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片目猫ミイの残した物語

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仕事に忙殺され、自分の存在意義がわからなくなっていたOLが、動物愛護団体のボランティアで出会った、片目のおばあちゃん猫ミイとの日々を綴った物語。 少しでも動物と暮らすということ、…
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#OL日記

一周忌:記すことのできなかった最後の日々

本日、7月11日はミイの四十九日です。 あっという間のようで、とても長かった。ミイがいない。なんだか日々が物足りない。姿、音、におい、感触、空気、すべてが何か足りない。 四十九日の今日記すのは、ミイの最後の数日間の話。 ……と書いていたのは昨年のこと。 写真を見ては泣き、動画を見ては泣き、先生とのLINEのやり取りを振りかえっては泣き…で、結局書き上げられずにおりました。 そうこうしているうちに、5月24日。ミイの一周忌です。1年、本当にあっという間。昨年書き途中で

コロナと在宅と看病の日々。

こんにちは。明日はミイの49日です。 ここまで更新してきたこちらの記録ですが、本日と明日の更新で最後となります。こちらの更新が終わったら、今後は気ままにボランティア活動のことや、今のうるとの生活を記録していきたいなと思っています。 最近の豪雨にとても心を痛めています。コロナでただでさえ大きな痛手を負っているなか、さらに豪雨で被害を受けた方たちを思うと、とても悲しい気持ちになります。そして、同時にどうか動物たちも無事でいてくれてほしいと思います。悲しい思いをしている子がいな

食べられない、歩けない、そして入院。

こんにちは。またもや1週間が経ちました。木曜日更新に決めようかな…。 7月ですね。本来なら、今年この時期はもう仕事が恐ろしいほどに忙しい予定だったのですが、実際には穏やかな日々が続いていて、なんとも不思議な毎日です。とはいえ、そろそろじわじわと忙しい予感がしてきてはいるのですが…。 ミイが亡くなってから、初七日にガジュマルを迎えたのを筆頭に、さまざま観葉植物が我が家にやってきたのですが、どの子もにょきにょき、すくすくと成長し、新芽をつけています。生命力をたっぷり感じつつも

【月命日・番外編】ミイというねこ。

こんにちは。本日はミイの月命日です。タイトルのとおりですね。(と下書きしてたのに、24日内に更新できず、1日遅れになっちゃいました…) ミイが旅立ってからの1ヶ月、なんだかとても長く感じました。ミイとの日々は昨日のことのように思い出せるのに、もうずっとずっとミイに会えていない。あのふわふわでつやつやの毛も、痩せてなでるとごつごつするからだも、顔を埋めるとかおる独特の加齢臭も、どんどん感覚が遠のいていく。一ミリも忘れたくないのに、どんどん遠い昔の過去になっていってしまう、それ

戦いのゴングが鳴った。闘病生活の始まり。

こんにちは。twitterの保護猫アカウントでもたくさんの方に記事をシェアいただいて嬉しい限りです。なのに、更新滞っててごめんなさい…。 毎日じめじめ、むしむしと暑くて、出勤しない日はクーラーの効いた部屋に閉じこもっております。ねこが床で、でろーっとのびて寝ている姿を見るようになると、「あー。夏来たな。」って思います。 ミイが窓辺で日向ぼっこをしながら、てろーんとしていたのが懐かしい。暑いのに、なぜか夜になると顔の横や、お腹のうえ、太ももの間にぴったりくっついてきて、人間