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sava sava 鯖がヤバイ。

鯖を解凍して、幾日かが過ぎた。

前日に思い立ち解凍するも、気分が乗らずにグラノラ朝御飯。
実にお手軽で、準備が5分と要らないスーパーお助けフードである。
その裏にある栄養表示の信憑性の如何はともかくとして、寝坊、あるいは二度寝、あるいは其のコンボなんてやらかした日には後光がさして見えるほどである。

魚は直前に焼きたい。
なぜなら、焼いて時間がたってしまった焼き魚のシミったれた感じは、例え他におしゃれなサラダがついて、暖かい味噌汁がついて、ほっかほかの粒立ったご飯がいたとしても、誤魔化しようのない厳然たる事実として残る。
魚を食べる幸福感は、焼きたてでしか味わえないと思う。

パリッとした皮も、ジュウジュウとにじみ出る脂も、ほくホロッとした身も、焼きたてでしか味わえない。
時間をおけば、皮はべちゃっとなるし、脂は、魚臭くなるし、身はバサッとするし、いいところが、くすんで消えるのです。

前日に準備して温め直したって同じ、幸福感はない。

そして、鯖を食す気分は移ろいやすく、肉を食す気分に負けがちである。
そう。はっきり言ってしまうと魚は得意な方ではない。

だが、たまにすぅごく食べたくなるのである。ちなみに、チビッ子たちの好き嫌いは別れる。お姉ちゃんは露骨に嫌いで食べません。弟たちはおかわりするくらい大好き。

そして、波が来たと言うよりも、「やばい。捨てるのもったいない。食べなきゃ。」に心理的に追い詰められて鯖の味噌焼き。

同量のみりんと味噌に少量のハチミツを混ぜたタレに漬け込むこと2時間。
焼くこと10分。
ご飯の炊き上がりに合わせて、出来上がり。

追い詰められた上での鯖でしたが、美味しく食すことができました。

成長するための某かにに使わせていただきます。