第70回 環境計量士(濃度関係)試験 過去問解説【環化 問1~5】

【環化】の問1~問5の解説です。
なお、解説文は著者の見解であり、経済産業省公式のものではないことを予めご了承ください。
問題文と選択肢の著作権は経済産業省に帰属します。
出典:経済産業省ウェブサイト(https://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/23_kakomon.html
また、解説文の著作権は著者が保有しており、著作権法を含む各種の法律によって保護されています。私的使用や引用など、著作権法を含む各種の法律上で認められている場合を除いて、著作権者の許諾なしに、これらの著作物を転載・複製・印刷・配布・放送・公衆送信・翻訳・販売・貸与などを行なうことはできません。

試験概要

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問1

環境基本法第16条に規定する「環境基準」に該当しないものを次の中から一つ選べ。

1 大気の汚染
2 振動
3 土壌の汚染
4 水質の汚濁
5 騒音

(解説)
環境基本法第2条において、「公害」は大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下、悪臭の7つが挙げられています。
しかしながら環境基本法第16条において、「環境基準」が設けられているのは大気の汚染水質の汚濁土壌の汚染騒音の4つだけです。
その理由は、振動、地盤の沈下、悪臭については測定や人の生活への定量化が難しいためであると言われています。
よって正解は2

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文字数制限のある市販の問題集よりも詳しい解説を心掛けています。

令和元年12月に行われた第70回環境計量士試験の【環化】全25問を解説していきます。 ほかの科目については別マガジンにて、準備ができ次第公…

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