鼻呼吸のすヽめ

ここnoteでは情報発信というより、個人の考え方の表現の場であると捉えているため、詳細な引用先などは執筆の都合割愛いたしますのでご了承ください。それでは、鼻呼吸についてしばし、お付き合いください。

口は食事のためにあり、鼻は呼吸のためにあります。

つまり、口で呼吸するというのは人間の身体にとって異常事態。犬とかもよっぽど、ぜぇぜぇしたときにしか口では呼吸しませんよね。

でも、最近の人は安静時にも違和感なく口呼吸が身についている人が増えてきています。

では、鼻呼吸と口呼吸では何が違うのか?

まず肺に入る空気の量が異なります。

口呼吸の方が20%ほど、多く空気を取り込むことができます。
鼻呼吸の方が空気を取り込む際に抵抗があります。

故に、鼻呼吸の方が体の細胞に酸素を届けることができるのです。

「ん?」となった方のために、もう一度言います。

鼻呼吸の方が取り込める空気量が少ないので、口呼吸より、多く酸素を体内に酸素を運ぶことができます。

これは何故か?

血中の酸素を体の細胞に届けるために大切なことは、酸素の運び屋である赤血球が酸素を離してくれることです。

では、その赤血球が酸素を離すのはどんなときか?血中に酸素が満たされたとき?

いえ、血中の二酸化炭素が増えたときです。
二酸化炭素には「ボーア効果」と呼ばれる血中の酸素濃度を決定する能力を有しています。生物学の教科書のどこかに書いてあるはず。

血中の二酸化炭素が増えたことで「こりゃ、大変だー」と赤血球が酸素を離すことで、酸素が細胞に行き渡ります。

つまり、察しの良い人なら「じゃあ、深呼吸しても酸素は届けられない?」となるはずですが、そうだと思います。酸素を離すプロセスとは逆行してますもんね。

ただ、深呼吸すると胸郭まわりの筋肉や組織がストレッチされて気持ちいいですね。

ここで、問題になるのが、「息の吸い過ぎ」です。血中の酸素濃度というのは95-99%が正常値です。常にどこかで赤血球が酸素を離しているので100%は起こりえないようです。

そもそも、呼吸というのは何のためにするのか?一つは体内に増え過ぎた二酸化炭素を排出するためです。

呼吸を繰り返すことで体内の二酸化炭素は排出されますが、排出され過ぎてしまうと、今度は取り込んだ酸素を細胞に届けることが出来ないということが起こります。

今まで口呼吸だった人が急に鼻呼吸にすると息苦しさを覚えるかもしれませんが、それは脳の二酸化炭素に対する耐性が低いからと言えます。だから、「苦しい」と感じてしまう。

鼻呼吸を続けることで、その耐性が上がるので自然と鼻呼吸も続けられるようになるでしょう。

今後も鼻呼吸について、以下のことについて少し表現していくつもりです。
・鼻づまりを改善する鼻呼吸
・顔面形成を助ける鼻呼吸
・疾患、病気に役立つ鼻呼吸

などなど…

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