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最前線で見える景色 -メタバースの今-

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メタバース開発の最前線にいるSynamonメンバーが、日々感じていることを綴ります。事業のことから、組織のこと、最新デバイスや技術情報なんかもでてくるかも?!
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#メタバース

メタバースが当たり前の世界を願う、すべての皆さまへ~Synamonの想い~

Synamonがオープンベータ版をリリースした新しいメタバースプラットフォーム「SYNMN(シナモン)」。 2016年から一貫してXRの体験にこだわり続けてきたSynamonにとって、これは非常に大きな覚悟と決断の表れです。 ただし、このリリースによって「XRはやめちゃったの?夢追うの諦めたの?」と、不安な想いをさせてしまった方も少なからずいるのではないかと思っています。 今回は、代表取締役・武樋と共にプロダクト全体を俯瞰し、リリースまで支えてきたCOOの武井にその想いを

メタバースプラットフォームのMoat(堀)は何か?

こんにちは、Synamon COOの武井です! 久しぶりのnoteになってしまいましたが、情報発信の機運がSynamon社内で最近高まってまして、僕も便乗して発信をしていこうと思います笑 さて、今日のテーマは「Moat」についてです! 「Moat」は元々は都市・城壁の周囲に掘られた堀という意味で、そこから転じて中長期的に事業の収益性を守り続けてくれる競合優位性や企業の強みといった意味で使われています。 今回は、メタバースのプラットフォーム事業において、どのような「Moa

メタバースへの5つの入り口(ゲーム・SNS・XR・クリプト・インフラ)

こんにちは、Synamon COOの武井です! 最近、連日のようにメタバース関連のニュースが話題になってますが、今日はメタバースに至る道筋が複数あるという話を書いていきます。 メタバースは、わずか数ヶ月のうちに、一気にインターネット産業の一大トピックになりました。 そのため、色んなプレイヤーが異なる文脈でメタバースという言葉を使っており、その結果「結局メタバースってなんなの?」ということが分かりづらくなっているように感じます。 メタバースは定義自体もまだ決まってないです

なぜ「エンタープライズ向けメタバース構築支援サービス」をはじめるのか?

こんにちは、Synamon COOの武井です! 先日、「エンタープライズ向けメタバース構築支援サービス」に関するプレスリリースを発表しました! 概要としては、「メタバースを活用したいが、空間構築やユーザー体験の設計等をどのように行えば良いか分からない」という企業に向けて、トップレベルの3DCGクリエイターによる高品質なメタバース体験の構築支援などを行うサービスとなっています。 本サービスをリリースした背景を端的にいうと、メタバースをただのブームで終わらせないために、世の

「なぜイマXRなのか?」を代表と話してみた

こんにちは、Synamon COOの武井です。 今日は、「なぜイマXRなのか?」というテーマで書いていきます。 VRやAR、MRを包含した言葉である「XR」は、AIやブロックチェーンと同じくこれから伸びてくる先端テクノロジーの1つとして注目を集めています。 しかし、「なぜイマXRが注目されているのか?」と改めて聞かれると、自信を持って答えられる方はまだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。 そこで今回は「なぜイマXRなのか?」について、Synamon創業以来、XR業界

メタバースのビジネスモデル考察

こんにちは、Synamon COOの武井です。 さて、今日は最近メディアで話題の「メタバース」についてのお話です。 7月末にFacebookが「メタバース企業になる」と宣言をして以来、ここ数ヶ月で「メタバース」という言葉を目にする機会が急に増えました。 ビジネスモデルオタクを自負している僕としては、メタバース上でどんなビジネスモデルが成り立つのか興味がありまして、自分なりの分析と考察をまとめておこうと思います。 「メタバースとは何か?」というテーマは色んなメディアが記