週間しゃまお30
今回は久しぶりにMBTIとかのお話です。
あくまで個人的な主観によるものであるので、
「じゃあ◯◯は△△なんだ」みたいには受け取らないでください。
あくまで書いている人の頭の中の理解です。
”反応”にはいくつか種類がある。
・受動的反応
・刺激的反応
・合理的反応
これ以外にも何種類か反応があるだろう。
Fe優勢(1~2)は、大体が受動的反応しか持ち得ないのです。
受動的反応がFe優勢の特徴です。
経験の少ないFe優勢は大体が受動的反応しかしない。
経験を積むに連れて合理的反応も習得する。
刺激的反応はエニア2、もしくはエニア2と繋がるエニアの影響を大きく受ける。
合理的反応はFeの成長途中であり、最終形態とも言えます。
・どのような割合でFeを使うか
・どのような目的でFeを使うか使わないか
どちらにしても他の心理機能と絡み合ったFeであることは間違いない。
~~
Ti/Te優勢の方々は頭が良すぎるのです。
と、思うでしょう。
昔の話をします。
居酒屋でおじいさんと話をしたことがあります。
「息子は頭が良いのにズボラでゲームばかりして怠惰な生活をしている。
大学にも行かせたのにもったいない。
それで喧嘩をしてしまって険悪になってしまった。」
と。
「本当に頭が良かったですか?
全てにおいて頭が良かったですか?
勉強でしか頭が良くなかった可能性はないですか?
頭がよければコミュニケーションも態度も円滑にするハズです。
しかし、頭が良いからコミュニケーションを省いているかもしれません。
頭が良くても悪くても、そのどちらでなかったとしても、怠惰な生活が彼が最も求めているものではないですか。
期待された重みで疲れた可能性は無いですか。
頭が良いからといって、莫大な年収や大きな仕事を求めるわけではないはずです。」
~~
それを言うと、おじいさんは神妙な表情になった。
過去の記憶を、息子の表情や態度を大量に想起している様子が伺えた。
魂が抜けてしまっているように。
何かを間違えてしまったと気づいたように。
~~
最近、葬送のフリーレンを見ている。
投票ではINTPらしい。
フリーレンは仲間から教えてもらったFeで
・イザコザを最低限に抑え
・厚い信頼を得る
事ができている。
Feを利用する事からFeの真の価値に気づいてFeを利用し発揮している。
Tiによる解決の最中に、Feの条件を課している。
そう。教えてもらったFeを、最初は模倣するだけだった。
ただ、Tiの条件としてFeを行使するだけだった。
そのうち、Feが有用である事に気づいた。
そして、Feに価値がある事に気づいた。
お気づきだろうか?
「Feを選択肢として選んでいる」のである。
そして「Ti解決条件にFeを含んでいる」のである。
まてまて。
Q.選択肢でFeを選ぶって、それFeなのか?
A.Feなのです。残念ながら。
皆が思うFeは献身的で、見返りを求めず、受動的であると。
熟成されたFeは時と場所と相手を選び、能動的に合理的に使用”も”される。
Ti単独で解決するのは容易である。
ただし、解決条件にFeも加えた上でTiで解決すれば、もれなくオマケがついてくる。
~~
一度フリーレンから離れよう。
選択肢としてFeを利用するのであれば、
「Feを利用しないという選択肢もあるのでは」
そうです。
不要なFeです。
時にFeは不要です。
Feが万能でデメリットが無い、なんて事は無い。
事実、ENFJヒンメルは殺すべき魔族にFeを能動反応させて生かした。
結果、生かした魔族が人間を殺した。
ヒンメルは魔族に対する経験が足りなかった。
もしかしたら分かり合うことができる魔族も居たかもしれない。
そうすれば価値があり、世界に良い影響を与えるFeであっただろう。
そのFeは、魔族関連では禍根と哀しみを残した。
だがそれ以外では、そのFeは人々に繋がりをもたらした。
ヒンメルがもう一度子供の魔族を殺すか判断に迫られた時があったとすれば、そのFeは合理的反応を示していただろう。
それほどまでに、Feは受動的反応の割合が多すぎるのだ。
~~
話をまとめよう。
・Fe優勢は受動的反応が先駆けになりやすい
・Fe劣等は戦略的・合理的に利用が始まる
利用する事は悪い事ではなく、
Feの利用が最も最適な選択肢になるケースがある
ヒンメルの件を言ったように、ISTPリヴァイ兵長がFeを発揮して無惨な結果になる場合もある。
Feが判断を曇らせて揺らす事もある。
曇り、揺れてしまうぐらいならばTi/Teで解決をすれば良いのだ。
Feは、最初は受動的にしか機能しないリフレクのような自動起動装置である。
しかし、熟成されたFeは選択肢になりうる。
Fe優勢だろうとFe劣勢だろうと、揺れる選択肢にも有益な選択肢にもなる。
Feは選択肢である。
見返りなど一切無いだろう。
だが、それ以上の見返りが来るかもしれない。
自分の預かり知らぬ所で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?