記憶と年代の同期

2004年生まれの私が小学校に入学したのは2011年。小学校では文字や数を学び、プリントやポスターに何月何日何曜日と書く習慣が付きます。でも2011年以前はまだちゃんと文字も書けない幼稚園児、またはそれよりも幼い子供。

つまりは今年が何年かとかを意識し始めるのは小学1年生からということになります、私の場合。だから幼稚園の頃に起きたあの出来事は一体何年何月何日なのかわからない。5秒にも満たない短くて淡い記憶よ縁には白い靄がかかっているようで。

幼稚園も何年通うかわからなかったのでこれを書いている時に母に聞けば2年間と聞いたので、幼稚園の記憶は2009年ごろからの記憶。それよりも前の記憶は納得がいくほど明確な年月の証拠が無い。

自分が0から3歳くらいの写真を見てもなんだかピンとこない意識を感じます。だってその写真が撮られた時の記憶が無いんですから。

唯一確実そうなのはウルトラマンメビウスの記憶。ウルトラマンメビウスがカチコチに凍らされるシーンがおそらくトラウマだったのでしょう。それが再放送とかDVDとかでなければ2007年3月3日の夕方。本当はピンと来てないけれど、おそらく日付と一致する記憶は今のところそれだけかもしれません。

でもちょっと不思議なことはあります。それはパニック障害。私の場合は恋愛をしている時と低気圧などで偏頭痛を引き起こした際に発生します。
その発作が起こる際、頭の中で映像が淡く浮かびます。それは普段から思い出そうと思っても思い出すことのできない記憶。
電池式の知育玩具で遊ぶ、児童館で母の膝に乗り友達みんなで輪になる、など。まだ自分が教育の場で名前が載らないような頃の記憶がまさに走馬灯のように見えてきます。

そしていざ発作が治れば、発作が起こった今現在の時間感覚も曖昧になるし、浮かんだ幼い記憶の映像もうまく思い出せなくなります。だからさっき書き表した浮かんでくる映像ももっとあるはずなのです。


後半の発作の話は私の個人的な話。では皆さんはどうでしょう。記憶と年代を結びつける時は「あの時は確か…オリンピックあってたし20XX年(or 19XX年)だったよ!」って感じでは無いでしょうか。日付とかを意識し始める小学生以前ってその行為が案外難しいんじゃ無いかなって思ったという話でした。

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