赤ちゃんの人格形成について考える。

みなさま、お仕事、育児、もろもろお疲れ様です。
シナぷしゅプロデューサーの飯田です。

1歳9か月の息子がここ最近「コワイ」という言葉(というか概念?)を習得しました。今朝は登園の道すがら、「おはな コワイ」と言って、花壇を避けて歩いており、彼の「コワイ」は私の「コワイ」と違うのかな?本当に「コワイ」を理解しているのかな?と気になりました。

モノの名前と違って、ココロの名前は、厳密に共有できないので難しいですね。

さて。
昨年12月のトライアル放送の際、我々制作陣は想いが強すぎて、あれも、これも、と詰込みすぎてしまいました。0~2歳児向けとはわかっていながらも、「生命の大切さを伝えたい」「自然のすばらしさを」と倫理的なテーマも盛り込もうとしました。(もちろんすごく大切なテーマではあるのですが)

とある教育事業の大手企業の方とお話しさせて頂いたときに、そのような話をしたところ、

❝0~2歳くらいの赤ちゃんは、「自分は愛されている」「ここにいていいんだ」「大切な存在なんだ」という絶対的な土台を構築していく時期で、その土台がしっかりして初めて、自分以外のもの(他人や自然や動物など)に心を向けていけるのですよ。❞

とアドバイスを頂きました。
なるほど!そりゃそうか。そりゃそうだ。自分が愛されていると思えないのに、急に他人を愛せない。立ち止まって考えれば当たり前のことのようですが、オトナの私は通り過ぎてしまっていたので、ハッとさせられました。

合点承知!そうとあれば、シナぷしゅがテレビの前のこどもたちにまず伝えるべきは「生まれてきてくれてありがとう」「ありのままそのままのあなたで素晴らしいんだよ」ということだ。よーしがんばるぞー!

・・・と思ったものの、それってすごく難しい。
テレビから飛び出してひとりひとりハグするわけにもいかず。(それこそコワイ)
もちろんパパやママなどリアルに触れ合う周りの人がたくさんの愛を伝えてくれるとは思うのですが、せっかくなら「シナぷしゅ」も赤ちゃんの自己肯定感の形成に一役買いたい。そんな番組を目指したい。

ということで、想いは溢れつつ、解法を見いだせないまま、模索中です。「シナぷしゅ」を見たこどもたちの中に、なんだかよくわからないけど「愛」がぷしゅぷしゅ湧きでるように。

明日から三連休ですね。昨今の事情もあり、子供を連れて外出もできないので、我が家では100円均一のシールブックが大活躍の予定です。

もちろんシナぷしゅも!
昨年12月に放送したものを無料で配信中ですので、みなさんもぜひ、時間つぶしにご活用ください。

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