天木翔の詩(うた) 2/4

道を求めし者へ


時の流れに漂い


同じ色を身にまといつつも


いつか必ず あなたは、


ほおを染めながらも


語りださなければならない。



その季節がやってくる。



百億 千億の銀河を


広大無辺な虚無の体感に浸り、


いつか必ず あなたは、


地球という命あふれる惑星(ほし)の


孤独と慈愛の眼差しを、


知る季節がやってくる。



私は、恐れずに


あなたと あなたの抱えた歴史を


同じ地球の生命(いのち)のひとつとして、


受け止めて見せよう。



そして あなたと


母なる地球と共に


虚無の大海に


命と愛の絆の橋を


かけてみせよう。



虚無の流れに漂い


意味もない言葉を重ねながら


いつか必ずあなたは、


あなた自身の言葉で、


語りだす。


その季節は 今。



私たちは 待っている。


 


あなたが、あなたの言葉で、


語りだすのを待っている。

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