お金のこと①

何を書こうか悩んだのでツイッターでアンケートを投げてみたらこれが一番多かったので書いてみたいと思います。

正直に言うとお金ってあんまり好きじゃない。正確に言うならばお金に悩まされることが好きじゃない。お金のことは考えないでいいような生活を送りたい。でもそのためにはある程度のお金が必要になる。その矛盾。

私がその考えに至ったのは皮肉にもお金好きがいっぱい集まる韓国のカジノだった。アミューズメントカジノのポーカートーナメントでやたら勝って、旅費宿泊費大会参加費全部持ってもらって来たカジノ。周りにはバカラやルーレットなど射幸心を煽るものが溢れていた。何もしないのもなぁと思って座ったルーレット台。少しずつ賭けてみたがことごとく当たる。4連続で全てあたった。持ち込んだ15000円が30000円を超えた。なのに醒めていく私がいた。

一緒にいた友達がとても偏りの出ているバカラ台を見つけた。卓のみんな興奮して多めに張っている。乗ったら一緒に喜べるかと思って10000円同じ側に張ってみた。あっさり負けた。なんで乗ってしまったのかとその日ずっと後悔した。

余分に使えるお金が増えても何も感じないのに減るとひどく悩まされる。私にカジノは向いていない。そんな気づきを得られた旅行だった。

時は戻って就職活動をするときに、はて私は死ぬ気で働いていっぱいお金をもらったとして、それを何に使うんだろうと考えた。お金はそのままじゃ食べられもしないし、使いみちがないからって無駄遣いするようでは頑張って働く意味がないしモチベーションも続かない。じゃあ給与はそこそこでも楽で残業がない所が良いなという結論に至った。(かといって全ての面接で残業したくないと言い切ったのはちょっとやりすぎたなと思った。まぁこの話はまた今度)

会社員になってお給料をもらうようになった。1ヶ月いくらの定額制(+残業代。しないからないけど。)。このお金で1ヶ月生活をしなくてはいけない。実家にいた頃はいくらかお金を入れてあとは楽をさせてもらっていた。去年10月に高円寺に越してきてからは、その中から家賃、食費、光熱費...etcすべて出している。毎日銭湯に行ってもまだ余るぐらいのお金はあるし、日本全体の平均からすればもらえている方なのであろう。ありがとう弊社。

さてお金が余ったからといってそれを使えるようになったかというとそうはならなかった。未だに一人で1000円を超える外食をするとひどい虚無感に襲われる。無駄遣いした気になってしまう。友達と食べるご飯は3,4000円しても交際費と割り切れるのに。(そんな機会があまりないからかもしれない)

コストパフォーマンスという言葉があるが、自分に対して使うお金に対して価値を見いだせていない状態というのが正確だろうか。逆に私が価値を認めているものに対しては私はけちらずお金を使おうとしているし、実際使っている(と思っている)(生活に影響が出ない範囲で)。

好きな歌の歌詞に「愛の為に金稼ぐ」ってフレーズがあるのだけれど本当にそうだと思う。自分一人のためにお金を稼ぐよりお嫁さん、子供がいたらそのために頑張ろうって思えるもん。これが最強のパフォーマンスですよ。会社にはこうした人がもちろんいっぱいいて、かっこいいなぁって思いながら見てる。残念ながら私にはこうなれる気がしないのだけれど…これもまた今度。

そこそこ書いたなぁと思うけどまだ書きたい内容はあるので、日を改めて②を書いてみようかな。

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