私は、英語のリスニング、スピーキングの練習が目的で 英米の映画やドラマを、日本語訳ではなくオリジナルのまま観ることがある。 先日、ディズニーのアニメ映画「Beauty And The Beast」(美女と野獣)のオリジナル版(英語版)を観た。 観たと言っても実際は聞いたと言った方が正しいのではあるが。 サブスクで再生しながらそれを録音した。 録音した音源を再生してみる。冒頭のナレーションから何を言っているのかわからない。 一旦聴くのを止め、英語のスクリプトを購入することにした
このニュースで紹介されている事例を私もほぼ経験しています。 この記事では紹介されていないことですが、 電車の車内で、無言で肩を、ポンポンと叩いてくる人がいます。 そこで、「何ですか?」と尋ねると、 何やら、手でジェスチャーしている様子。 「すいません、声が出せるのであれば声を出してしゃべってください」 なんてことをよく経験します。 視覚障碍者、特に私のように視力ゼロの者に対しては、 無言というのはとても困るんですよね。 https://news.yahoo.co.jp/ar
19世紀の思想家フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ニーチェの思想に、 永劫回帰というものがあります。 これは、 キリスト教的な時間概念、 つまり、天地創造から終末へ進む直線的時間概念を否定し、 人生は全く同じことを永遠に繰り返すという思想です。 苦悩も不運も喜びもすべて繰り返されるという永劫回帰を肯定し、 すべてを受け入れること。 あらゆる不運、苦悩をも受け入れるというのは、 「仕方がない」という消極的な受け入れ方ではなく、 この苦悩も、不運も自らで選び取ったものであり、 苦悩
私は、約25年前に完全に視力を失いました。網膜色素変性症という眼病によるものです。 進行性の病で、現時点では、進行を止める手段も治療法もありません。 典型的には、夜盲に始まり、視力低下、視野狭窄がとても緩やかに進んでいきます。 眼球の瞳の部分を北極点あるいは南極点とすると、眼球の赤道部分の網膜が変性を起こし、視細胞が機能しなくなります。それが南北極点に広がっていきます。 それによって、最初は視野がドーナツ状に欠損し、それが内外、つまり中心視力の部分と、外側、つまり上下左右
睡眠中に見る夢で、それが夢であることに気付いているものを明晰夢と言う。 人によってはその夢の内容を、自身でコントロールできるらしい。 私はよく夢を見る。もっとも人は誰しも毎日夢を見ているらしく、それを覚えているか、覚えていないかで 夢を見たか、あるいは見ていないか、ということになる。 夢は、脳が活発に動いている際のレム睡眠中に見る。 このレム睡眠の最中は、脳が記憶の整理や定着を行っているとのことだ。それが夢を見るという現象に結びついているとの説がある。 私はよく夢を見る
何年か前のこと。 地方議会の選挙戦の最中でした。 私の住む最寄り駅の駅ビル東口前で、ある女性候補が拡声器を使って演説をしていました。 彼女は駅前の東側に広がるロータリーを背に立ち、 駅ビルの方向、つまり西側を向いて演説をしていました。 彼女のほぼ正面に、駅ビルへの出入口があり、 そこに駅改札へ向かう階段、エレベーター、エスカレーターがあります。 誘導ブロックは、駅ビルに沿うように敷設されており、南北に延びています。 私は駅に向かうため、その誘導ブロックを白杖の先で辿りながら、
先日、朝比奈秋さんの「私の盲端」を読みました。 大腸癌で、人工肛門となった女子大生、涼子のストーリーです。 大学での生活、アルバイト、人工肛門であることを隠しながらも 坦坦と日々を送る涼子。 人工肛門での生活が、どのようなものなのか、その詳細も描かれています。 涼子はふとしたきっかけで、同じ境遇の京平と知り合います。 最初は京平を敬遠していた涼子でしたが、徐々に二人の距離は近づいていきます。 そしてある日、涼子は、学食の窓越しに、ガラスの向う側の足場に立っている作業員の京平に
先日"Seeing AI"なるアプリをIPhoneにインストールしたのだが、 これは視覚障碍者のために作成されたアプリで、 眼の代わりをしてくれるのだ。 Seeing AIを起動し、IPhoneのカメラをその方向に向けると、 郵便物の差出、印刷物などの活字を読み上げてくれる。それ以外にも幾つかの機能を備えている。 例えば部屋をカメラで撮影すると、 「左側に窓があり、奥には白い壁があり時計がかかっている。 その手前に机があり、白いワンピースを着た女性が椅子に座っている。その
私は外出する際、サングラスをかけます。 何かにぶつかった時、顔面を防御するためです。 よく電柱やプラットホームの鉄柱にぶつかることが多いのですが、 サングラスをかけていたことで、小さな怪我ですんだことが多々あります。 先日の朝、ゴミをだしに行く際、サングラスをかけるのを忘れて出てしまいました。 ゴミの蒐集場までさほどの距離はないので そのまま蒐集場へ向かいました。 その時、正面から来るやわらかい風が目元を抜けていきました。 それが幾度となく続いたのです。 しばらくの間、その場