中で諦めて諦めて人を傷つける主人公
願いの能力。自分の感情も隠そうと感情の共有能力を行使
ヒロインや勇者への伝達
ヒロインの決意
皆を生かすために殺す決意

c問題解決に向かって最後の決意をする主人公
進む意思を見せたヒロイン
答えは分からないけどそれでも進む意思を見せる主人公
勇者の最後の決意。ここで物語の問に答えを出している

75~112ページ
D問題解決への行動

人々の憎しみの感情の感染、待ちでの戦闘。物語での最後の問
勇者がラスボスへの復讐心を選ばず、すべてを守ることで主人公を守る。物語の解答
主人公とラスボスの戦闘。物語の解答の証明

・キーポイント

○物語のメッセージ
僕たちを駆り立てる感情がある。それでも僕らは自らの足を信じて進もう

○キャラクターの役割
勇者→物語の結論を出し、主人公を導く
主人公→葛藤し、過ちを犯しそうになりながら勇者に未来を照らされる
ヒロイン→葛藤し、苦しみに苛まれる主人公を支える。勇者と対立しそして認め合う
※詳しくは物語の設定、各キャラクターメモを参照

○写し鏡
ラスボスの行動原理について説明をつける訳としてラスボスと同じ状態に陥った後かがりなく近い心理状態に陥る

○主人公
大切な者に守られ、大切な者が守った者達からの裏切り
世界に対する激情とどうにもできないという諦めの感情
そして自分も守りたいという願いに加え物語中で大切なものを守れず自らの手で貶めてしまう

○ヒロイン
その信念がために消えた両親
すべてが憎い。でも、両親の願いを自分で捨ててしまいたくはなかった
ゆえに憎しみで口の中を血だらけにしながら信念を守ろうとする
抱え込み、ボロボロである
信念への肯定、達観。諦めとその上で信じるしかない矛盾
共通点諦め
守るために殺す
守りたいその願いがために信念さえも超える
主人公を立ち上がらせる

○勇者
怒りと憎しみの感情に支配されている
そして大切なものを守りたいという強い願いも持っている
最後に感情的であり、故に信念のために動く
二つの要素を併せ持った答えを出す
信念がために感情を捨てる
おまえを殺せと心が叫ぶ
それでも大切な者を守りぬくと決めたあの日はまだ死んじゃいなかった
守るために殺さない
守りたいその願いが感情を超える
主人公に道を示す

○ラスボス
ラスボスはすべてを終わらせるために主人公を呼んだ
同じ僕とは違う僕と同じ人
僕と同じような目に遭って、きっとこいつが証明してくれる
願いも感情もすべて偽物にしてくれる
最終決戦
すべてを終わらせるためのステージだ

・構成の役割

A登場人物、舞台、世界観の設定
登場人物たちの性格などの紹介、物語の雰囲気を作る
アンバランスながらも楽しげな旅
異世界としての確立

a問題の発生
問題の始まり。それぞれの目的の判明。それぞれの思惑の始動
キャラクターたちの感情の動き

B発生した問題への対処
主人公→最終目標のための旅、自分が戦う理由の必然性としてある特定対象への依存
サブキャラ→ささやかな幸福による親密度の上昇。気の緩み
※ここでの親密度や関係性の構築が最も重要でのちのちに機能してくる

b問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る。
主人公→依存対象の消失。戦う意味の消失となるもの。自分という存在の必然性の欠如
サブキャラ→思い出す過去。自分がすべきことは。燃え上がる感情。

C広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ。
主人公→逃げ出したいという思い。旅への疑念。信じていたものの揺らぎ。
サブキャラ→トラウマとの対峙。主人公と重ねる過去。自分との対話。結論は。

c問題解決に向かって最後の決意をする主人公
最後の決意。ここが今回の主軸となる勇者の復讐心に勝る思い
誰かを守るために死のうという決意になる

D問題解決への行動 
勇者の最後
最後の結論、主人公の成長↓
「体が震える。逃げ出せと叫ぶ。それでも僕は、震えるこの足で進むことを決めた。絶対に守りたいものがあるから」

僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えた

・具体的なページ割り当て
1~28ページ
A登場人物、舞台、世界観の設定
1~6ページ  幼女を襲う召喚術士との接敵
       魔物を召喚するところを見る
7~9ページ  たき火を囲んでキャラ紹介、幼女の状況説明
10~11ページ 旅の開始、近くの村へ向かう、幼女をおいていくのか
12~15ページ 自衛ぐらいできるようになっとけと魔法の授業
16~17ページ なにか語りイベントでそれぞれの旅の目的と戦争への思い
18ページ   帰りたいなと考え事
19~21ページ 今できることをしようと張り切ってみる
22ページ   幼女の治療魔法
23~25ページ 魔法の修練

a問題の発生
25~28ページ ここでページ数の調整 ±2ページを目指す
主人公が寝る
夢を見る
感覚の共有
ラスボスの顔見せ
自分を召喚した存在
戦争の理由
召喚するための生け贄
次なる生け贄
旅の目的の提示

29~56ページ
B発生した問題への対処
ラスボス討伐のために動き出す
召喚獣との戦闘
幼女を守ることで関係の構築。感情移入
そして主人公の旅の目的の獲得
感情の共有が起き始める
ラスボスの影響

b問題が広がりを見せ、深刻化する。それによって主人公が窮地に陥る。
主人公が幼女を殺す。これによって問題の深刻化とラスボスの計画の本格始動となる

57~74ページ
C広がった問題に翻弄される登場人物。登場人物の葛藤、苦しみ。
感情や信念を否定し、ラスボスと同じ行動をとる
僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えた
その中で人の多いところへと向かってゆく。
緊迫する状況の中で諦めて諦めて人を傷つける主人公
願いの能力。自分の感情も隠そうと感情の共有能力を行使
ヒロインや勇者への伝達
ヒロインの決意
皆を生かすために殺す決意

c問題解決に向かって最後の決意をする主人公
進む意思を見せたヒロイン
答えは分からないけどそれでも進む意思を見せる主人公
勇者の最後の決意。ここで物語の問に答えを出している

75~112ページ
D問題解決への行動

人々の憎しみの感情の感染、待ちでの戦闘。物語での最後の問
勇者がラスボスへの復讐心を選ばず、すべてを守ることで主人公を守る。物語の解答
主人公とラスボスの戦闘。物語の解答の証明

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